中学生のための英単語の暗記法【英語は単語が7割】
中学生のみなさん、単語がなかなか覚えられなくて苦労していませんか?たくさんノートに書きまくる。蛍光ペンを塗りまくる。付箋を貼りまくる。僕も全てやりました。結構大変ですよね!
たくさん勉強した気分にはなれます。でも本当に覚えているか自分でテストしてみたときに、なかなか覚えられなくてガッカリします。この記事を読んでもらえると、今までの10分の1の時間で単語が覚えられるようになります。必ず実践してください。
初級編
フォニックスを学ぶ
フォニックスはアルファベットの発音のルールです。例えば、
- 子音1文字→ウの段で発音する(例 : sはス、kはク )
- 子音+母音→ローマ字と同じ(taタ、saサ)
catなら、caキャ、tトゥ→キャット 「猫」
hatなら、haハ、tトゥ→ハット 「ぼうし」
gapなら、gaギャ、pプ→ギャップ 「ギャップ(すきま)」
子音1文字はウの段というルールがわかると読みやすいです。
母音は2種類の発音
これが単語を覚えるときに、最初苦労するのポイントですが、母音は発音が2種類あるんですね。
a | i | u | e | o | |
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ローマ字読み(短母音) | ア | イ | ウ | エ | オ |
アルファベット読み(長母音) | エイ | アイ | ユー | イー | オウ |
謎読み | ア | ア |
make マケではなくメイクですが、aを「ア」と決めつけちゃう。だからマケってなっちゃうんですね。a「エイ」も候補にしてあげると読みやすくなります。
最後にeがあると、前の母音をアルファベット読みするという法則があります。(マジックe、サイレントeなどといいます)。最低限のフォニックスのルールを知っておくと楽です。(塾の授業でやります。)
まずは読みからやる
読み(英語→日本語)と書き(日本語→英語)のどちらを先に勉強するかというと、まずは読みが大事。読めれば意味がわかる。そしてちょっとトレーニングをつめば、読めれば書けるようになるからです。(フォニックスがある程度わかっている前提)
例えば、girl ガールと読めれば、「少女」という意味だとわかります。また ir は iを発音せずにrだけ発音して「アー」と読むとわかれば、gグ irアー lル→ガールとわかります。
irアーという知識は、bird、first、third など、初見の別単語を見たときにも発音が推測できる利点があります。
girl、bird、first、thirdがまったく別物に見えるのか、irアーという共通点が見いだせるのか、で単語を覚える楽さ、楽しさがまったく変わります。
ックスから入っていきます。単語解説のたびにも、フォニックスに触れます。
一旦テストして絞り込む
単語リストが与えられると、上から順に10回ずつ書く…。これ、良くないです。膨大な時間がかかります。どうしたらいい?まずはテストをして、練習すべき単語を洗い出しましょう。できなかった単語だけを練習!そして再度テスト!全部◯になるまでやりきる。
書かないで勉強する
書いて勉強するのは本当に時間がかかります。まずは書かないで練習をするといいです。少なくとも読みだけは。
上級編
普段使っている言葉とつなげる
- speak「話す」→音楽をながすスピーカー。speak「話す(音をだす)」+er「ひと(もの)」ってこと。
- large「大きい」→マックのポテトのLサイズのL。ちなみに、Sは small「小さい」。Mは middium「まんなか」という意味。
- right「右」→野球のライト。left「左」→野球のレフト。
例として3つあげました。簡単すぎるかな?でも意外とスピークとかは、気合で覚えたりとかしませんか?新しい単語に出会った時も、自分のもともと持っている知識とつなげられないか考えてみる。
他にもいくつか例を挙げてみます。
- near
- short
- ride
これを日常で出会っているものつなげて考えてみてください。
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例えば、
- near「ちかくの」→ゴルフのニアピンって知ってる?ピンの近くにボールがよると勝ちっていうゲーム。なんか賞金がもらえたりするんだよ。
- short「短い」ショートパンツ(半ズボン)とか、髪の毛のショートカットとか。
- ride「乗る」ライドという発音。仮面ライダーのライダーは乗る人ってこと。バイクに乗っている人だから。-erは人だよね。
これも全部英検5級単語なので、簡単な例です。
blind「ブラインド(目が見えない)」という意味ですが、カーテンのプライドとか、ブラインドタッチ(PCを手元を見ないでタイピングする)とかありますよね。でも意外とそのつながりに気がついていない人も多い。
単語を10回書く前に、自分の知っていることとつなげられないか。一度立ち止まって考えてほしいところです。ちなみに塾の教材は、そういう解説がふんだんにありますよ!
「あたま」と「おしり」に分けて考える
dislike 「好きじゃない」という意味。dis(否定)+like(好き)と「あたま」と「おしり」に分けて考えるとわかりやすいですね。あたま:接頭語(せっとうご)、おしり:接尾語(せつびご)なんて言ったりします。
例えばこれはどういう意味だと思いますか?
import
export
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in(中へ)+port(港)→港の中へ→輸入する。
ex(外へ)+port(港)→港の外へ→輸出する。
中2、3で出てくる単語は、このあたま(接頭語)、おしり(接尾語)の考え方を持っていると楽に覚えられます。初見の単語でも予想がつくこともありますよ。(中1はあまり複合的な単語がないので、ある程度気合。)
形がにている単語は親戚かも
sunny「晴れ」→sun「太陽」が変化したもの。
import「輸入する」→important「(輸入したものは貴重だったことから)重要な」
特に英検3級、英検準2級レベルになると、自分のもともと知っている単語の変化形がたくさん出てきます。これをあれに似てるなぁてことは…て考えられると、知らない単語も楽に覚えられます。
意外と自分の持っている知識と結びつけるのがへたくそで、全く別物として見て覚えている人もいます。大変だし、もったいない。
たくさん意味がある単語は、コアイメージをつかむ
run「走る」という意味が有名ですが、「川が流れる」「経営する」なんて意味もあったりします。辞書をひいてたくさん意味が載っていてうんざり。多くの人は、これを上から順番に暗記していたりするのですが、それって大変。
でも実は、中心のイメージ(コアイメージ)があって、それを派生させているだけ。なので、中心のイメージをとらえればいいんです。
例えば、runは、ものが動き続けるイメージ。だから、人が走る、川だったら動き続ける→流れる、経営者があくせくと動き続ける→経営する。
自分で気がつくのは大変ですが、そういう解説をしていきますので、塾生はご安心を!
ときにはゴロ合わせも使う。最後の手段として。
mean ミーン、「意味する」ですが、これがなかなか覚えられない子がいました。語源をたどっても、自分の知っている日常語に結びつけようとしても、形の似ている単語もない。手づまりだ。気合いで書きまくって覚えるぞ!でも覚えられない。そんな状態でした。
そんなときは奥の手、ゴロ合わせです。ミーンミンゼミは夏(の到来)を意味するというゴロ合わせで一発で覚えられました。
ただ、ゴロ合わせばっかにするのも良くないです。今度はゴロ合わせを覚えるのが大変になっちゃうので。だから最後の手段として、ゴロ合わせを使いましょう。
最終的には気合いも必要
さあ、いろいろと覚えなくてもすむ方法を提案してきましたが、最後は気合いで覚えるもの。日本語訳を隠して、答えを考えてできたら○、できなければ✕として、英語→日本語に挑戦していきましょう。
ノートに書きまくるのは、✕のものだけに絞りましょう。一番時間がかかって効率が悪いので。
当塾の単語プリントは、上記の単語を覚えるコツを組み込んで作ってあります。自分が中学生の時にこんな単語帳が欲しかった、というものを作り込んでいます。ぜひ有効活用してください!だから結局、塾の復習が一番の勉強法ってことですね。
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