漢字の読みは推測しよう

小学生クラスで漢検の過去問をやりました。小6の6月で小6修了レベルの5級、小5で小5修了レベルの6級を、と今の段階で終了レベルのものをやると習っていない漢字も出てくるわけです。

そんなときには推測をするのが大事。特に漢字の読みは推測できるんです。勉強ができる子は推測を必ず試みますよね。推測のコツをお伝えしていきます。

目次

漢字の読みは推測できる

知らない漢字は分けて考える

「綿密」これだと読めない子がいたんですけど、「綿」はなんてよむ?と問いかけると

「めん」そうだよね。じゃあ、「密」は?「みつ」と答えられました。じゃあくっつけると?「めんみつ」分けて考えれば読めます。

熟語は音読み+音読みの漢字が多いので、分けて考えるクセをつけたいです。

他にも、「簡潔」「郷里」「天守閣」「絹織物」という漢字を間違えている人が多かったです。でも分けて考えると、結構できるんですね。

音読みは推測しやすい

精 清 晴

この文字の音読みは何でしょうか?全部「セイ」ですね。青という漢字は音読みではセイと読みます(例. 青春:セイシュン)このように知っている漢字と同じ読み方になります(音読みの場合は)。

形声文字というのですが、部首が意味を表し、その他が音を表します。今回(精 清 晴)でいうと、青が音を表しているので、セイという読み方になります。

知っている漢字と同じ読み方ではないかと推測してみましょう。

漢字の読みを推測しようとする気持ちが大事

メンタルの部分もありますが、わからないものをなんとか推測してやる気持ちが大事です。

「ならってませーん」と言って最初から諦めようとする子もいますが、「精」は青ににているから「セイ」と推測することはできる子もいます。

じゃあ「精力」は?聞いたことないけど「せい・りょく?」と答えることもできるはず。結構推測できるものですし、「ならってませーん」という言葉はすべてを止めてしまいます。

完全な知識問題もだと推測は難しいのでは?と思われるかもしれません。確かにそうですね。でも思ったより推測できるものです。例えば徳川○代将軍の名前なんて、推測不能でしょ?って。

うーんまあ、難しいですし当たらないと思いますけど、家シリーズが多いから「家吉」?とか。こんな推測をした後に答えを知るから、印象に残るんです。

読みができない根本的原因は読書量の不足

他の科目と違い、漢字は日常生活で触れる機会が多い。だから、その子の生活習慣がモロにでます。漢字の読みが自然とできる子は読書量が多かったり、日常で疑問に思ったことを調べたり、質問したりするクセがついている子が多いです。

だから、読みができる子は地頭がいい子が多く、逆もまたしかりです。読書量をふやしましょう。まずはマンガでいいです。マンガも学習マンガでなく、くだらないマンガでいいです。雑誌でもいいです。楽しんで本を読む感覚を磨いていきましょう。

まとめ:漢字の読みを推測しよう

  • 分けて考える
  • 音読みで推測していく
  • 知らないことも推測しようという気持ちをもつ

たかが漢字の読みなんですけど、ここに学年トップクラスに入れる子の素養があるかどうか(育つかどうか)のポイントが隠れていると感じています。

参考にしてやってみてください!

漢字の書きについてはこちらを参考にしてください↓

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この記事を書いた人

てっぺい先生のアバター てっぺい先生 ランゲージ・ラボラトリー塾長

自分自身、小学生時代は豊かな自然体験、友達との遊び、マンガの多読で学んできました。奥深い学びは遊びから。座学の勉強は単純問題の大量反復では、1問をじっくりと、思考力・試行錯誤する力を養いながら。遊びと学びを伝える方法をお伝えします。高校では学年ブービーから、早稲田・慶応・上智に合格。リクルート卒。館山で学年1位をたくさん輩出する塾を運営しています。

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