\24時間OK/
\平日9-16時 土日祝9-18時/
\無料、お気軽に!/


仕送りは毎月いくら要るのか。学費のほかに、何にお金がかかるのか。高2の冬から高3の春、三者面談の前に親子で「どこまで出せるか」を話す家庭は多いと思います。
館山から大学に行くときのお金を、受験・学費・暮らし・支援・奨学金の順にまとめました。数字にはすべて出典と年度を添えています。中学生の保護者の方にも、早めに知っておいてほしい話です。


全国では、大学などに進んだ人の68.5%が家から通える範囲の学校に進んでいます。千葉県は「南関東」に入り、統計の上では家から通える割合が9割を超える地域です。でも、館山から毎日通える大学はほとんどありません。館山の高校生は、統計の上では首都圏でも、お金の事情は地方と同じです。
家から通う人がその理由に挙げた1位は、「下宿や仕送りでお金がかかるから」(39.2%)。お金は、行き先を決める大きな理由になっています。だから、学費だけでなく、家賃・仕送り・始めの費用まで足した4年間の総額で考えます。(出典:リクルート進学総研「進学センサス2025」)




大学は、入る前からお金がかかります。東進進学情報 2026年5月29日号をもとにした目安です。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 共通テスト | 18,000円 |
| 国公立大学の2次試験 | 17,000円 |
| 私立大学 | 1校あたり30,000〜35,000円 |
| 交通費・宿泊費 | 50,000〜100,000円以上 |
私立を3〜4校受けるだけで、受験料は10万円前後。一般的には6〜10校ほど受けるので、受験料だけで30万円くらいは見ておきます。館山から都内の試験会場に通うなら、前の晩に泊まる日も出ます。受験料と交通費・宿泊費で、20〜30万円以上になることも珍しくありません。入学金や学費とは別に、早めに用意しておきます。
何校をどう受けるかの組み方は、志望校の決め方の記事に書いています。




1年目は入学金が入るので高くなり、2年目からは落ち着きます。
| 大学の種類 | 1年目 | 2〜4年目(1年あたり) | 4年間の合計 |
|---|---|---|---|
| 国立大学 | 約82万円 | 約54万円 | 約242万円 |
| 公立大学(地元) | 約76万円 | 約54万円 | 約238万円 |
| 公立大学(地元以外) | 約92万円 | 約54万円 | 約254万円 |
| 私立大学(文系) | 約130万円 | 約116万円 | 約478万円 |
| 私立大学(理系) | 約170万円 | 約155万円 | 約635万円 |
| 私立大学(医・歯系) | 約400万円〜 | 約400万円〜 | 約1,600万円〜 |
1年目には入学金(国立は約28万円、私立は14〜25万円ほど)が入っています。(出典:東進進学情報 2026年5月29日号)
国立は安い、というイメージは変わりつつあります。東京大学・東北大学など、授業料を上げる国立大学が出てきました。志望校の最新の学費は、必ず各大学のホームページで確かめてください。
入学金を下げた大学が、そのぶん授業料を上げている例もあります。入学金だけを見ず、4年間の合計で比べます。


学費に暮らしのお金を足すと、自宅から通う人と一人暮らしの人で、はっきり差が出ます。
| 大学生の1年間(学費+生活費) | 自宅から通う | アパートなど |
|---|---|---|
| 平均 | 180.1万円 | 234.3万円 |
| 国立 | 120.3万円 | 180.1万円 |
| 私立 | 190.5万円 | 268.9万円 |
一人暮らしは、自宅から通うより1年で約54万円多くかかります。4年間で200万円以上の差です。(出典:日本学生支援機構「令和6年度学生生活調査」(2026年3月公表))
一人暮らしの大学生の1か月の収入は平均138,070円で、そのうち仕送りが74,652円。支出では、住居費が55,452円で4割を占めます。(出典:全国大学生活協同組合連合会「第61回学生生活実態調査」(2025年秋の調査))
(出典:日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査」(2021年度。この調査の最新版))
上の表の1年分を4年にすると、一人暮らしで国立に通えば約720万円(180.1万円×4年)、私立なら約1,076万円(268.9万円×4年)。これに始めのお金と受験のお金が加わります。館山から大学に行く家庭は、この額を前提に考えます。




お金を理由に行き先をあきらめる前に、国の支援を調べてください。返さなくていいお金があります。
世帯の収入などの条件を満たせば、授業料・入学金の減免と、毎月の給付型奨学金がセットで受けられます。減免の上限は、授業料が国公立で年約54万円・私立で年70万円、入学金が国公立で約28.2万円・私立で42万円。給付型奨学金は、いちばん手厚い区分で国公立の自宅外生なら月66,700円です(自宅生は月29,200円)。
2025年度から、子どもを3人以上扶養している世帯は、所得の制限なしで、国の定める額まで授業料・入学金が減免されます。きょうだいの年齢の差で、3人以上を扶養している期間だけが対象になるので、自分の家庭がいつ当てはまるかを先に確かめておきます。(出典:文部科学省「高等教育の修学支援新制度」)
大学の寮や、大学が独自に出している奨学金・授業料の減免もあります。家賃が下がれば、仕送りの額が大きく変わります。志望校のホームページの「学費・奨学金」のページは、受験の前に一度見ておいてください。


日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が代表的で、利子のない第一種と、利子のある第二種があります。大学生の半分ほど(51.1%)が何らかの奨学金を受けていて、珍しいものではありません(出典:日本学生支援機構「令和6年度学生生活調査」(2026年3月公表))。
ただ、貸与型は借金です。返すのは子ども自身で、卒業の約半年後から、一般的に15〜20年かけて返します。たとえば月8万円を4年間借りると、借りた額だけで384万円。利子がつけば、返す総額は489万円以上になることもあります。
借りる前に、日本学生支援機構のホームページの返還シミュレーションで、毎月いくらを何年返すのかを親子で見てください。社会人1年目の手取りから毎月いくら出ていくかが分かると、借りる額の決め方が変わります。


塾長の小池は、こう考えています。館山から大学に行くのは、たしかにお金がかかります。それでも、お金を理由に、選べる入口を自分から閉じないでほしい。支援を調べ、借りるなら返す額を計算し、そのうえで行き先を選ぶ。順番を逆にしないことです。
比べるのは4年間ではなく、働き始めてからの40年間です。「安いから国立」で決める前に考えてほしいことは、国立か私立かの記事にまとめました。進路全体の考え方は高校生の進路の選び方にあります。
もう一つ。受験料と、浪人したときのもう1年分の予備校代・生活費を考えると、現役で決め切るのがいちばんお金のかからない道です。高1から積み上げておくことは、そのまま家計を守ることにもなります。


中学生の家庭なら、私立高校か公立高校かを選ぶときに、その先の大学のお金まで見ておくと、あとで慌てません。




ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて