勉強の仕方

教科書が何冊も並んだ机の前で、頭を抱えて目を回す女子のちびキャラ。「まずは英数が先」「本番は2周目から」の文字。
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戦略

勉強の戦略の手描き図解。左に「まずは3教科:英語・数学・国語」、矢印「数学が壊滅的なら」で右の「私立文系:英語150〜200点・国語100点・社会100点」。見出しは「まずは英数国。数学が無理なら英・国・社を尖らせる」。

まずは英数国の3教科が圧倒的に大事

英語は文系、理系、どちらでも必須。特に私立文系では配点が高い。英語200~150点、国語100点、社会or数学100点という配点になる。

国語は全教科の土台となる。文章が読めない子は伸びない。文章を読んで学び、理解するから。国語力=理解力。理解力が低いと、人の2倍勉強しなければならなくなる。

数学は、思考力を鍛えるのに大事。複雑な物事を、筋道をつけて理解する力が育つ。特に高校生の勉強を理解するのに数学的思考力は重要。

数学が壊滅的…→大学受験は私文一択。英、国、社を尖らせる。

数学が壊滅的な人の戦い方として、数学から逃げることができる。ある程度、塾や家で勉強しているのに、数学がどうにもならない人は数学を切る。社会受験。

小学生の低学年から、数と実物がつながっていないことが根本的な原因。掛け算の単元だから、でてきている数字をかけるだけ、のように誤魔化してやってきたことのツケがきている。小学生のときはできたのに…→いや、できていない。点数が良かったのは、計算ができただけ。意味を理解しないで、計算をといてただけ。

野球選手に例えれば、打って守って走れる松井稼頭央のような選手は、全教科磨いて国立大学を目指せばいい。ホームランが打てるが、走れない、守れない選手は、苦手な守備・走塁に時間をかけるより、長打力を磨いてまずは打力で代打専門でもいいので出場機会を作りたい。

数学を切る人は、小池に相談ください。

理系は1.5倍大変

高校生で言うと、理系は文系の1.5倍大変。 思考力が問われるので、暗記するだけじゃ対応できない。勉強=暗記だと思っている子は、まずより系に進まない方がいい。数学がほとんどできない。

数学は地域的に大きな課題になっている。 安房高生の模子の平均点を見ても国語は高い、 英語は普通、数学が低いというのが毎年繰り返されている。 背景には計算重視での勉強しかしてきていないこと、 パターンを暗記して覚えてそれを吐き出すような数学のやり方をしていること、 それが小中と長年の習慣になっている。 当塾はそのやばさに気がついて、小学生、中学生からそうではない教育を施しているつもり。 だからうちの塾生は数学が大好きになる子が多い。

暗記型の勉強は中学生から

勉強=暗記だと思うと、その先がかなりきつい。勉強がつまらなくなる。暗記型の勉強を助長するようなものを、なるべく外して行った方がいい。例えば、早期に英語を学ぶとき。やり方にもよるが、英単語をたくさん暗記させられるスタイルは避けたい。

大量暗記や高速反復は思考力を奪う。自分で工夫して考える癖がなくなる。脳の成熟のスピードがある。三歳児に筋トレをガンガンやらせないのと一緒。トレーニングの適正年齢がある。※中学生ぐらいになると、暗記型の勉強をだんだん取り入れていってもいい。

勉強の仕方

塾の自習ブースで、館山中の制服の男子が、自分の書いた途中式を赤ペンで上から順にたどり、まちがえた行を悔しそうににらんでいる挿絵。文字「途中式をたどる」

バツ直しがもっとも重要

バツ直しができない子が圧倒的に多い。赤で答え写しているだけ。

例)数学の計算問題答えが違ったとき。自分の書いた途中式を上から順にたどる。ここの部分はあっているはず。ここもあっているはず。あー、ここが違った。だから直して、こうなるはず。(答えをもう一回見る)あってたor違った。違った場合は、解答の途中式と自分の書いた途中式をつきあわせて、どの部分が違ったかを見比べる。あー、ここのカッコの外し方がこうなんだー、という感じ。赤で答え写しているだけの子はヤバい。せっかく間違えたのに1mmも成長できない。

例2)漢字プリント。わからない漢字があるとスマホで調べて書いて◯にしてしまう。どれが自力でできたのか、できないのかがわからない。調べてもいいが、✕にしておくとか、◯にしても★マークをつけておき、自力でできていないこと、後で練習が必要なことがわかるようにしておくことが大切。

勉強は2周目からが本番

1周目は、自力でできるものと、できないものを仕分ける作業。2周目は、できないものをできるように変えていく作業。歯医者に例えれば、レントゲン取って虫歯を探す(1周目)、治療(2周目)。

治療しないで虫歯を放置するから悪化していく。虫歯があったことは残念ではあるが、どこを治療すればいいかわかってラッキー、という心構えが必要。

考える勉強をしているか

考える。勉強ができる子とそうでない子の差はだんだんと広がってくる。小学生のうちは目にあまり見えない。中学生のうちに少しだけ見える。高校生では大きな差となる。

小学生のうちには、考える問題の配点が非常に低い。小学生は基礎的な計算ができるだけで90点ぐらい取れるので、十点分の考える問題がとれなくても。自分の子供が出来ていないことに、あまり気がつかない。

推測することが大事

知識のみに頼るのではなく、推測して問題を解く。例えば I eat ( X ).と来たら、Xに入るのは食べ物。知らない単語だとしても食べ物系の何かであると考えることができる。(塾の授業は推測の仕方を教えている)

しかし、推測できることできない。この差は大きい。普段からそうやって考えてきていない。この感覚を変えることが重要。

高校の英語コミュの予習:推測してメモし、授業で確かめる

推測が効くのは中学だけではありません。高校の英語コミュ(英語コミュニケーション)は、家で英文を読んでおき、学校の授業はその解説、という流れで進みます。予習をしないで授業を受けても、ほとんど意味がありません。

よくあるダメな予習は、英文を手書きでノートに写す、知らない単語を片っ端から辞書で調べる、の2つ。作業の時間が増えるだけで、頭は使っていません。

小池がすすめる予習のやり方は、次のとおりです。

  • 英文は手書きで写さない。塾のコピー機でA3に拡大して印刷し、余白に書き込む
  • 予習は英語を和訳する。問題を解く感覚で読む
  • 簡単なところは頭の中で訳し、むずかしいところだけ書いてみる
  • 辞書は使わず、なるべく推測する
  • 推測したことはメモしておき、授業で確かめる
  • 授業で確認したいところを、はっきりさせておく

自分で考えるクセをつけること。そして、なるべく短時間で終わらせること。めんどくさいやり方は続きません。中学の I eat ( X ). と同じ考え方が、高校の長文でもそのまま生きます。

工夫して勉強する

例えば単語一つをやるにしても、まずは最初に一度テストをして、自分のできないものをあぶり出す。 自分のできない単語のみを集中的に練習する。そして再度テストをする。そのような勉強をしたい。ところが、ほとんどの子は10回ずつ単語を書くなどの作業化してしまう。その時には、自分の分かる単語も練習していたり。目的をすぐに見失う。

本質を見失わない

漢字の勉強を例にしよう。漢字を覚えることが本当のゴールなのに、ノートを埋めることがゴールになることがよくある。 全ての漢字を5回ずつ書いて、練習している…。練習だけして、テストをしない…。ゴールがぶれていることがよくわかる。

家族のサポート

家の廊下で、館山中の制服の女子が、通知を切ったスマホを母親が持つかごにしぶしぶ入れ、名残惜しそうに眉を下げている挿絵。
塾生限定

塾生サイトには、この話の続きを塾生だけが読める記事で載せています。塾生サイトで読む

※塾生の方は、まなぶ君と同じID・パスワードで読めます

スマホ対策

お子さんの集中力を奪い取るものを、基本的には排除して行くのが重要。例えば、スマホの通知音。今やっていることへの集中が切れる。通知オフにして、自分が見に行かない限り気がつかないぐらいにするのがいい。

まとめ:このやり方は、まなぶ君に入っている

自分の部屋の机で、館山中の制服の男子が、スマホでまなぶ君の一問一答の2周目を解き、できなかった問題が解けてぱっと明るい笑顔になっている挿絵。画面は本人の方を向いている。文字「2周目が本番」
  • まずは英数国の3教科。数学がどうしても無理なら、私立文系で英・国・社を尖らせる
  • バツ直しは、自分の途中式をたどって「どこで違ったか」を見つける
  • 1周目はできる・できないの仕分け、2周目からが本番
  • 知らない単語や表現は推測する。高校の英語コミュの予習も、推測→メモ→授業で確かめる
  • 最初にテストして、できないものだけを練習する

最初にテストしてできないものをあぶり出し、できないものだけを2周目で直す。この◯△✕の考え方は、まなぶ君の一問一答でも採用しています。まなぶ君を使っていれば、自動的にこのやり方で復習することになります。

学校で開ける紙のワーク・プリントは紙で、家やすき間時間はまなぶ君で。使い分けて、2周目を回していきましょう。

この記事を書いた人

小池哲平のアバター 小池哲平 ランゲージ・ラボラトリー塾長

ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて

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