大学受験の歴史(世界史・日本史)の勉強法:流れ→用語→演習

東進館山校で、安房高校の制服の男子が付箋だらけの歴史の用語集を開き、覚えても伸びないことに悩んで眉を寄せている。「用語を覚えても伸びない?」「大学受験の歴史の勉強法」「流れ→用語→演習の順」の文字。

ランゲージ・ラボラトリーの小池です。大学受験の歴史(世界史・日本史)の勉強法をまとめます。日大レベルから、早慶・国立レベルに受かるところまで、使うのは同じ順番です。

結論から書きます。流れをつかむ→用語を覚える→問題演習。この順番を守ってください。

この記事でわかること
  • なぜ用語より先に「流れ」なのか
  • 3つの段階それぞれで、何をどう使うか
  • 世界史と日本史で違うところ
  • 中学の社会とのつながりと、まなぶ君の使い方
目次

歴史は「流れ→用語→演習」の順で

歴史の勉強の順番の手描き図解。木の幹が「1 流れ(幹)」、枝が「2 用語(枝)」、葉が「3 演習(葉)」。見出しは「歴史は、流れ→用語→演習の順」。

歴史がいくらやっても伸びない人は、用語をバラバラの「点」として覚えています。歴史の土台になるのは、時代と流れの2つです。

  • 時代:その社会を動かしている根本のしくみ。誰が実権を握り、何で財政を支えていたのか
  • 流れ:出来事の原因と結果のつながり。なぜそれが起き、その結果、社会がどう変わったのか

この枠組みがないまま用語を詰め込むと、すぐに抜け落ちます。共通テストや論述の初見の問題にも太刀打ちできません。だから、まず流れ。用語はその上に積みます。土台(概念)と演習の関係は、こちらにくわしく書いています。

概念と演習:幹を太くしてから、葉を増やす

1 流れをつかむ:講座か講義系の参考書

東進館山校の受講ブースで、木更津高校の制服の女子がヘッドホンで歴史の講座を受け、教科書と用語集を横に開いて夢中でメモを取っている挿絵。画面は本人の方を向いている。文字「教科書と用語集をそばに」

東進の講座で

東進生は、講座を受けて流れをつかみます。世界史なら、たとえば荒巻豊志先生は、細かい知識を詰め込むより大きな流れで歴史を語る先生で、地図や政治・経済の理解を大事にします。加藤和樹先生の講座もあります。どの先生が合うかは、体験受講で確かめてください。

受講するときは、教科書と用語集をそばに置き、わからないことはその場で調べる。これだけで、授業の吸収がまるで違います。

参考書で

講座を取っていない科目は、講義系の参考書(先生の授業をそのまま文章にした本)を1冊通して読みます。ここでも教科書と用語集はそばに置きます。

2 用語を覚える:講義を再現し、薄い本から一問一答へ

東進館山校の白い長机で、安房高校の制服の男子が、講義で聞いた歴史の流れを身ぶりをつけて友達に説明し、得意げに胸を張っている挿絵。聞いているのは志学館高校の男子。

まずはテキストの復習

講座を受けたあとのテキストは宝物です。講師の説明を、自分の口で再現してみる。友達に聞かせるつもりで話してみると、どこがわかっていないかがはっきりします。

市販の本は、背伸びせずに簡単なものから

  • レベル1:薄い本で全体像をつかむ。200ページほどの薄い用語の本(たとえば文英堂の「時代と流れで覚える!」のシリーズ)を、まず完璧にする。挫折しにくい
  • レベル2:一問一答で細かいところまで(難関私大向け)。500ページほどある分厚い一問一答で、早慶レベルまで届く。似た本がいくつかあるので、レイアウトの好みやアプリの有無で選び、1冊だけをやり切る

分厚い一問一答を高1・高2でいきなり始めると、挫折しやすい。流れがつかめてからにしてください。

3 問題演習:模試と過去問

問題演習の往復の手描き図解。「模試・過去問」で「解けなかった所」は「テキスト・用語集」に戻り、「覚え直して解く」の往復。見出しは「解けなかったら、テキストと用語集に戻る」。

問題演習は、模試と志望校の過去問で行います。解けなかったところは、テキストと用語集に戻って覚え直す。この行き来をくり返して、知識を点数に変えていきます。

東進の模試の受け方と復習のしかたはこちら。過去問とAI演習の進め方は、高3の仕上げの記事にまとめています。

塾生限定

塾生サイトには、この話の続きを塾生だけが読める記事で載せています。塾生サイトで読む

※塾生の方は、まなぶ君と同じID・パスワードで読めます

世界史と日本史で違うところ

世界史と日本史の違いの手描き図解。世界史は「地域A」「地域B」「地域C」を横の矢印でつなぐ「横のつながり(同じ時代)」、日本史は「前の時代」「この時代」「次の時代」を縦の矢印でつなぐ「縦のつながり」。見出しは「世界史は横、日本史は縦でつなぐ」。

3つの段階の順番は、世界史も日本史も同じです。違うのは、つなぐ方向です。

つなぐ方向流れをつかむときのコツ
世界史横のつながり同じ時代に、ほかの地域で何が起きていたか。地図を横に置き、地域どうしの関係で覚える
日本史縦のつながり前の時代から何が変わったか。実権を握る人と、財政・土地のしくみの移り変わりで覚える

世界史は地域が多いので、1つの地域を縦に追うだけだと、ほかの地域と結びつきません。日本史は1つの国の話なので、時代ごとのしくみの変化を追うと、用語が自然に並びます。

中学の社会からつながっている

家の本棚の前で、翔凜高校の制服の女子が、中学のときに読んだ歴史マンガと高校の教科書を見比べ、流れがあいまいなことに気づいて眉を下げている挿絵。文字「中学の歴史が土台になる」

大学受験の歴史は、中学の歴史の上に積み上がっています。中学の歴史の流れがあいまいな人は、そこに戻るのがいちばんの近道です。中学生のうちからできる社会の伸ばし方(マンガで歴史の流れをつかむなど)は、こちらに書いています。

まとめ:流れの土台は、まなぶ君で

家のリビングのソファで、木更津高校の制服の女子が、スマホでまなぶ君の歴史の一問一答をテンポよく解き、楽しそうに集中している挿絵。画面は本人の方を向いている。文字「まなぶ君で」
  • 歴史は、流れをつかむ→用語を覚える→問題演習の順
  • 流れは講座か講義系の参考書で。教科書と用語集をそばに置く
  • 用語は講義の再現から。薄い本で全体像、一問一答は1冊だけ
  • 演習は模試と過去問。できなかったところはテキストと用語集に戻る
  • 世界史は横、日本史は縦のつながりで覚える

この考え方を、中学の歴史で全部盛り込んだのがまなぶ君の歴史の一問一答です。深掘りする一問一答で1つずつ理解し、流れをつかむ一問一答で、点で覚えた用語を線につなぎ直す。まなぶ君を使っていれば、自動的に「流れ→用語」の順で勉強することになります。

高校で歴史がわからなくなった人も、まずはまなぶ君で中学の流れを取り戻してください。家ではまなぶ君、学校では教科書と用語集、と使い分けると、すき間時間も勉強に変わります。

この記事を書いた人

小池哲平のアバター 小池哲平 ランゲージ・ラボラトリー塾長

ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて

目次