定期テスト対策は学校のワークが1番。自分で参考書を買う必要はありません。チャレンジをやる必要はありません。(というか、余計なことをやっちゃダメです。)
それよりもまずワークを3周をしっかりとやる。まずはそこからです。
例外:ワーク3周がやりきれている人は、意図を持って新しい本に手を出すのはOK。
なぜ学校ワークが重要なのか?
一冊を完璧に仕上げることが重要だから
- 勉強は1冊を完璧に仕上げる
- ✕→○に変えるところで成績が最ものびる
という考えがあります。
僕はこの考えを非常に大事にしていて、頑張っても結果が出ない人は何冊も何冊も新しい参考書をやり、結局いつも同じところが✕になっていると感じています。
学校ワークは解説が豊富で、かなりいい本が多いです。わざわざ別の本を宮澤で買ったり、チャレンジで高いお金をだしてやる必要はありません。
ほとんどの場合やることが増えてしまって、2周目、3周目ができなくなり、マイナスの影響があるように感じています。弱者の戦略は選択と集中です。(ランチェスター戦略)
定期テストは学校ワークから出るから
多くの定期テストの問題は学校ワークからでます。
- 授業をちゃんと聞いてますか?
- 学校ワークをちゃんとやってますか?
と確認するのが定期テストです。授業をちゃんと聞く、学校ワークをちゃんとやる、そうすれば85点はとれますよ。
プリントから出す先生もいます。それがわかっているならばプリントを3周やりましょう。
ワークのすすめ方
1ページごとに○、✕をつける。
丸付けをためると丸付けが雑になります。
- 1ページごとに丸付けをする。
- ✕なら解説を読む。
- それでわからなければ質問をする。
基本行動をしっかりやりましょ。
丸付けは、○△✕で。
○ | 正解 | 長期記憶 | もう二度とやらない |
△ | 正解 | 短期記憶・何かを見ながらやった。 | もう一度とく |
✕ | 不正解 | もう一度とく |
△と✕はもう一度時間をあけてとき直しをします。(翌日以降)すべて長期記憶化して、定期テストに似たような問題ができたときにとける状態をつくります。
長期記憶なのか短期記憶なのかの判断は、定期テストまで二度と復習しなくてもこの問題ならとける、と感じたものは長期記憶とみなしてOKです。
教科書を見ながらやらない
社会や理科など特にそうですが、教科書を見ながらやっちゃダメです。答え写しているのと変わりません。
教科書見ながらでないととけないようなら、インプットが足りていません。もう一回インプットをやり直した方がいいです(インプットの例:教科書読む、動画で解説を見る、わからないところをググって調べる)。
その後、教科書を見ないでワークをといてください。(国語など問題文が必要なものは別ですよ。)
どうしても教科書読みながらやりたいなら△をつけといてください。
2周目、3周目をやることを前提として解く
社会、理科は右側に解答欄があるので、2周目、3周目がやりやすいです。紙で隠すだけで答えが隠せるので。
数学は、解答の冊子を赤シートで隠せば、問題が隠れるはず。2周目、3周目もできます。
英語・国語は、解答の冊子を赤シートで隠すか、あるいはワークに書くときに赤シートで隠せるようにオレンジペンで書く、赤で解答を書かない、など工夫をしてください。
✕のところは練習をする
例えば英単語、漢字など練習をしないと永遠に○に変わらないものもあります。ノートに書き出してみるとか、由来を調べるとか、練習が必要になります。
そのときに自学ノート(1Pノート)が発動します。ワークでできなかったらところをできるようにするための道具が自学ノートです。自学ノートで練習をしましょう。
また、そのときにちょっと工夫をして練習をするといいですね↓単に気合いで何回もかくとなると苦しい。
逆もできるようにする。
例. ワークで794年に遷都された都は?→平安京と出題されているなら、平安京とは何か?→794年に遷都された都、と。ちゃんと意味を理解しているならできます。
ただ表面的な暗記をしていると逆になったり、問われ方がすこし変わるとできなくなります。並び順でなんとなく覚えている。問われ方が少し変わるとできない、というのだと定期テストではできないでしょう。
類題もできるようにする。
例. 1月→January と書く問題がワークにあるなら、2〜12月もテストでは出題される可能性がありますよね。それを練習します。
ワーク3周は、内申点に好影響がある(かも)
学校ワークは宿題として提出をします。学校の先生は、学校ワークのやりこみ具合から本人の勉強の様子をうかがい知ります。
3周やった痕跡が残っているワークと、おそらく答えを写して書き込んだであろうワークでは、評価が違ってきます。ワークを見れば答えを写しているか、1周で終わっているか、3周やっているかはわかります。
- 3分の1の中学生が答えを写す。
- 3分の1が1周しかしない。
- 3分の1が3周やる。
となれば、3周やれば上位30%に入れる→安房高以上に行ける、という感覚です。
すすめるスピード
あくまで目安ですが。
通常
学校の授業が終わった週のうちに、その単元までの学校ワークを終わらせる。
定期テスト 3日前
ワークの2周目が完了。
定期テスト 前日
ワークの3周目が完了。
よくあるご相談
Q:時間をかけているけどワーク3周がどうしてもできません。
A:おそらく手前に問題があります。
- 授業の受け方が悪い(寝てる、話を聞いていない、考えていない)
- 手前の学年でつまづいているため、今の内容が理解できない(例:中1の数学の方程式でつまづく→中2の連立方程式がわからない、など)。数学、英語は積み重ね系の科目なので。社会・理科は単元ごとなので、手前の学年でつまづいているからできないということはないはず。
授業の受け方が悪い、寝てる、という場合にはこちらをどうぞ。