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高校受験の最後の追い込みは社会・理科で|直前3週間の理社の勉強法

冬の夜、こたつの部屋で、館山中の制服にマフラーを巻いた女子中学生が一問一答のカードを焦った顔でめくっているイラスト。「入試まで残り3週間」「追い込みは理科と社会」「5教科250点→310点」の文字。

ランゲージ・ラボラトリーの小池です。

高校受験の最後の追い込みは、社会と理科でやります。入試の3週間前からでも点が伸びやすいのが、この2教科だからです。

ギリギリ合格を狙う駆け込み組は、入試までの3週間の過ごし方で天国と地獄に分かれる。

この記事では、塾で中3と一緒にやってきた理科・社会の追い込み方をまとめました。

先に要点です。

  • 入試の直前に伸ばしやすいのは、暗記の多い理科と社会
  • 一問一答は✕だけを回し、全部○になるまでやる。なるべく書かない
  • 理科の計算問題は、図を描いて時間をかける単元と割り切る
  • 仕上げは選択肢なしで答える問題で、知識をつなげる
塾生限定

ランゲージの塾生は、学習サイト「まなぶ君」の理科・社会の一問一答で、間違えた問題や自信がなかった問題を、忘れかけたころにもう一度出してもらえます。塾生特典の中身を見る

目次

最後の追い込みは理社

理科と社会を50点から80点に上げると、5教科の合計が250点から310点になることを、2本の積み上げ棒で比べた手描きの図解。見出しは「理社を30点ずつで、250点→310点」。

追い込みが効きやすいのは理科と社会。暗記科目は直前にやったことをそのまま入試に持っていきやすい。

英語や数学は積み上げの教科なので、3週間で一気に上げるのは簡単ではありません。

理社を30点ずつ上げると、5教科は250点から310点

理科、社会がそれぞれ50点。5教科合計が250点だったとしよう。

理科社会英・数・国5教科
追い込み前50点50点150点250点
追い込み後80点80点150点310点
例:理科と社会を30点ずつ上げた場合(英・数・国は変わらないとして計算)

理科社会を80点までもっていけば、60点伸びる。合計点も310点になる。

310点を取れば安房高合格者の中でも、中の下ぐらいの位置にいける。

安房高校で見ると、当塾の目安(5教科500点満点)はギリギリ合格が270点、真ん中が320点です。250点ではギリギリの270点に20点届きません。310点なら合格圏に入り、真ん中まであと10点です。目安は年度によって上下するので、最新の数字は安房高校の記事で確かめてください。

安房高校の倍率は、前期・後期が一本化した2021年から0.90〜1.08倍で、志願者は定員とほぼ同じ数です。それでも定員を超える年があり、そうなるとギリギリの層は数点の差で分かれます。だから、最後の3週間で理社の30点を取りにいく価値があります。

一問一答で✕だけを集中攻撃する

一問一答を1周目は全部、2周目は✕だけ、3周目は残った✕だけと、カードの束が薄くなっていき最後に全部○になる流れを描いた手描きの図解。見出しは「2周目からは、✕だけ」。

理科社会は、自作教材である一問一答を使っている。

○✕をつけて、✕は2周目、3周目ができる。全部を○に変えるまでやり込む。バツだけを集中攻撃。

✕をどう直すかは、勉強のバツ直しの仕方に詳しく書きました。

なるべく書かない。だから4倍の速さで終わる

そして、極力書かない勉強をすることで、効率を上げる。

本来30分かかる単元が、一問一答なら7分で終わる。(実際、塾で測定したことがある。)4倍速で終えられる。だから、中1理科の復習が2時間で全単元終わった。

ちなみに塾生たちは、定期テストも、実力テストも理社は抜群に成績がいい。

理科の計算問題は図を描いて時間をかける

塾の教室の机で、館山中の制服の中学3年生の男子がノートに電気回路の図を描いて数字を書き込み、解き方が分かった瞬間にぱっと明るい顔になっているイラスト。「図にすると見えてくる」の文字。

ただ理科には難しい計算問題も一部ある。

電流と電圧、密度、圧力、化学変化と質量のような単元です。

絵図で考える基礎がない子にはここは難しく感じる。ここだけは時間をかけて丁寧に電子黒板で解説をし、演習問題を書いて解く。

解くときは、問題文の数字を図に書き込み、求めるものに「?」を置きます。図にすると、どの数字とどの数字を使えばいいのかが見えてきます。

暗記パートと計算パートを明確に分けて、スピードを上げるところ、あえてゆるめるところをメリハリをつける。

中学理科の計算には、小学校の算数がそのまま出ます。割合や比があやしいと、理科の計算でつまずきます。

オープンクエスチョン型の問題で知識を固める

手書きの小テストの問題。鉱物、火成岩の名前、火山の形、噴火のようす、火山の色の関係を表した図をかんたんにかけ(略称でOK)、という選択肢のない問い
出題例(オープンクエスチョン)。当塾の小テストより

また、問題集はクローズドクエスチョン(選択肢から選ぶ問題)での出題が多いが、仕上げ段階ではオープンクエスチョン(選択肢なしで答える問題)で出題をするのが重要だ。

普通の問題では、火山の地中深くでできる岩石で、白っぽいのは何か?という出題の仕方。しかも選択肢があったりする。それじゃダメだ。わかってなくても、消去法で正解できてしまう。

本番では、最悪消去法でいいが、練習段階でそれではまずい。

選択肢なしで聞くと、知識がつながる

また、オープンクエスチョンでの質問は知識がつながるメリットがある。上の例だと、鉱物、岩石、火山の形は本来縦につながっている。

正解例の手書きの図。鉱物を無色(セキエイ、チョウセキ)と有色(ウンモ、カクセン、キセキ、カンラン)に分け、火成岩を火山岩(流紋岩、安山岩、玄武岩)と深成岩(花こう岩、閃緑岩、斑れい岩)に並べて、白から黒への色、盛り上がった形からなだらかな形、はげしい噴火からおだやかな噴火までを対応させている
正解例

まとめた形でオープンクエスチョンで聞くことで、つながりを意識しやすい。この中から単子葉類の植物を選べではなく、単子葉類の植物を覚え方と共にわかるだけ例をあげよ、など。

解答例の手書き。単子葉類の植物の覚え方「ユリちゃん、常にイトウくんに夢中」から、ユリ、ツユクサ、ネギ、イネ、トウモロコシ、ムギ、チューリップを書き出している
解答例。単子葉類の植物

社会も同じです。「この中から鎌倉時代の出来事を選べ」ではなく、「鎌倉時代の出来事を、起きた順にわかるだけ書け」と聞くと、年号と人物と出来事がつながります。

入試まで残り3週間の使い方

入試まで残り3週間の使い方を、1週目は中1・中2を単元ごとに、2週目は中3の範囲と理科の計算、3週目は過去問とバツ直し、その下を通して一問一答の✕を毎日回す帯で描いた手描きの図解。見出しは「残り3週間は、手を広げない」。

入試までの3週間で、理社を80点まで持っていきたい。

残り3週間は、新しい問題集に手を広げません。手元の一問一答と、これまでに✕だった問題だけを回します。3週間の使い方の例です。

1週目:中1・中2の範囲を単元ごとに一気に

範囲の広いテストは、分けて一気にやります。社会なら世界地理、日本地理、歴史の前半、歴史の後半のように単元で分け、1回で1つの単元を一問一答で最後まで回す。2022年の中3の夏期講習では、中1の世界地理を1時間で通して復習したら、模試の過去問の正解率が71%から90%に上がりました。

分けて一気にやる「分割法」は、範囲の広い入試の勉強法の記事に書きました。

2週目:中3の範囲と理科の計算

中3で習った範囲(理科なら運動とエネルギーや天体、社会なら公民)は、習ってから日が浅く、まだ固まっていません。ここを一問一答で回しながら、理科の計算は図を描いて解き直します。

3週目:過去問で時間配分とバツ直し

最後の週は、公立入試の過去問を時間を計って解き、間違えた問題を直します。過去問の✕も一問一答の✕と同じで、○になるまで解き直す。直前期の過去問の使い方は、こちらにまとめました。

塾生特典:まなぶ君の一問一答が✕を出し直してくれる

夜の自宅の勉強机で、館山中の制服の中学3年生の女子がタブレットの一問一答で、前に✕だった問題がもう一度出てきたのを夢中で解いているイラスト。「間違えた問題また出た」の文字。

一問一答で✕だけを回すのは、言うのは簡単でも、どれが✕だったかを一人で管理するのが大変です。ランゲージ・ラボラトリーの塾生は、ここを学習サイト「まなぶ君」に任せられます。

  • 理科・社会の一問一答で間違えた問題や、自信がなかった問題を、まなぶ君が覚えておいて、忘れかけたころにもう一度出す
  • 紙の一問一答は塾や学校で、まなぶ君は家やすき間時間に、と使い分けられる
  • 解いた問題と○△✕は、保護者の画面でも見られる

まなぶ君は塾生専用です。塾外生は使えません。

塾外生の方は、無料体験で理科・社会の一問一答のやり方を見に来てください。館山の中学生の授業の中身は、館山の中学生コースにまとめています。

高校受験の理社の追い込みでよくある質問

塾の自習室で、志学館中の制服の中学3年生の男子が一問一答のプリントを手に、入試まで3週間で何をすればいいか不安そうに先生に質問しているイラスト。「あと3週間何をやる?」の文字。
高校受験の最後の追い込みは、何から始めればいいですか?

理科と社会の一問一答からです。暗記の多い理社は、直前にやったことがそのまま点になります。1周目で全部解いて○✕をつけ、2周目からは✕だけを回します。

最後の追い込みとは、何をすることですか?

入試までの残りの期間で、点を取れるところに時間を集めることです。高校受験なら、新しい問題集に手を広げず、理科・社会の✕を○に変え、過去問で間違えた問題を解き直します。

入試まで3週間で、理科と社会は何点上がりますか?

人によって違います。小池は、理社が50点ぐらいの中3なら、80点を目標にします。2教科で60点上がれば、英語・数学・国語が同じ点のままでも、5教科の合計は60点上がります。

中学3年間の理科・社会の総復習は、どうやればいいですか?

単元ごとに分けて、1回で1つの単元を一気に通します。社会なら世界地理、日本地理、歴史の前半・後半のように分けると、範囲の広さに押しつぶされません。分割法のくわしいやり方は範囲の広い高校入試の勉強法に書きました。

理科の計算問題が苦手です。直前でも間に合いますか?

計算は暗記と分けて、時間をかける単元と割り切ります。問題文の数字を図に書き込み、求めるものに「?」を置くと、どの数字を使えばいいかが見えてきます。全部の単元を追わず、✕の多い単元から解き直してください。

まとめ:高校受験の最後の追い込みは理社で

高校受験の最後の追い込みの要点、直前に伸びるのは理科・社会、一問一答は✕だけを回す、理科の計算は図で時間をかける、仕上げは選択肢なしで答える、をチェックリストにした手描きの図解。見出しは「最後の追い込みは、理社で」。
  • 入試の直前に伸ばしやすいのは、暗記の多い理科と社会
  • 理社を50点から80点にすると、5教科の合計は60点上がる
  • 一問一答は✕だけを回して、全部○になるまで。なるべく書かない
  • 理科の計算は図を描いて、時間をかける単元と割り切る
  • 仕上げは選択肢なしで答える問題で、知識をつなげる

残り3週間は、勉強の量で押し切る時期でもあります。勉強量を増やす工夫は、こちらにまとめました。

この記事を書いた人

小池哲平のアバター 小池哲平 ランゲージ・ラボラトリー塾長

ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて

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