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小学生低学年の教え方のコツ【わからないとき、知識ではなく推測をうながす】

よく小学生低学年を教えていると質問をされる。「○○って何?」わからないことをそのまま放置せず、ちゃんと質問するのはナイスだ。しかし、1つわからない言葉があるだけで止まってしまう。それはよろしくない。

目次

「○○ってなーにー?」

例えば、今日小1娘から質問された。「はせん?ねー、はせんってな~に?」

えっ、はせん?

んー、前後の文章は?

「はせんでおったときに、上のマスが…」
と娘が読み上げる。

あー、なるほどね。

「はせん」って言葉は知らないんだよね。でも、線ってことはわかるよね?

うん。

はせんで折るって言ってるから、おる場所だってこともわかるよね。

うん。あー、これのことか。

うん、そう。

破線ってどういう意味だとおもう?

このせんのことだから、てんせん?

そうそう。

そうやってさー、わからない言葉も推測するんだよ。

すいそく?

うーん想像してみるってことかな。

へー。

「破線」という言葉がわからないがゆえに止まってしまう。考えることを放棄してしまう。あまりよくないよね。

でも、プリントにこれだけ情報があれば十分推測ができるはず。推測ができるって大事。それが自分で考える力。頭いい子って自分で考える。これって、幼児期、小学生低学年のちょっとした意識付けで変わると思う。ぜひご家庭でやってみてください。

ん?〇〇がわからない

国語の文章題問題。

「ん?なにこれ?」と手が止まる。

飛ばしておきな。

★マークをつけておいて一旦とばして、最後までやりきるんだよ。手を止めないでやりきろう。後の問題をやっているとわかることもあるからさ。

わからないと言っていたものを見る

で、何がわからないのか見てみる。

「つごうよく」ってなーに?

うーん、つごうよくかー。推測できないかな?

うーん。

つごうってさ、普段どんなときに使う?

今日遊べるー?って言ってつごうがわるいんだよねーって。

たしかに使うね。

つごうがわるい。用事がある。って感じかな。

そうだね。

でも、今回それじゃうまくいかないね。

うーん、本文もう一回読んでみようか。

本文を読むと、

あひるのあし、らいんおんのあしの話で、あひるのあしは水かきがあって、水の中をすすみやすい。らいおんは肉球があって、獲物にばれないように足音を立てない機能があるという話。

じゃあさ、この話って何のはなし?

水かきと、肉球のはなし。

まあ確かにそうだね。

じゃあ、それの共通点は?

共通点は、足のしくみの話。

そうだよね。しくみだよね。じゃあさ、もう一回問題見てよ。

どういう事を聞かれていると予想できる?

うーん、足が何をするのに便利かってこと?

そうだよね。たぶん。

まずはこうやって推測してさ、答えを書くんだよ。

で、星マークつけといて、誰かに質問するんだよ。コレって何に便利かって聞かれてるんですか?って。

あー、つごうって言葉がよくわからないから?

そうそう。

で、ちゃんと「つごう」って言葉も理解したほうが気持ちいいじゃん。

そうだね。

というわけで、自分なりにあらゆるものをヒントにして推測をしてみる。伸びる子は空欄が少ないし質問の仕方も「コレってこういうことですか?」と自分なりの推測を持って質問する

伸びない子は、何か1つでもわからないことがあるとすぐに止まる考えもせずに「どゆことー?」って質問する。こうだからこうって、わからないなりに考えるのがおもしろい。あたったときに気持ちいい。ハズレても印象が強く、記憶に残る。だから、勉強ができる子は記憶力がいい。推測に脳みそを使っているから。

でも、「どゆことー?」って言ってる子はたいして脳みそを使ってないから、感動がない。ふーん。と聞き流し、プリントを終わらせるのがゴールになる。

普段の親子の「質問→答える」とういやりとりの中に、推測グセをつけさせるヒントがあると思う。

小学校低学年に身に着けさせたいこと

  1. 目で聞く
  2. 絵図を使って物事を考える
  3. 推測をする力(しようとする態度)

を身につけさせたい。

目で聞くはコレ↓

絵図を使って考えるはコレ↓

推測する力はコレ↓

家庭での親の役割は大きい。

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