\24時間OK/
\平日9-16時 土日祝9-18時/
\無料、お気軽に!/

ランゲージ・ラボラトリーの小池です。
定期テストでは学年の上のほうなのに、模試の偏差値は50前後。逆に、模試はいいのに定期テストはふつう。高1の秋に最初の評定と模試がそろうと、このずれで迷う人が必ず出てきます。推薦で行くのか、一般で行くのか。
この記事は、大学の入り方4つと、どちらに力を入れるかを決める考え方、指定校推薦のしくみと取り方をまとめたものです。高校生はもちろん、高校を選ぶ中学3年生と保護者の方にも読んでほしい話です。高校によって指定校の枠(出口)が変わるからです。

大学の入り方は、大きく分けて4つあります。
このうち推薦と総合型は、秋から冬に結果が出るので「年内入試」と呼ばれます。2025年度の大学入学者は、総合型が19.5%、学校推薦型が34.1%。合わせて53.6%が年内入試で入っています。親の世代とはルールが違います。
ただし、国立大学に限ると年内入試は約2割(総合型7.7%・推薦12.7%)。国立や、早慶の理工のように指定校の枠がほとんどない大学を狙うなら、道はほぼ一般選抜だけです。(出典:文部科学省「令和7年度 国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」)
指定校推薦は、ほぼ定期テストの点数で決まる5段階の評定の平均(評定平均)で、高校が持っている枠を校内で取り合う方式です。
総合型選抜で見られるのは、何を考えて、どう動いてきたか。お金をかけて特別な体験を買わなくても、作れます。塾でやっているSDHプロジェクトや、子どもがお店を出す館山ハロウィンフェスのように、自分で考えて動いた場は、そのまま話せる材料になります。

指定校推薦の勉強と一般選抜の勉強は、まったく違う競技です。野球とサッカーくらい違う。定期テストは範囲が決まった短距離走、模試と入試は範囲のない長距離走です。
だから、評定は高いのに模試の偏差値は50前後という人は珍しくありません。そういう先輩が、定期テストを積み上げて難関私大の指定校を取った例も、毎年のように見てきました。逆に、模試は強いのに定期テストで点を落とす人は、一般選抜向きです。
両方を全力で追うのは、強者の作戦です。評定と模試のずれを見て、早めにどちらかに決め打つ。やることを絞れた人から強くなります。
ここからは高校の話です。中学の内申点と違い、一般選抜では高校の定期テストの点が合否に直接入りません。一般に絞った人は、定期テストを「受験科目の確認テスト」として使います。
目標は赤点を避けることではなく、受験に使う科目で青点(90点以上)を取ること。国立志望なら高1のうちは英語・数学・国語、使う社会や理科が決まっていればその科目も。決まっていない人は、文系にも理系にも効いて配点も高い英語と数学をとにかくやっておけば間違いありません。
ただし、評定は指定校や推薦の道を残しておく切符でもあります。捨てるのではなく、受験科目に力を寄せる。中学の内申点のしくみは内申点の記事にまとめています。高校の評定も同じしくみで、高1の最初のテストから効きます。



指定校推薦の1年は、だいたいこう進みます。
校内選考は、ドラフト会議に似ています。全員が希望の枠を一斉に出し、同じ枠に複数人が出したら評定の高い人が取ります。たとえば早稲田のある学部の枠に、評定4.5・4.4・4.3の3人が出したら4.5の人の勝ち。4.4と4.3の人は落選を伝えられ、2巡目で残った枠から選びます。
だから、自分より評定が高い人がどこを狙っているかを知っていると有利です。4.4の人は、4.5の人が早稲田に出すと分かっていれば、最初から上智に出せます。誰がどこに出すかを先生は教えてくれないのが原則なので、普段から友達と話して情報を集めておきます。担任の先生と信頼関係を作っておくことも、遠回りに見えて大事です。
条件は評定だけではありません。英検2級などの英語の資格や、課外活動の実績を求める枠も多い。英検2級を取っておけば、英語の条件はほぼ満たせます。課外活動は、前の章のSDHプロジェクトやハロウィンフェスのような場で、早めに作っておきます。

指定校推薦を狙う人にとって、定期テストは入試そのものです。自分の評定がいくつかを常に意識して、どうしたら上がるかを考えて動きます。
評定を上げるのは、普段の勉強量です。テスト前は誰でもやります。差がつくのはふだん。普段は東進の授業などで先に概念をつかみ、学校の授業が終わったところまで学校ワークを追いかけるように進めます。テスト2週間前からは学校ワーク中心に切り替え、3周して出るところを固めます。
東進の高等学校対応コースを使っている人は、テストまでの40日をこう組みます。
| テストまで | やること |
|---|---|
| 40〜31日前 | 英数国の受講を終える。演習も並行してレベル1まで |
| 30〜21日前 | 英数国の演習をレベル3まで(できればレベル4) |
| 20〜11日前 | 理科・社会・情報の受講を終え、演習もレベル3まで |
| 10〜1日前 | 学校ワーク・過去問で仕上げる |
学校ワークの回し方は定期テストの勉強法、東進の受講の決まりは東進の受講ルールに書いています。
金次郎さんは、高1の最初の定期テストで数学16点からのスタートでした。工夫を重ねて高2の終わりに評定3.8。高3で指定校で行くと決め、高3の定期テストはオール5。評定平均は4.3まで上がりました。


小池の考えは一つです。推薦で行くとしても、一般選抜で戦える考える力があれば、選べる大学が一気に広がる。英語と数学で一般に通用する力をつけ、そのうえで指定校を狙うなら評定も取りに行く。ランゲージの6カ年プランも、この考えでできています。
そのうえで、どちらに力を入れるかは高1の冬まで、できれば高1の夏までに決め打ちます。最初の評定と模試を見比べて、定期テストのほうが順位がいいなら指定校、模試のほうがいいなら一般。中学のときに定期テストと実力テストのどちらがよかったかも、ヒントになります。
決めるのは自分です。先生や親の言葉はきっかけで、最後に選ぶのは皆さん。どの道を選ぶにしても、選べる側に立っておくことが大事です。進路全体の考え方は高校生の進路の選び方に、入試の日程は大学入試のしくみにまとめています。

学部へのこだわりが本当に必要か、もう一度考えてみてください。文系の大学の授業は、必修が3割ほどで残りの7割は選べます。経済学部に入っても、法律やプログラミングの授業を取れます。
小池も経済学部でしたが、経営に興味があって、経営学のゼミに入りました。そういうことができるのが大学です。学部の選び方は学部と就職先の関係に書いています。
公立高校の先生には、国立好き・一般選抜好きの先生が多いのは確かです。「指定校で行くと大学でついていけない」と言われることもありますが、そんなことはありません。大学では、真面目に授業に出る人が強い。指定校で入った人のほうが大学の成績がいいことも多いくらいです。
「私立より国立が上」も、偏差値しだい。同じ偏差値なら国立が上かもしれませんが、偏差値60の私立と57の国立なら、私立のほうが上と考えていいと小池は思います。迷ったら、模試と評定のずれを見せて先生と話してください。
定期テストの問題がクラスで違うなら、評定だけを見れば普通クラスのほうが取りやすいことはあります。ただ、特進クラスは授業の進みも周りの勉強量も一般選抜に強く、一般で戦える力がつきます。
指定校一本と決め切っていないなら、選べる幅が広いのは特進クラスです。安房高校の特進クラスの様子は安房高校の特進クラスの記事にあります。




ランゲージ・ラボラトリー塾長、東進衛星予備校 館山校オーナー。安房郡白浜町(今の南房総市白浜町)に生まれ、白浜中から安房高校へ。高2で学年82人中81位まで落ちたところから、浪人して慶應義塾大学経済学部に合格しました。リクルートで4年働いたあと2011年に1993年開校の塾を先代から引き継ぎ、2015年から館山で小中学生を教えています。2026年卒の中学3年生は30名中8名が学年1位。志学館高校のSS特待には3年続けて合格者を出しています(2024年4名・2025年5名・2026年6名)。東進館山校は2026年の共通テストで平均+218.4点(千葉県内1位)。館山・南房総の高校入試を、塾で見てきた事実と数字で書いています。
塾長のプロフィール ランゲージ・ラボラトリーについて
塾生の方は、ログインして読めます
まなぶ君のIDでログインすると、塾生限定の記事と、記事の中の塾生限定の部分(安房高校の指定校推薦の枠など)も読めます。
一度ログインすれば、この端末では次から自動でログインします。