中学理科は小学生の算数問題がでる。【2023年の県立高校入試より】

高校入試小学生でも解ける

理数系という言葉がある。

数学、理科系。

数学と理科は親戚というイメージを連想させる。

実際に、中学の理科では算数の問題が結構ある。

今年(2023年)の高校入試、理科の問題より。

小5以上の皆さんは解けるかどうか挑戦してみてほしい。

2023年 千葉県公立入試 理科より

目次

解答:図を書いて考えよう

まず問題文を参考にして線分図を書く。

45分という数字を見た瞬間に、
4分の3だ!と気がつく。

時速は1時間にどれだけ進んだか。
だから、60分で何km進むかを知りたい。

図としてはこうなる↓

1マスあたり、どれぐらい進んでいるかを知りたいから
÷3して、15分でどれぐらい進んでいるかをだす。

36km÷3だから、12km。

15分で12km進んでいる。

4倍すれば60分になるから、
60分で48km。

つまり時速48km。

解答2:線分図がしっくりこないなら、時計っぽい感じをだそう

線分図でピンとこないなら、
時計をイメージした図がいい。

一周で60分として、45分はこのあたり。

45分は4分の3だから、4等分に点線をいれる。

すると、1カケあたり15分。

45分36kmを÷3して12kmとわかる。

12kmが4つあれば48km。

図の書き方がちょっと違うだけ。

やっているのは同じこと。

図で考えというのはこういう事。

小学生でも十分とける。

家族で今日の晩ごはんどきにでもやってみてほしい。

高校入試というものがあることを意識するし、
今やっている算数(絵かき算)が役立つことを再確認できる。

解答3:選択肢がイージーすぎるので、時速の意味がわかっていれば秒殺できる

2023年 千葉県公立入試 理科より

45分で36km。

ということは、
60分で○kmは
ちょい増えるだけ。

減るのはありえないから、アとイはカット。

2倍以上に増えているエ 80km/hもおかしいからカット。

ちょい増えているのはウだからウが正解。

と選択肢を使ってしまえば、
2~3秒で答えを出すことも可能。

時速の意味がちゃんとわかっているからこそできる芸当。

これを、「みはじ」にあてはめて…
とやっているとこうはいかない。

/hは小学生だと○km/時と書く。

hはhour(アワー)、英語で時間と読む。

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この記事を書いた人

てっぺい先生のアバター てっぺい先生 ランゲージ・ラボラトリー塾長

自分自身、小学生時代は豊かな自然体験、友達との遊び、マンガの多読で学んできました。奥深い学びは遊びから。座学の勉強は単純問題の大量反復では、1問をじっくりと、思考力・試行錯誤する力を養いながら。遊びと学びを伝える方法をお伝えします。高校では学年ブービーから、早稲田・慶応・上智に合格。リクルート卒。館山で学年1位をたくさん輩出する塾を運営しています。

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