MENU

\24時間OK/

\平日9-16時 土日祝9-18時/

\無料、お気軽に!

中学英語の最大の山場は中1の英文法

最近の中学生は英語ができない。とくに文法が壊滅的だ。

  • be動詞と一般動詞を区別
  • 疑問詞の疑問文を作る
  • 代名詞に直す
  • 三単現のs

全部中1単元だけど、学校の授業だけでこれらをちゃんと理解している子にあったことがない。

  • 三人称単数→3人いるの?
  • Your mother→あなたの~だから2人称
  • Do Ken and Tom paly tennis? →Yes, I do.

そんな具合だ。英語は中1の文法がかなり重要で、中2、中3はその変化形にすぎないとも言える。

疑問文のつくり方は、

  • 一般動詞パターン
  • be動詞、助動詞パターン

2つしかないと見えれば、その後はすべてどちらかのパターンにあてはめて考えられる。

中3でならう現在完了も、助動詞型の一種だ。

You can play tennis.
Can you play tennis?

助動詞型は助動詞を前にだせばいい。

You have played tennis for three years.
Have you played tennis for three years?

とhaveが助動詞的働きをしていると考えれば、「あー、canと一緒じゃん。」と気がつけるし、Yes、Noで回答する方法もひょっとしたら一緒なんじゃないか?と類推できる。(実際、同じ。)

Can you~?
→Yes, I can.

Have you~?
→Yes, I have.

だから、実は英語の山場は中1に来るのだ。

本記事の著者

塾長小池の写真(マスクをしている)

高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。

小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>

\お気軽にどうぞ/

目次

具体→抽象が得意な子が多い

中1はまだまだ抽象的思考が苦手だ。だから、助動詞のときは助動詞を前にだして疑問文を作るという法則(抽象)を伝えて、練習問題で練習するだけではモノにならない。(抽象→具体)

He can play tennis.
→Does he play tennis?(✗)

と間違えたりする。

元の文にはcanがあるでしょ?助動詞でしょ?助動詞は前にだして疑問文作るんだよ。

heのときはDoes he~?ってなるのかと思ってました。

Is he~?もあるし、Can he~?もある。動詞で決まるんだよ!

そっか~

なんてやり取りを繰り返し、演習問題(具体)→法則の理解(抽象)へといくケースが多い。

10人に1人ぐらいは抽象→具体が行ける子もいる。こういう子はメチャクチャ頭が良く、演習量が少なくてすむ。しかしあくまで例外で、具体→抽象しか行けない子が多いので演習量をこなさなければならない。

そしてそのときに気をつけることは、つど抽象を確認することだ。

疑問文にせよ。

He is happy.
He plays tennis.

ならば、まず見るのは動詞。動詞はどれ?そう、is。be動詞?一般動詞?be動詞!じゃあどうやって疑問文作る?前に出す。正解!

次。まず動詞見る。はい、一般動詞。一般動詞のときはどうする?動詞にsついてればDoes、ついてなければDo。sついているからDoes!

という具合だ。

大抵の子は文章を丸暗記しようとする。法則(抽象)と結びつけて理解しないと応用がきかない。

疑問文にせよ
They are students.

theyってなんですか?they忘れちゃったからできません。

いやいやいや、they関係ないし。動詞をみてbe動詞か一般動詞か判断するだけでしょ?だから問題自体はとけるよね?問題といた上で、答えはわかるんですけど、theyってなんですか?って質問しないと。

となる。

抽象と具体を行ったりきたりできる力を養えるのが英文法だ。

この力は他の教科でも、面接でも非常に重要な力だ。数学なら、抽象→具体という順番に習うことが多い。公式は抽象であり、個別具体的な問題に当てはめて解く。面接なら、抽象-具体で話すのが基本だ。「私の強みは1つの物事にとことん熱中できることです。中学生のときに…」と話を展開する。また個別具体的質問に答えていきながら、「要するに私はこういう人間ですよ」と相手に伝えるという大きな抽象をイメージしながら話すことになる。

英文法は塾専用教材がいい

中1の英文法は非常に重要だし、ガッツリと時間をかけてやったほうがいい。学校では、それほどやっていないようだし、学校ワーク推しの僕だが、残念ながら英語のワークはちょっと物足りない。演習量がすくないのだ。英語のワークだけは別の教材を用意したほうがいい。最適なのは塾用教材だ。ウイニング、新中問、オリテキ、フォレスタ、など色々あるが、教科書準拠じゃないほうがいい。通常の通年テキストがおすすめだ。

教科書準拠は文法を教えることだけに最適化されていない。通年テキストは文法を習得すべき順番にならんでいるので、あまり表現の暗記が必要なく文法のルールを学ぶことに集中できる。また同じ単元のページ数で比較したときに、4倍ぐらいある。具体→抽象で理解する中学生たちにはある程度演習量が必要になってくる。

英文法が分からないけど点数を取っている子が危険

意外と危険なのは、英会話スクール通っていて変な自信をもっている子だ。英文法の理解をしていないが、暗記のみでそれなりの点数を取っている。文法を軽視して、得意の単語つなぎ合わせ戦法が通用しなくなる中3後半(関係代名詞、分詞が出てくるから)で詰むケースが多い。関係代名詞を理解するには、形容詞や、文の骨格と肉付けを理解しなければならないが、そういった概念がないから解説が理解できない。中3は逃げ切ったとしても、難易度が高い大学入試の英語では、文構造の理解(文法的理解が不可欠)ができず、暗記にのみ頼り、行ったとしても偏差値60止まりになることが多い。(偏差値60は英語を武器としているのなら物足りない)

うちの塾に通っている子は心配ない。塾で十分にこなすからだ。しっかりした文法力、抽象具体の行き来を身に着けてほしい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次