算数の割合の計算が苦手な小学生は多いけど…

新規のお客さんの体験&説明会。算数が苦手です。どんな単元ですか?割合とかですね。というわけで割合をやってみた。

「ゲッ、割合…」

と出された瞬間拒絶反応から始まったけど、割合は難しくない。

目次

小学5年生の最大の難関 割合の計算(百分率編)

まずは、1%ってどういう意味?

えっ…?

100こに分けた1つ分のことだよ。

あー…

ほら、全体がこうだとすると1%ってこういうことね。

ふんふん。

じゃあさ、全体が200円だとする。
そのときの1%は?

2円。

そうそう。

じゃあ全体が500円だとすると、1%は?

5円!

そうそう。

1%は簡単だよね。÷100するだけだから。

ふんふん。

じゃあ、全体を200円としたときの7%は?

え?

まず1%だして、

2円。

そうそう。

次にそれが7個分ってことだよね。

あー、14円。

そうそう。

だから、1%を経由してから考えればわかりやすい。「くもわ」とか公式化して覚えようとしちゃだめだよ。

お母さん「そうやって教えてました💦」

割合も、分数も、比も、速さも、みんな同じ。つながってくる。

割合のコツ

まず1%をだす。(1%=100個にわけた1つ分。)

それが何個分あるかを考える。(例 7% なら1%が7個分)

割合は公式で考えてはいけない。特に小学生は。

くもわ、という公式を使うのはイメージがしにくい。

もともと塾の先生が、どうしても理解できない子がいるときに最終手段として使っていた方法。ちゃんと意味を考えること。そして、図にできること。それが小学生の算数では大事。

それは小5のもう一つの難関。速さの問題も同じ。まずは時速ってどういう意味か。線分図を使って時速を表現できる。

それを伸ばしたり、縮めたりして答えにたどり着く。

小学校の割合の計算は、中学理科でも出てくる

小5で割合を習うけど、中1、中2、中3と理科でなんども出てくる。体験の次の日、中2の授業で%が出てきた。

湿度を問う問題。(中2)

これは%の意味がちゃんと分かってればメチャ簡単。

上の線は、その空気がどれぐらい水蒸気を含めるかを表している。

下は実際にその空気に含まれている水蒸気の量。

%の出し方は、

だから、

ってなる。

中1で出てくる食塩の濃度も、中2の湿度もいっしょ。ただの%。

全体分の部分×100ってとらえておきたいし、

こうやって視覚的にとらえておきたい。

真ん中よりちょい下だから40%ぐらいかな、みたいな。

計算した結果、4%になっちゃったー!ケアレスミスー!っていってる子は、視覚的にとらえてない。

細かい計算する前に、だいたい40%前後だってわかるし。

あれ?4%になっちゃった。小数点動かし間違えたかな?

・・・

あっ、やっぱ間違えてた。って自分で気が付ける。

まとめると、

  • で考えよう
  • 意味が大事!
  • 小学生の算数メチャ大事

って話です。

くもわとか、みはじとか、やってると危ないからね。

ケアレスミスって言ってるのはほとんど、ミスじゃなくて実力不足だから。

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