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10秒で答えが浮かばなければ即死。
すぐに諦める。
やり方を教えて下さい。
考えることをせずに、てっとりばやい方法を聞く。
似たような質問に、
足すんですか、引くんですか?
習ってませーん。
がある。
これらの質問は、自分で考える気がありません、という点が共通している。
この子たちにすぐに教えてみたこともある。
「この場合はこうだよ。」「こう考えるといいよ。」
ますます依存度が高まり、考えようとしなくなる。これじゃできるようにならない。
こんな自分で考えない子どもたちも、自分で考えるようになる。
本記事の著者
高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格→リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。
小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>
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5÷2=2.5
A=2.5、B=2.5
どうしても式をたてることありき。
数字をあてはめて試してみようとできない。
数字をあてはめて試してみればいいんだよ。
例えばさ、・・・。
算数は、「式をたてなければならない」という間違った思い込みをしている子は多い。
そういう子は融通がきかなく、見たことのあるパターン問題しかとけない。
それも、直近3ヶ月以内の問題でないと、
やり方を忘れました。
となる。
それはそのはず。
意味を考えていないため、記憶は3ヶ月しかもたない。
20分後。ようやく式でとくことを諦めた。
そして、数字を積極的に当てはめて、正解を探すようになる。
しかし、ここでまた2パターンに分けることができる。
ヤミクモに全パターン試す子と、意味を考え法則を見つけようとする子だ。
最初はヤミクモでいい。試さないよりマシだ。
そのうち偶然に「アレ?」と気がつく瞬間がある。
なんかこうやるといけるぞ。
そこで意味を考え法則を見つける子に変わることができる。
せんせー、必勝法を見つけました!
1問に10分かかっていた子も、必勝法を編みだすと1問1分でスイスイすすむようになる。
この様子を見ている僕は、これが浮かぶ。
そう、勉強は必勝法探しだ。パターン暗記はつまらない。パターン暗記をしている人は早晩伸び悩む。
とくに算数/数学は必勝法探しゲームだ。
秋山さんのように、集中して深く考える小学生たち。
苦しんでるじゃん。コレはね・・・(解説しようとする)。
いや、ちょっと待ってください。
もう少しでいけそうです。
だんだんとこうなってくる。この感じを引き出すのが小・中学生の算数の目的だ。
ここには依存心はない。
自立している。
同じくてんびん問題だが、
どう? なんか法則見つけた?
見つけました!!
B2個と、A4個がつりあうってことは、半分にしても同じだからB1個とA2個がつりあいます。
ってことはAはBの2倍の重さだから…
猛烈な勢いで自分の見つけた法則を嬉しそうに話す。
それも一人だけじゃなくて、俺も!私も!
と次々に話し出す。
問題をといている様子を見ると前のめりになり、プリントに釘付けになっている。
とけるとガッツポーズをする子もいる。
① よく考える必要のある良問を用意する
② 問題をといている様子をみて、
せんせー、わかりませーん