1冊を完璧に。勉強の王道ですが、なかなか実践できる人はいません。なぜ実践できないのか?細かく生徒の動きを見ていると気がついたことがあります。
「ここはこうしたほうがいいよ。」
「ここにこう書いて。」
みんなに指摘してきたことをまとめます。
整理と対策と表現していますが、新研究、整理と研究など、名前が違うこともあります。差はほぼないので、ご安心ください。
整理と対策を3周やれば大丈夫
整理と対策を3周やれば大丈夫です。いろんな本に手を出して、どれも中途半端ということにならないうようにしてください。
整理と対策だけで、入試で400点とれます。とにかく1冊を完璧にやり込んでください。チャレンジやったり、自分で参考書をかっちゃダメです。
例外的に、3周やれていて意図があって新しいテキストを買うのはOK。
解説ページは全部覚える
解説ページに書いてあることはすべて理解する。そして暗記する。入試にでる可能性のあることだけしか書いていません。最低限に絞ってあります。
だから全て、理解し、そして覚えてください。ここは覚えなくていいとかありません。これは出る?とか考えることが時間のムダです。全部でます。

問題を解いて○✕を書く

1ページごとに丸つけをする。
丸付けをためると丸付けが雑になります。
- 1ページごとに丸付けをする。
- ✕なら解説を読む。
- それでわからなければ質問をする。
基本行動をしっかりやりましょ。
丸付けは、○△✕で。
○ | 正解 | 長期記憶 | もう二度とやらない |
△ | 正解 | 短期記憶・何かを見ながらやった。 | もう一度とく |
✕ | 不正解 | もう一度とく |
△と✕はもう一度時間をあけてとき直しをします。(翌日以降)すべて長期記憶化して、定期テストに似たような問題ができたときにとける状態をつくります。
長期記憶なのか短期記憶なのかの判断は、定期テストまで二度と復習しなくてもこの問題ならとける、と感じたものは長期記憶とみなしてOKです。
教科書を見ながらやらない
社会や理科など特にそうですが、教科書を見ながらやっちゃダメです。答え写しているのと変わりません。
教科書見ながらでないととけないようなら、インプットが足りていません。もう一回インプットをやり直した方がいいです(インプットの例:教科書読む、動画で解説を見る、わからないところをググって調べる)。
その後、教科書を見ないでワークをといてください。(国語など問題文が必要なものは別ですよ。)
どうしても教科書読みながらやりたいなら△をつけといてください。
2周目、3周目をやることを前提として解く
社会、理科は右側に解答欄があるので、2周目、3周目がやりやすいです。紙で隠すだけで答えが隠せるので。
数学は、解答の冊子を赤シートで隠せば、問題が隠れるはず。2周目、3周目もできます。
英語・国語は、解答の冊子を赤シートで隠すか、あるいはワークに書くときに赤シートで隠せるようにオレンジペンで書く、赤で解答を書かない、など工夫をしてください。
✕に付箋(ふせん)をつけてみる
✕の問題に付箋をつけてみるのもおすすめです。


長期記憶になったら外します。どんどん付箋が減っていくのが楽しい!
✕のところは練習をする
例えば英単語、漢字など練習をしないと永遠に○に変わらないものもあります。ノートに書き出してみるとか、由来を調べるとか、練習が必要になります。
そのときに自学ノート(1Pノート)が発動します。ワークでできなかったらところをできるようにするための道具が自学ノートです。自学ノートで練習をしましょう。
また、そのときにちょっと工夫をして練習をするといいですね↓単に気合いで何回もかくとなると苦しい。
目次にといた日付をかく

目次にといた日付をかきます。解いた日が一目瞭然になります。自分はどのくらいのスピードで、どれくらいすすめることができるのか。
また、復習のタイミングをはかりやすくなります。
目次を見ながら計画をたてる
今度のテストまで後10日。目次を見ながらテストまでにここまではやっておきたい、というところに○をつけていきます。
例えば、数学なら2次関数、規則性(数列)、確率を絶対にとれるようにしたい。○をつける。
逆算して計画をたてる
何月何日にやるか決めて予定日に書き込む。逆算して計画を建てることができます。
計画とのズレを確認して、挽回する
実際にやった日をそのとなりに書き込む。
予定とのズレがあれば、挽回するしかありません。どうしたら予定が実現できるんだろう。考えます。あの時間がムダだな。このときにこうやってやれば終わるかな。