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大学は「横」と「縦」の2つの軸で考えていきます。
「横」は、文系か理系か。そして文系なら法学部なのか、経済系なのか、文学部系なのか。つまり「学部」の軸です。
「縦」は「偏差値」の軸です。
大事なのは、この両方を見ることです。「なんとなく○○大学」でも「なんとなく法学部」でも、片方しか見ていません。何を学ぶか(横)と、どのレベルを狙うか(縦)。この2つがそろって、はじめて志望校が決まります。
それを視覚的に示したのが以下の図です。列の見出しのすぐ下に、学部ごとに学ぶこと・主な就職先・進路の数字を入れました。
下の地図の列に学部ごとの主な就職先を書きましたが、実は文系の就職は、学部によってそこまで大きく分かれません。どの学部でも、多くの人は一般企業の「総合職」に就職します。
特に多いのが営業職です。営業は、銀行にもメーカーにも商社にもIT企業にも不動産にもあります。業界を問わず、どこの会社にも営業がいる。だから法学部の人も文学部の人も、いろいろな業界の営業として就職していきます。
その分、効いてくるのが「縦」の偏差値、つまりどの大学かです。これが「横」と「縦」の両方を見る理由です。ただし教育学部は例外で、就職した人の47%が先生になります。
理系は、学科と研究室が就職先を決めます。医療・看護・薬の学部なら、就職した人の87%が医療の資格の仕事に就きます。なりたい仕事がはっきりしているなら、その仕事から学部を逆算して選んでください。
大学は名前で選ぶのではなく、その先の仕事まで見て選びます。早慶上理・GMARCH などの群を偏差値の高さに並べ、箱の中に、出た人の平均年収と就職先の例を入れました(大学のレベルの群の記事と同じ図)。
縦は、その大学を出た人がその年齢のときにもらっている年収の目安(万円)。社員の口コミサイト OpenWork に登録した会社員の年収から推定した、大学ごとの平均です。下のボタンで年齢を切り替えます。数字が公表されているのは上位30校だけなので、それ以外の大学(点線の札)は、偏差値が同じくらいの大学の高さに置いた推定です。いちばん左の青い札は国の統計の平均です。「全体」はパート・アルバイトも含めた世の中全体の平均(学歴は分けていない)。「大卒」「高卒」は、フルタイムで働く正社員だけの平均で、パート・アルバイト・契約社員は入っていないので、全体より高めに出ます。いちばん下の「パート」はパートで働く人の平均です(間の目盛りは省いています)。
同じ「働く人」でも、正社員とパート・アルバイトで年収は2つの山に分かれます。上の「大卒」「高卒」の札は、このうち右の山(正社員)だけの平均です。グラフの棒にマウスを当てると人数が出ます(スマホは左右にスクロール)。
地図の上のタブで「文系」「理系」「大学群」「年収」を切り替えます。上に行くほど偏差値が高く、横は学部の系統です(スマホは左右にスクロール)。札は「大学(学部の略)」で、同じ大学でも学部によって高さが違います。名前に下線のある札は、押すとその大学の大学図鑑のページが開きます。列の見出し(「法」など)に下線があるものは、押すとその学部で何を学び、出てどこへ行くかの記事が開きます。
「文系」「理系」の地図は、列の見出しのすぐ下に、その学部で学ぶこと・主な就職先・進路の数字を1つ入れました。
「大学群」のタブは、早慶上理・GMARCH などの群がだいたいどの高さにあるかの目安です。箱の中の平均年収は「年収」タブと同じ OpenWork の公表値(上位30校だけ)の平均(公表値の無い群は「年収」タブの点線の札と同じ推定で、「約○万円(推定)」)、就職先の例は大学図鑑の各大学の記事の「就職先トップ」(大学の公式資料)からです。群の名前の意味は大学のレベルの群の記事へ。
灰色の札は国公立です。国公立の偏差値は二次試験の科目だけの値で、ほかに共通テストも受けるぶん、同じ数字でも私立より難しくなります。そこで、二次試験の偏差値に+5した高さに置き、私立と同じ物差しで比べられるようにしました(札にマウスを当てると元の二次試験の偏差値が出ます)。
文系・理系とも、偏差値47.5より下の段はたたんでいます。地図のすぐ下の「偏差値47.5より下の大学も見る」を押すと開きます。
「年収」のタブは、その大学を出た人が30歳・40歳・50歳のときにもらっている年収の目安です(タブの中のボタンで年齢を切り替え)。いちばん左の青い札は国の統計の平均で、「全体」はパートも含めた世の中全体、「大卒」「高卒」は正社員などフルタイムの人だけです。上位30校の中でも、いちばん上と下の差は30歳で約210万円、40歳で約360万円、50歳で約430万円に開きます。ただし大学ごとの平均で、同じ大学でも選んだ仕事と働く場所でまったく違います。転職サイトに登録した会社員の数字なので、医師・弁護士・公務員などはほとんど入っていません。
出典:河合塾 Kei-Net 大学検索システム 2027年度入試のボーダー偏差値(学部学科ランク)。国公立は二次試験の偏差値に+5した段に置いた。載せたのは、大学のレベルの群に入っている大学と、首都圏・千葉の主な私立大学の計129校。段は、その学部の学科の偏差値の真ん中(中央値)。BF=ボーダー・フリー。医学科・歯学部・夜間・本部から遠い地方キャンパスの学部は外した(医学科(24)、夜間・第二部(13)、地方キャンパス(11)、歯学部(12))。偏差値47.5以下の段は、大学群に入っている大学・千葉県の大学・国公立だけ札にし、ほかは数だけ出した(数にマウスを当てると大学名)。大学群の図は、大学図鑑の大学群の記事と同じもの。学部の特徴の欄:数字は学部の記事(列の見出しを押すと開く)から。もとは文部科学省「学校基本調査」令和7年度(2025年3月卒業)。法曹の割合は、司法試験の合格者1,581人(法務省「令和7年司法試験の採点結果」)を、法学・政治学の卒業生3万5,424人で割った目安。早稲田の法は、早稲田大学法学部「卒業後の進路」(2025年度卒業生)。
出典:年収は OpenWork 働きがい研究所「出身大学別年収ランキング2022」(2022年8月発表)。2018年3月〜2022年6月に OpenWork に登録した会社員の年収と出身大学(100件以上あった291大学・246,134人)から、大学ごとに各年齢の年収を推定したもの(実際にその年齢の人の平均ではない)。公表は30歳の年収の上位30校だけ。それ以外の大学(点線の札)は塾の推定:その大学の偏差値(この地図の学部の段の真ん中)と±2.5以内の、数字のある大学の平均。近くに数字のある大学が無いとき(成成明学・日東駒専など)は、上位30校のうち偏差値65以下の大学で引いた偏差値と年収の直線から出した(30歳は30位より下と分かっているので550万円まで)。東京工業大学は2024年に東京医科歯科大学と統合して東京科学大学。防衛大学校は防衛省の学校。全体の平均は国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」の、民間で1年を通じて働いた人(パート・アルバイトを含む)の年齢別の平均給与(男女計)。大卒・高卒の平均は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の正社員・正職員(フルタイム。産業計・企業規模10人以上・男女計)の、きまって支給する給与×12+年間賞与。30歳は25〜29歳と30〜34歳の間をとった値(40歳・50歳も同じ)。集め方が OpenWork と違うので、比べるときは目安として。働き方の図は、正社員とパート・アルバイトなどの割合が総務省「労働力調査」2025年平均(役員を除く雇用者)、年収ごとの人数と平均が国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」第7表(1年を通じて勤務した人、男女計)。1,000万円を超える人は1本にまとめた。
まず読む4本(進路の選び方→学部→国立か私立か→館山で働きたい人ほど)と、そのほか