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新しい算数の問題をリリースしました。
この問題の狙いは「世の中のことを知ること」。
学校の先生って800万円ももらえるんですか?
なんてリアクションがありました。(けっこう稼いでいるよね!すごい!)
本記事の著者
高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格→リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。
小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>
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さて、実際に計算していくと色々とおもしろい。
24時間、365日働く想定になっている子。
これじゃあ過労死しちゃう
そっかー。でも1日何時間働くんですか?
お母さん、お父さんの働いている感じから想像できるでしょ?朝何時にいって、夜何時に帰ってくる?それか小学校の先生から推測してみればいいじゃん。
朝8時~夜8時ぐらいかなー。と結構いい線いっている。
実生活から数字を仮定する。これが計算の醍醐味だ。
次に想像がつかないのが休日・祝日だ。
月は28日~31日まであるけど、だいたい30日と設定すればいい。
カレンダーみないとわかりません。
いやー、だってさ、月~金まで5日間あるでしょ?
で、土日が2日でしょ?祝日も考えたとしても月に1日程度でしょ?
だから、計算すればだいたいの数が出るじゃん。
「えっだいたいですか?」小学生はだいたいの数で計算することができない。
また自分の体験していることをもとに数字を考えることに弱い。
数字はすでに与えられていて、かつ1つの答えがバシッと出る問題に慣れている子が多い。
でも実際には、計算の前提となる数字はそもそもわからないことが多く仮定するところから始まる。
例えば、塾の売上を予測するのに、館山市における塾の1日の来客数なんてデータはネット上にはない。
A塾とB塾の座席数がこれぐらい。近隣の中学は学年200人。
だから、○割ぐらい塾に行くと仮定して、そのうちの○割のシェアが取れたとして・・・と仮定に仮定を重ねて、計算もとの数字を計算する。
仮定の精度は日常生活で自分が体験していることが根拠になる。
アンテナをたてて生きていること自体が、数字の精度 を高める。
実際に僕が計算するとしたら、もっと簡略化して計算する。
1日10時間勤務、月20日労働→月200時間の労働。
年間は200時間×12ヶ月で=2400時間。計算しにくいから、約2000時間働いたとする。
年収800万円÷2000時間=時給4000円
本当は÷2400時間だから、時給がもうちょい減るはずだから3500-3700円ぐらい。
と30秒ぐらいで計算する。
こうやって概数を駆使して、計算しやすいように簡単な数字に変更して、計算をして見せると小学生は驚く。
え、そんなに数字をかえちゃっていいんですか?
いいでしょ。だいたいの数を出すのが目的なんだから。
というわけで、色々と学びがある「世の中のことを知るシリーズ」。
他にもたくさん問題を用意しています。楽しみにしていてください。
日常生活でつかう計算は、
と計算するが、日常生活の中に計算を溶け込ませるといい。
例えば夏休みの宿題が何時間の勉強で終わるか予測をたてて、逆算してスケジュールをたてるときとか。
小学生の算数講座や、中学生講座でやっています。
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