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代ゼミで国語現代文のNo.1講師(当時)
笹井先生も言っておられたが、
国語は簡単な問題と難しい問題の差が激しい。
みんなが取る簡単な問題は深く考えなくても取れる。
選択肢の作りが甘い。
だから文章の意味がわからなくても正解する。
点数としては大した差がついていないが、
実は実力の差が激しくついている。
表面的に生徒の点数だけ見て
比較しているとここには気が付かない。
筆者の主張は?
→〇〇です!
ここの文の役割は?
→筆者の主張の具体例です。
パッと答えられる子もいるが、
一方で「え?」という感じの子もいる。
本文がまるで読めていない。
いや、本文を読むの?
とい感じだ。
本文を読まない子は記述問題に極端に弱い。
答案用紙を見ると、記述問題だけキレイに空白だ。
これではなかなか実力がついていかない。
まず本文を読む。
読み→解き、という手順である。
読むときには、抽象(まとめ)と具体に分けながら読む。
具体はあくまで、抽象の説明。
いいたいことは抽象にある。
例えば、
抽象:偶然うまくいくことがある
具体:いたずらで薄く切ったポテトを揚げてみたら美味しいお菓子になった(ポテチ)
ならば、筆者の言いたいことは偶然うまくいくことがあるである。
具体は軽く読み流しながら、抽象の意味を抑えていく。
すると文章がベターとただただ長いものではなく、
シンプルで短く理解できる。
読み終わった後に「どういう話だった?」
と尋ねると、本文を見る子は読めていない。
「〇〇っていう話です」
そうだよね。じゃあ、それって例えばどういうこと?
「△△っていうことです。」
そうだね!
本文を見ずに、秒速でこたえられると本文が読めている。
自宅で練習するなら、
一読した後にプリントを裏返しにして、質問するといいですよ。