内申点(調査書)とは何か?【中学1年から高校入試は始まっている】
みなさん内申点って聞いたことありますよね?
内申点の配点が何点あるのか、自分の内申点がいま何点なのか、わかっている人は少ない。
そして、中3で受験直前になって「えー、内申ってこういう仕組みだったの?」とがく然とする。
そうならないように内申について知っておきましょう。
内申点とは?
高校入試の合否を決める材料の一つです。
内申点の配点は高校によって違います。高校の公式webサイトに公開されているので「高校名+入試」と検索してみてください。
学校によって違いますが1つのよくあるパターンを示しておきます。
今回は安房高校の令和3年の例をあげて説明します。
テスト+内申点+面接で合計570点満点です。
145点って結構大きくないですか??
内申点で高校入試の総得点が逆転される
上記のことからどんなことがわかりますか?
テストで374点の人が400点の人に勝つこともあるわけです。
そうならないように、内申点という仕組みについて理解しておきましょう。
内申点は科目の評価を意識しよう
内申書は大きく2つに分かれる
おおまかに調査書A=勉強、調査書B=その他です。
配点の比率は、調査書A(勉強)が圧倒的に高いです。
調査書Bは10点分の配点があり、部活の実績、人物面の評価などで加点されていきます。(安房高校の場合)
内申書というと、部活とか生徒会・応援団(調査書B)のイメージが強い方もいます。
応援団やったほうがいいんですか?生徒会やったほうがいいんですか?俺は、部活で県いったから内申がいい。
とかそんな話題がよくされていますが、そこは10点分。
しかも応援団が加点されるという根拠はありません。
部活で県に行ったことも本当に加点されるのか不明です。
だって、団体競技でたまたま強い代で、県に連れて行ってもらっただけかもしれませんし。
個人競技でも競技人口が少なくて、県に行くのが簡単かもしれません。
Bはどうやって点数をつけるかが不明です。
なので配点も多く、明確に点数のでるAを、まずは計算して状況を掴むべきです。
内申点は中1から始まっている
中1で45点、中2で45点、中3で45点です。中1から高校受験は始まっています!
しかし、内申点の仕組みを中1から理解している人は少ない。
ギリギリで安房高に入る子は内申点と面接が大事
ギリギリで安房高に入る子は、本番のテストで270点ぐらいだったりします。
すると内申点と面接で合否がわかれます。
直前にテストの点数を伸ばして、ギリギリ滑り込む子は内申点が低かったりするので、結構苦しい戦いになります。
ギリギリで安房高を狙う人は、
- 中1から内申点を上げる。
- 面接対策をしっかりする。
が大事です。
内申点のあげ方
内申点の重要性はご理解いただけたでしょうか。
さあ、では内申点をあげるにはどうしたらいいか?
先生にゴマすり?そんなんじゃ内申点はあがりません。
内申点をあげるために行動すれば、社会人として活躍できる基礎力を手に入れられることだと思います。
内申点を自分で把握しておく
内申点は135点満点です。
現状の内申点から、このままのペースでいくと何点になるのか予測をしてみましょう。
- 内申点の平均を出す。(例:5段階評価で、平均4.6。)
- 平均値に ×9科目 ×3年間(中1〜中3)。(例:平均4.2 ×9科目で37.8。それが3年間で124.5 )
こんな計算でいかがでしょうか?
正確な数値ではありませんが、おおまかな予測値をだすことができます。
まだ前期の段階なのですが…
そうですね。後期が終わると後期の内申がでて、前期の内申とあわせて「学年の内申」が出ます。
高校入試の内申書には、学年の内申しか見られません。
なので、前期が5だけど、後期が3。学年では4ということであれば、その科目の内申は4ということになります。
成績の推移を確認できるようにする
成績が一回一回上がった!下がった!と楽しむのもいいですが、おおきく伸びてきているか、変わらないのか、下がっているのか。
おおまかにつかんでいきたい。
そして、うまく行っていないのであれば、原因と対策を自分で考えられるようしたいですね。
このときのテストはこうだったから、こういう結果になった。
過去の自分の履歴が振り返られることで、未来にどうしていくかを自分で決めやすいですね。
木更津高専を考えているなら内申点は重要
木更津高専を受験するなら内申点はとくに重要です。
なお、木更津高専の場合(推薦入試)は、内申点の仕組みが異なります。
- 中2、中3の内申点で決まる。
- 主要5教科(国数英理社)が重視される。(2倍になります)
県立高校とは違うので、木更津高専の受験の可能性があるならばしっかりと把握しておきましょう。
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