自分の成績が伸びているのか?点数が下がっていると不安になります。
Aのテストで90点、Bのテストで70点。どっちができてると思います?Aの方ができてるように思えますよね?
もしもAの平均点が90点、Bの平均点が50点だとしたらどう?
Bの方がよくできてますよね。
平均点と比べて自分がどれぐらいなのかあるいは下なのか。そんな視点で、テストの出来をチェックしてみてください。
偏差値の出し方
この平均点の比べてどれだけ上か下かをはかる値のことを偏差値といいます(聞いたことあるでしょ?)。
偏差値は本来複雑な計算式で出すものですが、簡易的に大体の偏差値を出す方法があります。(そして本来の数式にけっこう近い数字がでる)
例えば、自分が92点・平均点が70点だとします。
その場合は92点ー70点=22点。22点÷2=11点。それを50に足して偏差値61です。
5教科の合計を出すときは、
偏差値=50 +(自分の点数ー平均点)÷10
となることに注意してください。
5教科分なので、÷2が5教科分あると考えて÷10になるんですね。
高校の偏差値と比べてみる
高校入試の過去問をといたあとに、高校の偏差値と比べてみてください。
偏差値63の高校だとして、自分の偏差値が63だった場合、60%の確率でこの高校に合格します。(※60%合格偏差値の場合)
なので、自分が志望する高校の偏差値に、自分の偏差値を近づけていく努力をしていけば良いんです。
高校の偏差値ってどうやって決まるの?
一般的に、高校の偏差値として出ている値は、その偏差値の人が入試を受けてどうなったか追跡調査をします。そして80%の可能性で合格している値をその高校の偏差値とします。
偏差値は受験者(母集団)のレベルに影響をうける
計算式を見ればわかりますが、偏差値は平均と比べてどれだけ上か下かを測るものです。なので、レベルの高い受験者ばかりが受ける模試だと偏差値は低く出ます。
偏差値は自動計算すると楽
いちいち毎回計算するのって面倒です。アプリを使って自動計算すると楽ですよね。スプレッドシートなら無料で使えて、スマホからも簡単に使えます。(多少使い方の勉強は必要ですけどね。)
当塾の塾生はスプレッドシートを使って、テストの点数だけ入れれば偏差値が自動計算されるようになっています。
偏差値=50 +(自分の点数ー平均点)÷2