親子の会話で価値観を伝えていく【小中学生の基盤をつくる】
勉強って得られる果実があとからやってくる。
例えば就職して初任給30万円。
同級生は初任給15万円の子もいるから2倍。
それってすごい。
でも,それが経験できるのって22歳になってから。
まあ大学生はほぼ遊びだろうから,
18歳までは勉強しなきゃならないとする。
親は,大人になって
勉強してきた人の暮らし,給料,仕事,生活ぶりを目の当たりにする。
だから子供に勉強させたがる。
あー,自分は勉強やっててよかった。
むむ,勉強やっときゃよかった。
どっちなのかは人によるけど,
勉強すると得するよね。
そんな姿を目の当たりにするから,
子供に勉強させたがるんだとおもう。
僕もそうだ。
勉強してよかったと親子の何気ない会話で伝える
だから,「勉強しててよかったよ」って話を子供たちにする。
晩ごはんのとき,家族での団らんのときにすることが多い。
大学って楽しいぞー。
もうずっと夏休みみたいなもん。
みんなだったら何する?
最初に入った会社ではこんなことやってた。
で,こんな楽しみがあって,
こんな辛さがあって。
今の塾ではこんなことがある。
こんな悩みがある。
こんなふうにそれを解消しようと思う。
新しく建てる塾はこんな感じにしようかな。
君はどう思う?って。
結構、仕事の話をする。
お金の話をする。
自分の夢の話をする。
今日いい授業ができたわー!
自画自賛。プチ自慢。
こんな教材つくったんだよね。どう?
見せまくる。
子どもたちはもっとこうすればいいじゃん。とか。
すごいね!とか。
反応をくれる。
子どもたちに楽しそうに働く親の姿を見せる
子どもたちの目には
父の姿は,なんだか楽しそうに働いているなー。
仕事って楽しそうだな。
大人っいいな。
そう感じることだろう。
仕事に対して期待が高まる。
そんな姿を普段から見せておく。
別に楽しそうに働いている姿をムリして見せなくてもいい。
こういうことがきついんだよね。
そんなぐちでもいいと思う。
そうすると子どもは
そういう視点をもてる。
「あー、たしかにお客さんがこわいのってやだね。」
でしょ?
なんかえらそうなお客さんが多いんだよね。
なんで?
なんかね、俺らの税金で暮らしてるんだろーって
勘違いしてるんだよね。
確かに税金から給料は払われてるけどさ
そんなこと言ったら飲食店は
俺らの払ったお金でお前は暮らしてるんだろーってことになるけど、
そんなこと思わないじゃん。
たしかに。
昔から公務員にだけは
そういうバッシングがあるんだよね。
へー。
不思議。
とか。
そういう話でもいい。
親の仕事に子どもは興味を持つ。
そして子ども自身の将来の話をする。
将来はペット屋さんになりたい。
長女(小1)が言う。
でもペット屋は稼げないよ。ババが言った。
本当にそうなのかは分からないが、
ババのまわりのペット屋さんはかせげていないらしい。
すると長女は「じゃあペット屋はやめる。」
まあ、稼いで自分でペットを飼うのでもいいからね。
でもさー、ペット屋でも稼げるペットやさんもあると思うよ。
僕はそういった。
そっか,じゃあヘビを買ってめちゃくちゃ人になれて,
手に乗るように育てる。
おー,そしたら普通のヘビよりも高く売れるのかもね。
でしょ?
そうそう,塾の先生だって平均年収300万円とかだから。
なんか本に載ってたよ。
でもパパは工夫してるからもっと稼いでる。
その仕事はいくらとかはあくまで参考値だから。
工夫すれば稼げるんだよ。
うん。
たわいもない会話だけど
けっこう大事な要素が詰まっていると思う。
「で,工夫ができるように頭が良くならなきゃいけないし,
どっかに就職して会社員になるにしても,
みんながやりたがる楽しい仕事は人気なんだよ。」
「そりゃそうだよね。」
「だから,勉強できないとそういう仕事はできないんだよ。」
「へー、だから勉強するんだ。」
「パパたちって勉強してきたし,
今も勉強してるでしょ?」
「うん。」
「ババもめっちゃ勉強してるじゃん。
本棚いっぱいに本があるでしょ?」
「うん。いつも夜遅くまで働いているし。」
でも,楽しそうにやってない?
「してるしてる!」
「だからね,楽しく働くために勉強って役立つんだよ。
楽器もうまくなればどんどん楽しくなるじゃん。
スポーツもそうだから。
下手くそだといくらもともと好きだったとしてもおもしろくなくなるから。」
「そうだね。」
普段から親の仕事の話をする。
お金の話をする。
大人の話をする。
すると子どもは自分なりに色々と考える。
自分の価値観を伝える。
子供がどう受け取るかはわからないけど
そこから何かを感じている。
テスト結果が悪いときに
「だから言ったでしょ!
勉強しなさいって!
あんたスマホなしね。
今日から毎日〇〇しなさい!」
っていうのはあまり上手ではない。
普段の何気ないときに。
ごきげんなときに。
価値観は伝えていくのがいい。
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