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ランゲージの小池です。木更津高校の入試には、面接の代わりに500〜600字の作文があります。「どんなテーマが出るの?」「600字も書けるかな」「作文で落ちることはあるの?」。木更津を受ける中3の皆さんと保護者の方から、よく聞かれる3つです。この記事で、全部に答えます。
先に結論を言います。テーマは毎年「中学で何をしてきたか」と「高校でどうするか」。型を1つ決めて、自分の体験を数字で書けば、600字は埋まります。
※受験者の少ない館山エリアから、木更津高校へ多数合格。当塾の高校合格実績 >




2022〜2025年度に出たテーマは、次の4つです。
| 年度 | テーマ |
|---|---|
| 2022 中学 | 今までの学校生活の中で、自ら課題を見出し、その解決に向けて主体的に取り組んだことについて具体的に書きなさい。 |
| 2023 高校 | どんな高校生になりたいか。また、そのためにどのように主体的に取り組んでいきたいか。 |
| 2024 中学+高校 | 中学校生活で意欲的(主体的)に取り組んだこと、それを本校でどのように生かしていきたいか。 |
| 2025 中学+高校 | 中学校生活において、あなたは困難や課題があった際、どのように取り組んできたか。またその経験を高校でどのように生かしていきたいか。 |
※2022・2023年度は、この記事で紹介してきたテーマです。2023年度は受験した生徒から聞いた内容です。2024・2025年度は当塾調べで、公式には公開されていません。どの年度も、細かい文言は実際の問題と違う可能性があります。
4年分のテーマを並べると、聞かれていることは2つにしぼられます。中学で何をしてきたかと、高校でどうするか。2024・2025年度はこの両方を聞いています。片方だけ書いて終わると、それだけで「内容」の評価が b になりかねません。


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 字数 | 500字以上600字以内 |
| 時間 | 50分(入試2日目) |
| 配点 | 10点(学力検査500点+調査書135点+作文10点=645点) |
| 採点 | 2名の先生が「字数」と「内容」を、それぞれ a・b の2段階で評価 |
| 審議 | どちらかの観点で2名とも b のとき |
645点のうちの10点。比率は小さく見えます。ただ、2人ともが b をつけると審議になります。合計点が届いていても、作文で止まることがあるということ。
だから先に問われるのは、うまい文章かどうかより、500字に届いているか、聞かれたことに全部答えているか。そのうえで、上位の受験生が集まる木更津高校では、差は具体的かどうかでつきます。
具体的かどうか、ほかの受験生とくらべて差があるかどうかで決まります。
レベルの高い生徒が多い木更津高校です。ふだん学校で受けている確認テストや実力テストの作文では、みんな12点満点で10点前後は取れていると思います。でも、木更津高校ではそうはいかないでしょう。10点前後を取れている人たちの中での競争ですから。
※形式と採点の観点は、木更津高校「令和8年度 一般入学者選抜の選抜・評価方法(普通科・理数科)」で確かめています。2027年度入試の版は、例年10月ごろ学校のサイトに出ます。


木更津高校は2021年度から、面接をやめて作文にしました。それまでは面接官2人に受験生5人の集団面接。全部で5分ほどなので、1人あたり1分です。ほぼ挨拶と顔合わせで、用意してきた答えをハキハキ言えば終わり。変化球の質問もありませんでした。
学校の側も、この面接にしっくり来ていなかったのだと思います。※木更津高専は7分、安房高校も5分、受験生1人に複数の面接官で面接をしています。
小池は、作文は面接の代わりに、その人の考えと人間性を深く知るためのものだと考えています(塾長小池の推論です)。だからテーマは、面接で聞かれる2つの質問に近くなります。
実際の4年分も、この2つにきれいに分かれました。


2022年度入試の前日、塾の授業で木更津の受験生に作文をやりました。そのとき出したお題が「主体的に中学生活で取り組んだことを書け」。翌日、本番で出たのが「自ら課題を見出し、その解決に向けて主体的に取り組んだこと」。
・・・すごくないですか? ド的中でした。
主体的:他人に強制されるのではなく、自らの意志で能動的に動くこと。
このあと小池は、2023年度は「自己PR系」か「志願理由系」と予測しました。実際は志望動機系。これも、まあ的中といっていいと思います。主体的には毎年のキーワードです。
ただ、的中はまぐれ。狙うものではありません。「将来の夢」「高校でやりたいこと」「これまでいちばん時間をかけてきたこと」「人生でいちばんハマったこと」。どれを聞かれても書けるように、日頃から深く考えておく。それが本質的な対策です。


文章が苦手な人ほど、毎回同じ型で書いてください。その場その場で書き方を変えるのは難しいからです。全部これ、という型を1つ決めておきます。
| 段落(字数) | 書くこと |
|---|---|
| 1 結論 50字 | テーマの言葉を使って、一文で答える |
| 2 きっかけ 150字 | 何が課題だと気づいたか。そのときの状況を数字で |
| 3 行動と変化 200字 | 自分から何をして、どう変わったか。前と後の数字を並べる |
| 4 まとめ 150字 | 学んだことを一文で言い切り、高校での行動につなげる |
テーマが「中学で主体的に取り組んだこと」のとき。2・3段落目の書き出しを比べます。
私は部活動を頑張りました。毎日練習して、仲間と協力することの大切さを学びました。
中2の秋、バスケ部の1年生12人のうち、練習に来るのは6人だけになりました。私は練習後の10分を使って、1年生と1人ずつシュートを打つ時間を作りました。3か月後、12人全員が練習に来るようになりました。
悪い例は、誰が書いても同じ文。良い例には、いつ・何人・何をして・どう変わったかが入っています。3文で101字。この細かさで4段落を積むと、600字は自然に埋まります。料理にたとえるなら、型は調理法、皆さんの毎日の体験が素材です。
公立高校の200字作文向けの記事ですが、型の考え方は同じです。


この型で4年分のテーマを実際に書いた解答例は、記事の最後(解答例4本の案内)で紹介しています。


木更津高校を受けるのは、実力テストで400点を超える層。学年100人なら、上位10人ほどが同じ会場に集まります。高校受験は相対評価。普段の200字作文で点が取れていても、油断は禁物です。
まったく考えたことのないことを、本番の50分で書くのはしんどいものです。だから普段から考えておきます。勉強って何のためにするんだろう? なんでこの科目なんだろう?
「因数分解なんて将来使わなくね?」で止まっていると厳しいです。せめて代わりの案を出す。自分がもう実践していて、結果が出ている。そこまであると説得力が増します。中学で頑張ったことも「部活を頑張りました」では弱い。部活の中で何かを感じて、自分なりにもがいて、結果を出してきたはずです。
どう感じて、どう行動して、どんな結果がでたか。
それを、そのまま文章に起こしてください。本番は、日々の体験と考えという素材を、当日どう調理するか。自分の実力がそのまま出る試験だと思ってください。
たとえば本番で、こんなテーマが出たとします。
「あなたにとって良い組織とはなんですか?」
中学で何をしてきたかも、高校でどうするかも聞かれていません。「組織」なんて、ふだん考えたこともない。あなたなら、1行目に何を書きますか。ここで一度読むのを止めて、考えてみてください。
どうでしょう。「組織とは、同じ目標を持った人の集まりです」のように、辞書のような説明から書き始めた人はいませんか。それでは500字まで続きません。だれが書いても同じ文になるので、ほかの受験生との差もつきません。
答えは、自分が時間をかけてきたことにつなげること。たとえば野球部で安房選抜に選ばれた人なら、選抜チームも1つの組織です。そこで何に苦労して、どうやってまとまったか。その経験から「良い組織とはこういうものだ」と言える法則を、その場で考えます。
意外なテーマでも、準備してきた「中学で頑張ったこと」はそのまま使えるということです。
面接を想定した記事ですが、考え方は同じです。



「主体性があります」とどれだけ書いても、読む先生には本当かどうか分かりません。見られるのは、これまでの実体験。生徒会長をやっていた人なら、主体性があるのかもと信じてもらえます。
リーダーでなくてもかまいません。自分で考えて動いた経験を、1つ書けるようにしておいてください。学校の委員会でもかまいません。学校の外で大きなことをやれば、なおいいです。
当塾には、そのきっかけがたくさんあります。たとえば、リアルお店屋さんごっこ、亀田病院のドクターとのプロジェクト。


当塾から木更津高校に合格した先輩が書いた作文は、塾生サイトで読めます(塾生限定)。
自分の強み、行動力、主体性を磨いて、作文を突破したい皆さんは、まず無料体験で「木更津高校の作文の対策をしたい」と相談してください。


ここまでの型で、4年分のテーマを実際に500字以上で書いた解答例を、PDF にまとめました。体験は、図書委員の活動・理科の実験・英検準2級に向けた音読・合唱コンクールのパートリーダー。一文ずつ、どこが評価されるかの解説つきです。塾生でなくても読めます。
こんな人に向いています。
ランゲージ・ラボラトリーの塾生には、この教材を授業で無料で配っています。購入しなくても、授業で同じ教材に取り組めます。無料体験の申し込みはこちら
ご利用の範囲:PDFを使えるのは、購入した方ご本人だけです(保護者の方が購入した場合は、そのお子さん)。画面で見る・印刷する・書き込むのは自由です。塾・学校・教室などで生徒に配る、授業や宿題に使うことはできません(購入したのが先生でも同じです)。転売・再配布・インターネットへの公開もできません。塾や学校で使いたい場合は、ご相談ください。
反対に、学校や塾で作文の添削をすでに何本も受けている人には、知っている内容が多いはずです。まずは解答例1の2022年度のテーマから、型どおりに一文ずつ組み立てていきます。




ここから先は有料部分です
2,980円(税込)
木更津高校の作文対策 解答例4本(PDF)
残り7,245字・図解11枚・解答例4本
PDF(A4・15ページ)


有料部分の目次
購入後すぐに PDF をダウンロードできます。
特定商取引法に基づく表記


500字以上600字以内、50分です。入試2日目に行われ、配点は10点(645点満点)。2人の先生が「字数」と「内容」を a・b の2段階で評価します。
決済が終わると、すぐに PDF をダウンロードできる画面に移ります。スマホでもパソコンでも読めます。印刷して、自分の作文と並べて使うのがおすすめです。
おすすめしません。テーマは毎年変わり、体験は人によって違います。解答例は「どこまで具体的に書けば500字になるか」を確かめる見本です。自分の体験で、同じ細かさまで書けるように練習してください。
この PDF には添削は含まれていません。ランゲージ・ラボラトリーの塾生は、受験生の作文を一本ずつ添削しています。
ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて