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小学生が漢字の書きがなぜできないのか【対策も】

漢字の書きができないという声は多い。たしかに練習をするしかないが、生徒たちの間違え方を見ていると気が付くことがあります。

本記事の著者

塾長小池の写真(マスクをしている)

高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。

小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>

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目次

漢字は意味を考えるのが重要

こんな問題だあったとしましょう。下つづみと書いてしまう子が結構多いです。

正しくは舌つづみだが、意味を考えていない。

ほかにもワカモノと書いてしまうミス(正しくは若)。ワカモノは若いをあらわすから物じゃおかしい。でも、意味を考えずに音だけで考えている子は多い。意味を考えながら、練習をすることが重要です。

どうやって漢字の意味を知るのか?

意味が書いてある漢字ドリルを使う

出典:くもんの漢字ドリル小5

練習のところに意味が書いてある。これを必ず確認することです。

訓読みから漢字の意味がわかる

訓読みを読めば意味が分かります。例えば「許諾する」という漢字は小5には難しい。読み方はわからないでしょう。しかし、は「ゆるす」という訓読みだから、何かを許すということなんだろうと意味がわかります。

【対策】学校指定の漢字ドリルに意味がのっていない…

  1. 訓読みから、意味を理解する
  2. 熟語から意味を推測する

しかないでしょう。

訓読みが載っていれば簡単。移は、うつるってことね。と意味を理解できます。

音読みしか載っていない漢字。これは熟語から意味を推測しましょう。

、法。両方のに共通する意味って何だろう?

「あっ、ルールってことか。」という具合です。

複数の具体例から共通点を抜き出すこと抽象化という。
勉強を通じて獲得したい重要なスキル。

部首から漢字を考える

【問題】漢字になおそう

きけん

危検? 危険?
どっちかわからない…
よくあります。

そのときに役立つのが部首。

阝(こざとへん):切り立った山の頂上→けわしい。危険「冒険・危険」

きへん:木をあらわす→木簡(もっかん)のイメージ。紙がない時代、木簡に法律を書いたことから、きへんは調べる、取り閉まる、決めるなどの意味を持つ。「検査・検定・検討」

木簡
出典:中国中学歴史教科書

こざとへんきへんの違いを理解していると、区別が楽になります。特に小学高学年~中学生になると、似た形の漢字が増えてきます。これを理屈抜きに丸暗記するのは厳しい・・・。

部首の意味を覚えながら、漢字を練習していくといいです。形声文字は音が同じで、意味が違います。

出典:毛利達夫の「名前の詩」

形声文字では、意味は部首が担当しています。ちなみに形声文字は70%あります。この考え方は非常に大事。

形声文字:意味をなす部分と、音をなす部分を組み合わせて作られた漢字。高学年以降、形声文字の割合がふえていく。

読み方意味を説明しよう

険:ケン。危険という意味

検:ケン。調べる、取りしまる、決める。

倹:ケン? 意味は・・・・わかんない。

となった人が多いと思います。

倹という漢字を使う熟語を思い浮かべてほしいです。

倹約(けんやく)がある。

倹約の意味を考えると、節約とほぼ同じだ。

だから

倹:意味は「節約する」

と考えるといいでしょう。

すると、同じケンという音でも意味に応じて使い分けることができますね。

漢字ドリルのやり方

ただ写すだけ→✕

漢字ドリルをやっているようすをみても意味をよまずに、ただ写している子は多いです。

出典:くもん漢字ドリル小5

規・規・規・規

本人はただ写しているだけ。早く終わってラッキー。頭を使わなくて楽だぜ。とその場しのぎで終わらせていないでしょうか?

するとどうなる?意味が分からない。何も感じない。

漢字練習の時間は線をたくさん引く作業。本人は楽している気がしているが、実は後で大変な思いをします。短期的視点しか持ち合わせていない…。

〇いろんなことに気が付きながら学ぶ子

出典:くもん漢字ドリル小5

それに対して、考えながら書いている子はこんな感じ。

規:き。きまりって意味か。例えば、規則。ああ、なるほどね。定規。規則を定める。長さって規則を定めるときに使うのか。キャンプ場で250cm以内にテント張ってくださいとか。線を引いて定めたとか。だから定規っていうんだ。おもしろ。

と漢字練習ひとつとっても考える量が違う。こうやって1つ1つ考えながら練習することが時間がかかるように見えて、実は最短距離で勉強していることになる。長期的視点を持ち合わせている。単調になりがちな漢字練習を楽しめる。

実は、英単語の勉強も全く同じだ。気づきながら勉強していくと、法則が見つかり、どんどん楽になる。

成長イメージの差

気づきがつながり、法則が体系化されていくのが気づき多い人。その場しのぎさんは法則が見いだせない。積みあがらない。だから、最初からできないが、後になってますます差がひらく。(勉強でいうと中3~高校生)

分解して考える

例えば。よく見ると2つの漢字からできている。林+鹿。たぶん、こんな感じ↓

山の

ふもと

林があって、鹿がいた。

他にも餌。

「エサ」という字。

これもよく見ると、「食」「耳」

耳を食べる?

たぶんこんな感じ↓

パンの耳をエサとして与えている様子。

正確な由来でなくてもいいでしょう。自分なりに考えるから楽しいです。

ポイント

  1. 漢字を分解する
  2. 意味付けをする

まとめ

一見めんどくさそうだけど、
意味を考えながら勉強した方がトータルでは早い

意味を考えるとは、
1. 漢字ドリルに書かれている意味の説明を読みながら丁寧にやること
2. 部首の意味を学ぶ。

実は意味を考えるのが重要なのは、
英単語も、自学ノートも、算数も同じ。

長期的視点で物事を考えられるかが大事だ。

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