漢検は高校受験で加点される?千葉・館山近くの高校の扱いと取る時期

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ランゲージ・ラボラトリーの小池です。

漢検(日本漢字能力検定)を取ると、高校受験で加点されるのか。結論から言うと、得をするかどうかは、受ける高校しだいです。点数に加点する高校もあれば、合否の参考にとどめる高校、使わない高校もあります。この記事では、全国の数字と、館山から受ける人が多い近くの高校の扱いを並べます。

先に要点です。

  • 入試で漢検を評価・活用している高校・高専は、全国で51.6%。使い方は「内申書や点数に加点」と「合否の参考」の2通り
  • 近くの私立では、志学館と木更津総合が推薦の内申に加点する(どちらも上限は2)。翔凜と館山総合高校は加点なし。木更津高専の推薦の配点にも検定の項目はない
  • 公立高校の加点は、学校ごとに中身が違う。その年の「選抜・評価方法」と募集要項で確かめる
  • 目安は3級。千葉県の公立入試の漢字は、2026年度は8問で16点
  • 内申書に載せるなら、中3の10月までの合格が当塾の目安。締め切りは中学校に確かめる
目次

漢検は高校受験で加点される?評価する高校は全国で約5割

漢検協会が全国の高校・高専5,472校に聞いた調査(2023年10月〜2024年1月、4,452校が回答)では、入試で漢検を評価・活用している学校が2,823校ありました。全体の51.6%、およそ2校に1校です。

使い方は、大きく2つに分かれます。

  • 加点する:出願のときの内申書で加点する、または試験の点数に加点する。527校
  • 合否判定の参考にする:点数にはしないが、合否を決めるときに参考にする。1,524校

出典:日本漢字能力検定協会「漢検受検をオススメする3つの理由」(高校・高等専門学校5,472校への調査、2023年10月〜2024年1月、回答4,452校)。2026年10月18日に確認

加点する学校は、評価する学校の中の一部です。「漢検を取れば点が増える」と思い込まず、自分の受ける高校がどちらなのかを先に確かめます。

千葉の公立高校は、加点の中身を学校ごとに決める

千葉県の県立高校の内申点(調査書の評定)は、9教科×5段階×3学年の135点満点です。これとは別に、調査書の「その他の記載事項」による加点を置いている学校があります。対象は生徒会活動・部活動・学校行事などで、資格を対象にしている学校もあります。

加点があるか、何点か、漢検が入るかは、学校ごとに違います。同じ学校でも、年度で変わることがあります。各校は、その年の入試の「選抜・評価方法」を学校のサイトに出しています。志望校が決まったら、まずそれと募集要項を読んでください。読んでも分からなければ、中学校の先生に聞くのがいちばん確かです。

内申点の計算と加点のしくみは、千葉県の内申点の計算方法と加点にまとめています。

館山から受ける近くの高校の、漢検の扱い

館山・南房総から受ける人が多い高校の扱いを並べます。私立と木更津高専は2027年度入試(今の中3が受ける入試)、木更津高校と館山総合高校は2026年度入試の決まりです。

高校漢検の扱い
志学館推薦の内申に加点。英検・数検・漢検の準2級以上で+2、3級で+1。加点は+2まで
木更津総合推薦の内申に加点、合否で優遇。英検・漢検・数検の3級以上、生徒会役員、部活動の実績、体験入学への参加などで、最大2ポイント加点。3級以上に中学のうちに合格した人は、合否で優遇される
翔凜加点なし。検定による内申の加点はない。特待は英検・数検にはあるが、漢検は入っていない
木更津高校点数には足さない。英検準2級以上などの資格は、点数に足さず「総合的に判定する際の参考」
木更津高専推薦の配点に項目なし。推薦は内申点350・適性検査100・面接50の500点で、検定の項目はない
館山総合加点なし。2026年度入試は、調査書の加点そのものがない

出典:志学館・木更津総合・翔凜は、ジャニアスの推薦基準の一覧(2027年度入試用)と各校の2027年度の募集要項。木更津高校は「令和8年度 一般入学者選抜 選抜・評価方法」、木更津高専は「令和9年度入学者選抜に関する資料」、館山総合高校は2026年度入試の選抜・評価方法。くわしい出典は各校の記事に書いています

私立の加点は、漢検だけでなく英検・数検と合わせて上限があることに気をつけてください。志学館も木更津総合も、上限は2。検定をいくつ持っていても、それ以上は増えません。

安房高校や長狭高校など、表にない県立高校も、加点の中身は学校ごとに違います。その年の「選抜・評価方法」と募集要項で確かめてください。安房高校の合格点・倍率・内申点の目安は、安房高校の偏差値・合格点のまとめで見られます。

ほかの地域の高校は、漢検協会の入試活用校検索でも調べられます。

漢検3級が目安:入試の漢字がほぼ入る

入試を考えるなら、目安は3級です。3級は「中学校卒業程度」で、対象の漢字は1,623字。高校入試の国語に出る漢字は、ほぼ3級の範囲に入ります。

千葉県の公立入試の漢字は、2025年度と2026年度は読み4問・書き4問で、1問2点。国語100点のうち16点が漢字です。書きの答えは、25年分の288字のうち287字が小学校で習う字でした。読みには、中学で習う字を使った熟語が出ます。3級まで取ってあれば、この16点を落とさない土台ができています。

出典:千葉県教育委員会の正解表(2025年度・2026年度)。級の程度と対象の漢字の数は日本漢字能力検定協会

25年分の問題と解説は、千葉県公立高校入試に出た漢字 25年分にあります。

余裕があるなら、準2級(高校在学程度)も。志学館のように、準2級で加点が増える学校もあります。当塾の6カ年プランでは、漢検は中1で4級、中2で3級、中3で準2級を目安にしています。

過去問で合格ラインから逆算する勉強の手順は、漢検の勉強の仕方にまとめています。

漢検を取るのは、中3の10月までが目安

漢検は、個人で受ける公開会場の検定が年3回あります。テストセンターのパソコンで受ける漢検CBTなら、日にちを選んで受けられます。

気をつけたいのは、内申書(調査書)に書いてもらうための締め切りです。中3の冬に合格しても、内申書ができたあとでは間に合いません。当塾では、中3の10月までに合格を目安にしています。締め切りは中学校が決めるので、担任の先生に確かめてください。

中3は、受験勉強も本番です。木更津高専に合格した先輩たちからは「英検・漢検・数検は中2までに取っておく。中3で受けると受験勉強の足を引っ張る」という声が出ています(木更津高専の入試の記事)。

館山では、当塾が漢検の準会場です。塾外生も受けられます。日程と申し込みは館山の漢検の案内へ。

塾生限定

ランゲージの塾生は、学習サイト「まなぶ君」で漢検5級・4級・3級・準2級の練習ができます。塾の授業でも、毎回5〜10分ほど漢検の読みと書きを練習しています。

加点より大きいのは、内申点と当日の点

私立の推薦の加点は、大きくても2です。県立高校なら、内申点(評定)は135点、当日の学力検査は500点あります。入試の点数は、数点の差にたくさんの人が並びます。1〜2点が合否を分けることは、毎年あります。

それでも、先に固めるのは、定期テストの成績と当日の点です。漢検は、その土台の上に乗せるもの。入試の漢字16点を確実に取れること、私立の推薦で加点がつくこと。小池は、この2つが漢検を取るいちばんの得だと考えています。

漢検と高校受験のよくある質問

漢検は高校受験で加点されますか?

高校によります。全国の高校・高専5,472校のうち、入試で漢検を評価・活用しているのは2,823校(51.6%)。そのうち内申書や点数に加点するのは527校、合否判定の参考にするのは1,524校です(漢検協会の2023〜2024年の調査)。館山の近くでは、志学館と木更津総合が推薦の内申に加点します。

漢検は何級から評価されますか?

3級からの学校が多いです。志学館は3級で+1、準2級以上で+2。木更津総合は3級以上が加点と合否の優遇の対象です。入試の漢字もほぼ3級の範囲に入るので、まず3級を目指してください。

公立高校でも漢検は加点されますか?

学校によります。千葉県の県立高校は、調査書の「その他の記載事項」による加点を置くかどうか、何を対象にするかを学校ごとに決めています。その年の「選抜・評価方法」と募集要項で確かめてください。館山総合高校は、2026年度入試では加点がありませんでした。

漢検は何年生までに取ればいいですか?

内申書に書いてもらうなら、中3の10月までの合格が当塾の目安です。締め切りは中学校が決めるので、担任の先生に確かめてください。受験勉強とぶつからないように、中2のうちに3級を取っておくと楽です。

まとめ

  • 入試で漢検を評価・活用する高校・高専は、全国で約5割。加点か、合否の参考か、使わないかは高校しだい
  • 近くでは、志学館と木更津総合が推薦の内申に加点(上限は2)。木更津高校は判定の参考、翔凜と館山総合高校は加点なし
  • 公立の加点は学校ごとに違う。その年の「選抜・評価方法」と募集要項で確かめる
  • 目安は3級。千葉の公立入試の漢字16点の土台になる
  • 内申書に載せるなら、中3の10月までに合格。できれば中2のうちに

英検は、中3の10月までに3級が当塾の目安です。1回で受かる勉強の順番は館山の英検対策へ。

この記事を書いた人

小池哲平のアバター 小池哲平 ランゲージ・ラボラトリー塾長

ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて

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