応用問題がとけない子ととける子の違い
- シンプルな暗記モノはできるけど、応用問題ができない…
- 中3の後半になって成績が落ちてきている…
- 定期テストは取れるけど、実力テストはとれない…
ドキッとした人もいると思います。なんでそうなるのでしょう?
昨日中3授業でやった地層の難しい問題。
なにか違いに気が付きません?
Bさんのほうが色々書き込んであるなーって思うでしょ?
ちなみにBさんは全問正解で、Aさんは全問不正解です。
この問題は標高と地面からの深さという2つの情報があるから、2つをうまく使って凝灰岩の標高をだせばいい問題なんですけど、工程が2つあるんです。
工程が2つあるのに、全部頭の中で処理して図に書き込みながら考えていない。
だから、応用問題がとけないんですね。
ラーメンづくりに例えれば、スープを作る、麺をゆでるの大きく2工程。(生麺タイプのスープと麺を別につくるものを想定)
スープを作るだけ、麺をゆでるだけ、それぞれ別々にやるならできる。しかしラーメンはつくれない。それっておかしいですよね。
1つの鍋にスープもラーメンも同時にぶちこんでぐちゃぐちゃなラーメンができる…
応用問題ができない子ってそんな感じなんですね。
プロセス(過程)を図に書き込みながら考えていく。そんな基本が、定期テストで430点を取っている子でもできていなかったりします。
この問題を解き方をおぼえていません
いや、そうじゃないでしょ!図に書き込みながら考えていくことができないことが問題でしょ!何がマズイのかをとらえ違えているんですね。
本当の問題点は、プロセスを図に書き込みながら考えていないこと。頭の中で全部処理しようとしていることが問題。
別の問題の例を見てみましょう。
Aさんはサラッとしてますよね。何も書き込んでない。(ちなみに不正解です)
Bさんは考えていることを表にしながら、大事なポイントに線を引きながら、書きながら考えている感じがします。(正解です)
全然違いますよね?問題用紙の使い方が。
いやー、でも頭の中で全部処理して答えだすのは相当難しいですよ。
書き込みながら考えるのは、全科目に共通する大事な力
書き込みながら考える力はどの科目でも重要です。
この問題は小学生の算数の問題ですが、パッとすぐにはわからないと思います。
とくまでに2ステップある問題です。こういう問題はとにかく書き込みながら考えないと歯が立ちません。
こんなふうに書き込みながら考えることで
水そうは105L入るってことか-!
と気がつきます。
応用問題ができない子は、解き方を完璧に理解していないと鉛筆が動きません。書き込みながら考えていくことができません。大抵パターン暗記だと思っています。
本来、小学生のうちに育てておきたい力ですので、当塾の小学算数は非常におすすめです。絵かき算という2ステップ以上ある問題をやっていきますので。
もちろん中学生からでも遅くないです。定期テスト対策だけだと、鎌倉幕府を開いたのは?→源頼朝、みたいな1ステップの問題ばかりなので考える力がつきません。実力テスト対策をきっちりやる塾、ハイレベルな塾(ウチです 笑)がおすすめです。
と、最後は宣伝になりましたが、絵図に書き込みながら考えていこう。そうすれば応用問題もとけるようになる。さらには勉強が楽しくなるよ、というお話でした。
また応用問題でなく、計算問題のミスについても考えてみました。今回と似た結論になっています。
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