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僕のうちはわりと放任主義。
塾には週三ぐらいで言っていましたが、家ではほとんど勉強しませんでした。学校と塾で、今日は完結するスタイル。家ではゆっくりとだらだら過ごす。なんとなくそんな感じでした。
でも、そんな僕も「あー、これか。」そう思う瞬間がありました。高校生になり東京の予備校に講習をうけにいくために、おばの家に泊まったとき。
「てっぺい、勉強したの?」
「ああ、してるよ。・・・っていうか、なんか嫌なんだけど。なにか常に監視されているみたいで。」
「だって、ミキ(僕の母。おばにとって妹)から預かってるんだから。ちゃんとしなきゃ。」
おばとはゆっくり話をして、勉強を監視しないでくれ。あなた(おば)はキッチリしなくていいから。キッチリするのは自分だから。自分のペースで休んだり、遊んだりもするけど、勉強もするから。自分の意志で来てるんだから。と伝えて、勉強したの?って言わないようにしてもらいました。
冬期講習や、夏期講習の時に行くぐらいだったので、たかだか1〜2週間の話でした。
でもこれが毎日のように続いたと考えるとゾッとします。
本記事の著者
高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格→リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。
小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>
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ベネッセの行った調査によると、小5で勉強しなさいと言われた子は、言われない子に比べ、3.6分勉強時間がすくなくなったという結果があります。
これは心理的リアクタンスが機能するかららしいです。
心理的リアクタンス:自由を侵害されたと感じると、「自由を回復しよう」して、言われたことの逆をやろうとすること。
「勉強しなさい」って言っても勉強時間は増えないし、たぶんかなりの確率で親子の関係がわるくなります。だから勉強しなさいっていうのは、やめたほうがよさそうです。
「ただ勉強をしなさい」って言わなくするだけで、子供が勉強するようになるわけではありません。
学びに興味を持つような仕掛けが必要。
自然に学びになることを日常生活に埋め込むんです。
例えばうちの子供は、ポケモンにはまっています。もともとはテレビで見たポケモン。文章を読めるようになってほしいなぁと思い、ポケモンの図鑑を買いました。するとポケモン図鑑にもドハマリ。いろんなポケモンの名前を覚えたり、新しい知識を得ています。
ゲームの例をあげます。
Minecraftにハマった子供に、鉱石の図鑑を買ってあげたり、石見銀山に連れていって、Minecraftの世界をみせたり、好きなものから広げて勉強につなげていくという方法はいくらでもあります。
ファッションが好きならば、ファッション誌を買ったり、パリコレやミラノコレクションをみたり、ファッション誌を学んだりと展開の仕方は色々とあると思います。
ファッションなら情報源は外国のものになることも多いと思うので、英語に触れる機会にもなります。
ファッションからは歴史は繰り返すということを学ぶこともできます。歴史を知ると、今のファッションの見方が変わってくる。面白い!って感じてファッション誌だけでなく、日本史や世界史にも興味を持つきっかけになるかもしれません。
この辺の参考になる本をご紹介します↓
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 >
僕の例で言うと、野球に興味を持って、野球の漫画を買いあさりました。ドカベンで有名な水島新司にはまり、ドカベン、大甲子園、光の小次郎、ストッパーなど。他にもたくさんのマンガを読みました。
水島新司の漫画をある程度読むと、他の人が描いた漫画も読みたくなりやまだたいちの奇蹟、ストッパー毒島と出会い、毒島がおもしろかったのでたハロルド作石の他のマンガも読みました。
勉強とは関係ないかんけいないですが、野球というジャンルから好きな漫画家を見つけ、その人の漫画から別ジャンルの漫画も読むようになりました。
まったく新しいジャンルのマンガは、ハードルが高いです。でも一回野球マンガでおもしろいと感じた漫画家のマンガは読むことができます。毒島が面白かったので、音楽にはあまり興味がありませんが BECK は読めました。ていうかめちゃくちゃ面白かったです。
こうして、連想ゲームのようにどんどんと世界が広がっていきました。
ちなみに、勉強とのつながりでいうと、野球には打率が出てきます。
小学校6年生の時に大流行した実況パワフルプロ野球で友人と対戦をして、その記録を方眼紙に書いていきました。立浪は3打数1安打で、前の試合は4-2だったから、合計7打数3安打。打率は、4割…とすべて計算して、方眼紙に書き留めました。
130試合やって個人成績をすべて出そうという、凄まじいことを計画していました。結局30試合ぐらいで終わってしまったと思うのですが、でも膨大な量の計算をしました。
苦手としていることが多い割合と言う分野ですが、僕は野球のおかげで大得意でした。
好きなものを広げていく。広げていく手助けが親にできる仕事です。
ちょっとやらしいかもしれませんが、自分の意図する方向につなげるのでもいいんです。
例えば、ぼくは息子には読解力をつけてほしいと思っています。読解力は.まずは文章読むのをくにしない文字に対する耐性をつけること。
からポケモンにはまっているときに、ポケモン+文章なものをさりげなくリビングに置いておきました。それに食いついたので2巻、3巻などとどんどんと展開を広げていきました。
そんな感じで、好きなこと ✕ 身に着けてほしいこと で考えていくといいと思います。
野球が好きなことに、英語に触れて欲しいならば、メジャーリーグの試合を一緒にみたり、雑誌を読んだり、ちょっと奮発して本場に見に行ったりすれば、英語に興味を持つと思います。
将棋の藤井聡太さんや、有名起業家がうけていたということで注目を集めているモンテッソーリ教育。
要は、今ハマっていることをとことんやらせてあげようということだと僕は解釈しています。
モンテッソーリには敏感期(びんかんき)というキーワードがでてきます。
敏感期に獲得しないと後では習得できない。一見無意味に見えるかもしれないけど、それは何らかの能力を獲得しようとしてる。
例えば、3歳の子供がペットボトルの水を、小さなキャップにつごうとする。もちろん失敗して、テーブルの上はびちゃびちゃ。「やめなさい」と言いたくなりますが、実は手首をかえすことを練習している。そう考えるのがモンテッソーリの考え方。
トレーをしいてあげて、その上でいくらでもこぼしていいようにしてやらせてあげる、というのがモンテッソーリ教育的な考えです。
じゃあ、どうしたらいいの?ってことですが、親自身が勉強して、勉強の楽しさを感じている雰囲気を見せるのです。
うちの子は6歳と3歳なのですが、3歳のこがやっている遊びをみると6歳の子はすぐにやりたがります。楽しそうにやっている姿を見て、なんだかおもしろそうに思うみたい。
この前も普段は見向きもしないような木琴に、「ねえねえ、やらせてー。」といっていて、なんだか笑っちゃいました。人が楽しそうにやっているものって面白そうに見えるんですよね。
僕がPCをいじっていると「ぼくにもやらせてー。」と6歳の長男は言ってきます。
「6歳の子供だから真似したがるんでしょ?中学生はそんなことないよ。」そんな反論が聞こえてきそうですが、そんなことないと思いますよ。
やりたいこと、なりたい自分になるために、今も進化を続ける姿を見せる。それも楽しそうにやっている感じを受ければ、子供たちもマネしたくなりますよね。
これが「勉強しなさい」の代替案です。ただ口先だけで勉強しなさいといっても響かない。むしろマイナス。手軽なものに効果はないってことですね。
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おばさんの家は、とにかく息苦しかったです。
何をしていてもみはられているような…。
(普段はそうじゃないんですよ。あくまで受験期にかぎって)