東進の効果を最大化するために重要な3つのこと

東進の授業を使って週2回の塾の時間だけでバンバン成果を出していきたいですよね。十分それは可能だなって感じてます。でもそうならないとしたらこんなところに落とし穴があります。昨日の中2のクラスの授業を見てても色々と気付きがありました。

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動画を途中で止めない

講義の動画は1本1時間半ですが、途中で止めながらやっていくと、1時間40分、1時間50分、2時間とどんどん伸びていきます。基本的には途中で止めてはいけません。止めないで流しっぱなしにしながらも、そのペースについていけるようにならなければなりません。

板書のスピードに間に合わないから止める。それは君が書くのが遅すぎるというふうに理解してください。

僕は高校生の時に映像授業を受けていましたが、周りの子たちが動画を止めまくっているのを見て驚きました。1時間半の授業なのに、2時間、3時間かけてやっている子もたくさんいました。遅すぎます。ぼけっとしているからです。それじゃ効果が出ません。動画を止めなくてもそのペースについていけるようにやりましょう。

コツとしては常に前を見ているようなイメージです。あまり手元のノートを書くときには見ません。前が8で手元2ぐらいの割合です。手元ばっかり見てのんびり書いてるからスピードについていけないんです。

インチキしない

毎回の授業後にある小テストである確認テストや、5コマの授業が終わった後にあるまとめテストの修了判定テストの時にインチキしている子がいます。

授業中は最後尾に僕は座り、全員の生徒を見渡しながらやるのですが、テキストを見ながら確認テストをやってしまう子がいます。

また、修了判定には解説の授業があるのですが、先に解説の授業を見て全部メモしてから修了判定を受けている子もいます。

もちろん、見つけたら声をかけていき、なぜダメかを説明し、やらないように注意していきますが、インチキしていたら効果が出ません。

完璧主義になりすぎない

東進の授業は一周目という扱いです。大きく流れを抑えるというイメージで全然OKです。すべて一撃で完璧に理解しようとすると、細部にとらわれすぎて全体が見えなくなります。

確認テストで不合格になってもOKです。不合格になったらテストを持ってきてください。僕が教えます。

意外とどうでもいいことでつまずいていたりします。例えば、to不定詞の単元なのに、先頭の文字を大文字にしていないことで間違えていたりします。先に来るのが主語・動詞であるという中1の基本的なことが分かっていないことであったりとか、その単元そのものができていないわけではなかったりします。

だから、不合格だったら持ってきてください。一緒に解決策を考えます。

週3コマSSは余裕

週2回の授業の中で十分、週3コマSSは取れます。週2回の授業は4時間半あります。1.5時間×3コマは普通終わるはずです。合格できないのは、動画を止めすぎているとか、完璧主義になりすぎているとか、集中してやっていないとか、何か要因があります。

週3コマ授業内で終わらないのは、東進が悪いんじゃなくて、自分の授業の受け方に問題があるはず。そう考えて自分を変えていこう。

東進を導入して人間力と向き合う機会が増えてきた

表面的には勉強そのものを教えているんですが、勉強じゃなくて授業の受け方を教えているケースが増えてきました。上に挙げていることもそうですよね。授業が早いと言って動画を止めてメモを取っているとか、先生のスピードに合わせるのではなくて、自分のスピードに先生を合わせさせるという、自己中心的な解決方法を取ろうとする生徒たち。(他責思考で自責マインドが薄い)

そして動画を止めながらやっていたら1時間半で終わることが2時間3時間と増えていってしまって、動画を止めることのデメリットに気がついていない生徒たち。(物事の両面を見ていない)

インチキして答え見てテストを突破して、結果何も身についていないという。本質を見失う生徒たち。(長期的視点ではなくて短期的視点で目先の課題だけ突破できればいいという考え)

自責マインドとか物事の両面を見るとか、長期的視座を持つっていうのをまとめて人間力って定義したとすると、勉強そのものというよりも人間力に向き合う機会が東進を導入して増えてきました。

よく勉強の仕方がわかりませんって言われますけど、根本的な問題は勉強の仕方じゃないですよ。

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