中1の授業で全統中の過去問を解いたら、教室がヒーヒー言った話

ランゲージ・ラボラトリーの教室で、全国統一中学生テストの過去問を前に、鉛筆をあごに当てて考え込む中1の男子生徒。「中1の授業で全統中の過去問」「定期テストとは別物でした」「中1で知れたのは得」の文字。

ランゲージの小池です。

昨日の中1クラスの授業で、全国統一中学生テスト(全統中)の過去問を解きました。

結果から言うと、教室がヒーヒー言っていました。

目次

基礎問題で手が止まり、標準問題でヒーヒー

塾の教室で、全統中の問題用紙を前に眉間にしわを寄せてうなる中1の男女。「え、これどうやるの?」の文字。

全統中は「基礎問題」と「標準問題」に分かれています。

基礎問題でも、まあまあ難しい。手が止まる子がちらほら出ます。
標準問題に入ると、もうヒーヒー。「え、これどうやるの?」という声があちこちから聞こえてきました。

普段の定期テストでは、しっかり点を取れている子たちです。
それでも、こうなる。

たとえば、こんな問題

実際に解いた問題を1つ載せます。

1辺10cmの正方形にぴったり入る円と、その円にぴったり入る正方形の図。影をつけた正方形の面積を選ぶ問題

出典:全国統一中学生テスト 過去問(中1 数学)

1辺10cmの正方形にぴったり入る円。その円にぴったり入る、影をつけた正方形。面積は何cm²か。

特別な知識もテクニックも要りません。小学生でも解けます。
気がつけば、ですが。

あなたならどう考えるか。ここで一度止めて、考えてみてください。

答えを見る

答えは③の50cm²。

影の正方形の対角線を引いてみます。対角線は円の直径と同じなので、10cm。
正方形はひし形の仲間なので、面積は「対角線×対角線÷2」で求められます。
10×10÷2=50cm²。

もう1つの見方もあります。影の正方形を45度回すと、4つの角が外側の正方形の各辺のまん中にくっつきます。外側の正方形のちょうど半分なので、10×10の半分で50cm²。

教室では「1辺の長さが分からないから無理」と止まる子が多くいました。
1辺が分からなくても、対角線なら分かる。そこに気づけるかどうかだけの問題です。

こういう問題を考えるのが、面白い。
そして、できなかったときに「ああ、こう考えればできたのか。悔しい」と思えること。この悔しさが、いちばん大事だと小池は思っています。

定期テストは「やるかやらないか」のテスト

中学校の教室で、薄いプリント1枚の小さなテストを手に、得意げに胸を張る中1の女子生徒。「範囲をやれば取れるテスト」の文字。

ここで改めて思ったのは、普段の定期テストが異常に簡単だということ。

定期テストは、ほとんど小テストのようなものです。
範囲はごくごく狭い。その範囲をちゃんとやれば取れる。
つまり、やるかやらないかだけで決まるテストです。

だから、初めて見る問題を考えたり、ちょっと工夫して解いたりする問題は、ほぼ出ません。

全統中は違います。
範囲は広いし、見たことのない形で聞いてくる。覚えたものをそのまま出すだけでは解けない。
中1の子たちがヒーヒー言ったのは、勉強が足りないからではなく、テストの種類がまったく違うからです。

定期テストに慣れすぎると危ない

大きな試験会場で、分厚い模試の冊子を前に青ざめて途方にくれる高校1年生の男子。「こんなに難しいの?」の文字。

中学生が定期テストに慣れすぎるのは、すごく危険だと小池は思っています。

実際の高校入試は、定期テストとは違います。難しい。
大学入試になれば、全然難しい。

「定期テストみたいなものが勉強だ」と思い込んだまま中3を迎えると、模試や入試の過去問を初めて解いたときに、点数の取れなさに驚くことになります。
高校に入って最初の模試で「こんなに難しいの?」と立ち尽くす子も、毎年見てきました。

その勘違いだけは、してほしくない。

中1で「全国の当たり前」を知れるのは得

塾の教室で、問題用紙を手に、ひらめいてハッと目を見開く中1の男子生徒。背景に日本列島の形がうっすら浮かぶ。「全国では、これが当たり前」の文字。

だから、中1のうちに全国レベルのテストを解けたのは、すごく得だと思っています。

「全国では、これが当たり前」
この感覚を、中1から持てる。

お兄ちゃん・お姉ちゃんがいる子なら、高校の模試で苦労する姿を見て、なんとなく気づけるかもしれません。
でも、長男・長女はそれを見る機会がない。
塾で全国のテストに触れれば、長男・長女でも、上の兄弟がいる子と同じように早く気づけます。

学校の勉強は学校で。塾ではその先を

塾の教室で、ノートに図をかきながら夢中で考える中1の女子生徒と、横から見守る塾長。「自分の頭で考えて解く」の文字。

小池が考えている塾の位置づけは、こうです。

学校の勉強は、学校の授業で一発で理解する。
塾では、学校とは違うこと、学校より一段高いことをやる。

定期テストで点を取るためだけに塾に通うのは、もったいない。
塾は、全統中のような「初めて見る問題を、自分の頭で考えて解く」力を鍛える場所にしたい。

昨日ヒーヒー言っていた中1の子たちは、今その入口に立っています。
今のうちに悔しい思いをして、考える楽しさを知ってほしいと思っています。

全国のレベルを、中1から。

塾生特典:まなぶ君で全統中の過去問を練習できる

家のリビングで、タブレットを手ににっこり笑いながら問題を解き直す中1の女子生徒。画面から出る吹き出しに丸とチェックの印。「解説つきで何度でも」の文字。
塾生限定

ランゲージ・ラボラトリーの塾生は、まなぶ君(塾生だけが使える学習サイト)で、全統中の過去問を解説つきで何度でも解き直せます。今回の正方形の問題のような「気づけば解ける」問題に、塾生だけが取り組めます。

まなぶ君は塾生専用のため、塾外の方は使えません。ランゲージ・ラボラトリーの授業を体験したい方は、無料体験のページからお申し込みください。

この記事を書いた人

小池哲平のアバター 小池哲平 ランゲージ・ラボラトリー塾長

ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて

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