受験戦略

弱者が勝つには戦略が必要です。兵力5千の軍で兵力3万の軍と戦ったら、軍で兵力3万の軍と戦ったら、普通は負けます。東京で中高一貫校に通い、厳しい中学受験を乗り越えてきた人たちと戦うのは、想像以上にハードな戦いです。自分(田舎住まい)が受験弱者であるという謙虚さを持った上で、勝てる戦略を描いていきましょう。

5教科やれるのか、3教科にするのか

五教科全部やって戦える人は戦えばいい。でも、そうでない人もたくさんいます。それなのに、無策で五教科すべてをやって行き、討ち死にしているケースをよく見ます。「まだ中学生だから。どうなるかわからないから」という人もいますが、明らかに解いている様子、説明した際の理解力、勉強にむかう雰囲気でわかります。

数学が厳しい…

特に数学です。非常に難しい科目で、高度な思考力を必要とします。テストの点数だけでは差が分かりません。定期テストでは、90点取れてしまうからです。しかし、定期テスト90点取っていても、高校に行くと数学が全く取れなくなる子がたくさんいます。そんなのは当たり前です。これまでも考えて勉強してこなかったから。プロには見えています。これまで考えて勉強してこなかった子が、高校で変わるかというと、なかなか変わりません。それであれば、数学は捨てて、それ以外の科目で勝負をするという方法を取れます。

ただし、できれば数学は捨てたくないので、早めに当塾にいらしてください。小学生の頃に勝負はついてしまいます。小学生の算数では考える算数の授業を行っています。

数学ができる子は国立や、理系が狙える。そうでなければ私文一択。社会で勝負。

君は数学ができそうだから国立も狙える。理系もいける。君は数学が厳しそうだから、国立は厳しい。理系も厳しい。私立、文系狙いだ。であれば、社会を極めればOK。社会は日本史か世界史か地理か公民。そのどれかだけ。数学をそこまで真剣にやらなくていいので、時間がたくさんできる。その時間をすべてつぎ込んで、最強の歴史マニアになったらどうか。塾には、そうなるための仕掛けがたくさんあります。豊富な漫画。歴史の本。これらを全て読破して社会の偏差値70まで上げよう。

歴史だって、考える力が身につく。キーワードをただ暗記するだけの歴史は中学まで。知識を活用して考える勉強になるのが高校の歴史。論述なんてまさにそうです。ですから、数学を諦めると論理的思考力がつかなくなるというわけではありません。逆に考えないで数学をやってる子に、数学を通じて論理的思考力が付くとも思えません。ただ、パターン暗記して。よく分からないけど、なんとなく解いているだけですから。

数学をやるなら中2までに中3内容まで、高1までに高3内容まで終わらせる

数学をやっていくのであれば、少なくとも中2までに中3までの数学は終わらせる。そして中3では、高1の数学を終わらせる。それぐらいやらないと全国との勝負にはならない。ランゲージ・ラボラトリーおよび東進には、その仕組みがあります。中2で東進の数学特待を取りましょう。数学特待をとることができれば。高校1年までの間、数学が無料で受け放題。大学受験で数学を使うつもりならば、それぐらいはやらないと勝負にならない。

当塾ならお子さんの個性に合わせた多彩な戦略が描ける

中学生向けの学習塾で自信がある教科は、英語と数学であるケースが多いです。それ以外の科目になると、途端に自信がなくなる。社会は暗記するだけ。理科も暗記するだけ。なんて言っている塾は、結局、その科目の深いところを教えるだけの実力がです。ですので、英語と数学の必要性を説き、英語と数学に誘導をしようとします。

でも東進ならば、その科目のプロの先生の授業を受けることができます。ですから、塾の都合ではなくて、本当に本人に必要なことを提供することが可能です。

僕自身、数学を教えるのが得意で大好きです。だから当時、塾の塾生は数学の偏差値が非常に伸びます。でも高校に行き、みんな「数学が得意」と言って数学を選択してしまうことに疑問を持っていました。

うちの塾でやってたら、数学は実力以上に成績が伸びているだけなんだよな。高校では通じないんだよな。失礼な話ですが、僕にはそういうふうに感じている生徒も何人もいました。当塾では社会に比べて数学を深くやるので、ほとんどの子が数学好きになってしまうのですが、本当は社会に向いている子には深く社会を教えてあげるべきでした。

東進を導入するまでは、深く社会を教えることができなかったので、必然的に数学を深く教えてしまっていたのです。

  • 塾の都合ではなくて、お子さんに合わせて。やりたい。
  • 目先の高校受験をピークにするのではなくて、大学受験というゴールに向かって道を決めていきたい。

そんな思いが実現したのが、東進中学ネットの導入。ランゲージラボラトリーの授業を底に追加するというハイブリッド型の授業です。

目先の目標にとらわれるのではなくて、英数が重要であるという一般論にとらわれるのではなくて、柔軟にお子さんの特徴に合った戦略を描いていきましょう。