自学ノートは宿題だから仕方なくやっている。さっさと埋まればいい。
そんなスタンスだとつまらないし、実力がつかなくて、もったいない。
どんな自学ノートをすればいいのか?
この記事の執筆者

自分の興味・関心を深堀りした自学
株について勉強した自学ノート

株に興味を持ったとする。そしたら、株のことを調べて自学ノートにまとめる。
株の歴史、株の選び方のポイント、主要株の価格、こんな優待がある、など。
証券会社の特徴。自分はどの証券会社で口座を開くべきか?
など。
ちなみに社会公民に株の話はでてくる。

将来、起業家になりたい→まずはメルカリで物を売る経験を!

「自分は将来起業家になりたいんです。」
「商売の基本は物を売ることだから、まずはメルカリで物を売ってみたら?」
という会話をきっかけに、メルカリの仕組みを調べ、実際に商品を出品。宅配の種類、メルカリの仕組みの解説、CtoCやシェアリングエコノミーというキーワードを調べまとめる、実際に商品が売れていくら手数料がかかって、いくら手元に入った、などをレポートする。そんな自学ノートがあってもいい。
調べる→実践する→そのことから得た学びをまとめる
そんな自学ノート楽しそうじゃない?

ノートにまとめるだけじゃなくて、体験をするのがポイント!
そして体験→気づきという構成で書くと、体験しただけで終わらず、
体験を深ぼりできる。
部活のことを考える自学ノート
自分が野球部だとして、野球部のことを分析→改善するための作戦を考えた自学ノート。
野球部の強み、弱みを書く。
どんな戦略(打撃をのばす・足を絡めた必殺プレーを磨く・とにかく固い守備で守り勝つなど)が考えられるか、それを実現するのにどんな練習ができるか、どんなオーダーならいいのか。自分で主体的に部活のことを考えた自学ノート。
それを持って顧問の先生に相談にいってもいい。
頭を使ってスポーツをするを学べるマンガ
中学野球が舞台です。突然キャプテンになったカズマサが、極端打撃によせたチームづくりをする。戦略を明確にもっているのが面白い!
ドラゴン桜の三田紀房先生の野球漫画。単純に技術だけじゃなく、お金を使ってどうやって勝つか、プレーヤーだけじゃなくて、ブラスバンド部に勝つ空気作りを協力させるなど視点がユニーク。
競合中学の練習方法を学ぶ
強い中学の練習方法を真似してみるのもいい。一部員として思考停止して与えられた練習をこなすだけなのか、自分でチームの状況を考え、練習方法を考えるのか。どっちが楽しい?



調べるだけじゃなくて、部活の練習を変える提案をしてみる。主体性を育てる自学!素晴らしくないですか?
ゲームについて調べる自学ノート
もっとエンタメっぽい自学ノートのご提案。
例えばゲームが好きで、ゲームについて深堀りした自学ノートはどうでしょう?
えっ、そんなのさすがに認められない?やり方次第、意味のつけ方しだい。
例えば、国内の主要なゲームメーカーについて調べる。ゲームって行っても、家庭用ゲームというジャンルと、スマホゲームがある。
家庭用ゲーム機のメーカーは任天堂と、○○とがあって、シェアはこうで、こんな戦略をとっている。ユーザーにはこう思われていて、自分自身はプレイしていてこう感じる。だから、本当はこんな戦略があるといいのではないか?とか。
マインクラフトと理科の地学をつなげる自学ノートとか。マイクラではこういう位置でダイヤはとれるけど、実際にはこうだ。世界のこのあたりで産出されている、と。勉強に結びつける。マイクラの理解も深まる、勉強も深まる。
桃鉄やってて気になったことを調べる。飲食系は収益率が高いけど、農林水産系は低い。なぜか?貧乏神に農林水産系は物件を売られない。なぜか?ググればでてくる。社会(地理)につながる学びが得られる。
成績の伸びる自学ノート
先ほど紹介したのものはちょっと勉強っぽくない。
抵抗があるっていう人は、コチラ↓
成績の伸びる自学ノートをやろう。
自分のわからないところを調べてまとめた自学ノート
疑問に思ったことを、ググって調べてまとめたノート。
例えば、小麦ってどんな場所でできるんだろ?→冷涼な場所。ちょっと乾燥していてもOK。
じゃあ、世界で小麦の生産が盛んなところってどこだろ?→中国、インド、ロシア、アメリカ、フランス。
国土が大きいところかな?小麦は土地の広さが大事なのかな?日本だとどこかな?→調べる・・・。まとめる。
自分の苦手な単語を練習した自学ノート
自分のわからない英単語だけを練習した自学ノートは素敵。わからないことを集中攻撃!
ダメな例:単語帳の単語を上から順にやる。わかる単語も練習している。ノートを埋めることが目的になっている。
✕だった漢字だけを練習した自学ノート。
プリントをといて✕だった漢字だけを練習した自学ノートもいい。✕→○に変わると成績が伸びる。意外とできることを練習しがち。
✕だった問題をもう一度答えをかくしてとき直した自学ノート。
社会・理科は学校ワークをやったあとに、✕だったところだけをとき直した自学ノートもいい。
✕→○に変えるために自学ノートを使う。
また✕だった場合、イメージがわいていない。理解ができていない。そこはググって調べる。



できないことをできるようにする!そんな自学はいいですね!
自学ノートに向いているものは?
No.1 数学の計算問題
自学ノート=書くことになるので、書いてやったほうがいい勉強はなにか?と考えていくと数学の計算問題はおすすめ。書いたほうがいいですし、あっという間にノートが埋まります。
No.2 漢字、英単語の書きテスト
漢字の読み、英単語の読み(英語→日本語)については書かないほうがいいですが、漢字の書き、英単語の書き(日本語→英語)については書いて勉強してもいいでしょう。特に✕のついたプリントの✕の問題の2周目、3周目を自学ノートに書いてやるのはいいと思います。
ヤバイ自学ノートは?
問題文まで写している
なんで問題文まで写すの?めんどくさくない?問題文を写している時間は頭よくならないし。
回答だけつくればいいでしょ?
一度プリントでといた問題と答えを自学ノートにそのまま写す
なにそれ?意味あるの?
教科書を丸写しする
写経?あんま意味なし。頭を使わない。
基本的にヤバイ自学ノートは、写すという言葉がよくでてくる。なるべく頭を使わないで、とにかく楽して埋めようとする自学ノート。作業が多いことが特徴…。見ていればすぐに分かる。



宿題をだすためにやっている自学はいまいち…
埋めるだけの自学は楽なの?
ヤバイ自学ノートをやっている人は、楽して宿題をおわらせたいという気持ちはわかる。でも、宿題は楽に終わるのかもしれないけど、そのツケは後ではらわなきゃならない。
適当に自学をやっている人はあまり理解できていないから、学校ワークをやるときに✕が多くてなかなかすすまないかもしれない。
自学ノートをやることが勉強になれば、その分勉強をしなくてよくなる。自学ノートが勉強にならずにただの作業であれば、あとで勉強をしなければならない。
自学ノートで、勉強になった方が実は楽。
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