小学生の国語の授業で感じたこと【選択問題をちゃんと考えていない…】

小学生の国語の授業。問題演習でやたらと早くおわる子がいた。とき終わった様子をみると、正解率は6-7割程度。雑に、なんとなく選択肢を選んでいることが透けて見える。

演習した問題は以下のようなつくりだ。

上の説明部分をみんなで読み、その後問題演習をしている。知識は不要で(だって上に書いてある)、一つ一つ選択肢を吟味する考える粘りが必要な問題だ。

丸付けのさいに順番に答えを言ってもらう。その際に「理由は?」と聞いてみる。

卒業式の雰囲気だから、ピーンと張り詰めた感じ。だからウの厳粛!

というのが正解だが、理由を適当にパパッとやっていて、当たるも八卦当たらぬも八卦でやっている子は理由をすぐに口にできない。理由を考えて、答えを決めるという手順でやっていないからだ。

1回転目は適当にやっていたAくんも、「理由は?」って聞かれるんだ…と体験した。そして別問題での2回転目、理由を考えてといている。2回転目での正答率は9割にまで上がった。

もちろんこれは国語だけの問題ではない。他教科でも選択式の問題はある。特にそれが顕著に出るのは、地理にでてくる資料の読み取り問題だ。これが苦手という生徒も多いが、社会の問題は暗記・知識を問うものがほとんどだが、そんななか知識不要・暗記不要。なんの準備もいらずにとけるサービス問題だと僕は思っている。

中学地理の資料の読み取り問題

選択肢を一個ずつ吟味して、時間をかけてゆっくりとく。仮にイが正解だと思ったとしても、ウ~オのどこが違っているかを必ずチェックする。そして、間違っている部分に線を引き、バツとつけておく。

「理由は?」と常に自分に問いかけて問題を解くのがコツである。

理由を考えて問題の答えを作る。こんな当たり前のことのように感じることが意外とできていない。体感値で3割ぐらいの生徒ができていない。こうこうこうだから、答えはこれだ。自分なりの論理を持って、回答を選ぶと間違ったときも鮮烈に記憶が残る。だから覚えられる。問題演習を通じてどんどんと成長をしていく。自分なりの理由をもって、答えを選びたい。

そんな姿勢はクイズ番組を見ているとよく分かる。

[出典]小学5年生より賢いの?

この人すごいな-と感じる人は、わからない問題に対して、自分なりの論理を持ってこうだからこう、と考えている。知識がなくても正解ににじり寄る。

マンガでも感じられる。カイジで有名な福本伸行先生のゼロというマンガ。たまたま財布のなかにあったコインをばらまいて、その中から1枚をにぎる。その握った一枚は何かを当てるというクイズ。

主人公のゼロは自分なりの論理を構築して、回答を作る。

結果は不正解だったが、後わずかのところまでたどりつく。(ゼロは面白いからよむといい。この話は7巻。)ネタバレになるし、著作権の問題もあるので、全部を掲載できないが、ゼロの回答を作り上げる過程の推測がおもしろい。

意識の高いご家庭では、クイズ番組を見せるなどTVでも学習につながるものを、と考えていることがある。それは僕も賛成だ。ただ知識の収集に重きを置いていて、知らないことでも論理的に考えていくという手順に目がむいていないことがある。

本当にすごいのは知識ではない。頭がいい人が自分なりに考えていく手順をみれることにクイズ番組は価値がある。だから、知らないことでも正解をする確率が上がるし、仮に外れたとしても論理的に考えた結果外すというのは強烈な悔しさがあるので、鮮明に記憶に残る。結果として豊富な知識を得る。はじめに知識ありきと勘違いしないでほしい。

TVを前に親子でクイズ番組を見ていると一緒に答えを考えると思う。親も子も正解を知らない問題がでたときこそ、「これはこれこれこういう理由でこれが正解だと思うな!」お互いの論を話すのだ。もちろん正解が出る前に。すると、クイズ番組をより本質的に楽しむことができると思う。

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この記事を書いた人

学習塾業界12年の教育の専門家。千葉県館山市でハイレベル層に向けた学習塾を運営。生徒の90%以上が安房高校以上に進学。4児の子育て中。
【経歴】安房高校→慶應義塾大学経済学部→リクルート→ランゲージ・ラボラトリー。
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