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ゲームはやり込んだ方が強い。勉強もやり込んだ方が強い。【勉強量を増やすための具体策】

小学生のころ、ストリートファイターⅡというゲームが流行った。ストⅡを持っている子は持っていない子より強い。それはそうだ。やり込んでいる時間が長いので、かけた時間が長ければ長いほどうまくなる傾向にある。ではゲームを持っている人同士の対戦ではどうか?これはやりこみ度合いの高い方が当然強い。長時間そのゲームをやっている子は強い。

本記事の著者

塾長小池の写真(マスクをしている)

高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。

小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>

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目次

やりこんだ方が強い

勉強も一緒だ。やりこみ度合いが高ければ強い。小1~小6までくもんをやってきた子と、学校の勉強しかしていない子が中1の数学をやれば、くもんをやっていた子の方が有利だ。頑張ってやり込んできた結果だ。勉強はどれだけやり込んだか?言い換えればどれだけ時間をかけてきたかが1つの要素になる。

ダイエットのときに体重計に毎朝のり、記録をしていくといいらしい。1日は67kg、2日は66.5kg、3日は68kg。夜中に暴飲暴食したからなー。自分の行動がどういう結果になるかが明確にわかる。だから、暴飲暴食=ダイエットによくない、という漠然とした捉え方から、私が暴飲暴食をすると体重が1.5kg増えると明確になる。1.5kg増えるのはやだな、とイメージが明確になる。

勉強時間を記録せよ

コントローラブルな指標を追いかける

勉強も同じだ。成績をあげようという目標を持つ人は多いが、成績はコントローラブル(コントロール可能)な指標ではない。自分の努力では、どうにもならない部分もある。勉強時間はコントローラブルだ。勉強時間を記録していき、どうすれば勉強時間を伸ばせるのか?勉強時間という数字を伸ばすことに集中するのだ。すると結果として成績があがる。追いかける指標はコントローラブルな指標にした方がいい。

10日で2700分勉強したAさんと、800分勉強したBさんではどちらが伸びるだろうか?当然Aさんだと思う。勉強時間に3倍以上の差があるのだから、当然結果が変わってくるはずだ。

中3生の過去10日間の勉強時間

勉強のやり方は一旦横においておく

こういう話をすると「勉強のやり方は?」という質の話になることがある。もちろん質の話も重要だ。質も考えていかなければならない。しかし、問題を切り分けて、まずは量をしっかりこなすことが重要だ。量をこなしているかどうかという問題なのに、質の話をすると問題がすり替わってしまう。

勉強量を増やすための具体策

勉強量を増やすためにどうしたらいいのか?以下6つがあると思う。

勉強量をふやす方法
  1. 誘惑の排除
  2. スキマ時間の有効活用
  3. 遊び→学びへつなげる
  4. 行動→やる気とという捉え方
  5. やる気をだすための方法をもつ
  6. 飽きへの対処

誘惑の排除

まず誘惑の排除が大事だ。隣においしそうに焼肉を食べいている人がいるところで、ダイエットができるわけがない。冷蔵庫にシュークリームがあれば、冷蔵庫をあけるたびに目にしてつい食べたくなる。成し遂げたいことの障害になるものを排除するのは定石中の定石だ。

しかし、意外とこれができない。スマホを机の上において勉強をするし、同じ空間にTVを見てくつろいでいる人がいる中で勉強する人も多い。何も誘惑のない空間を作ることが第一歩だ。それには自宅では難しいことも多いだろう。だから自習室に行けばいい。

スキマ時間の有効活用

スキマ時間は1日に1時間9分あるらしい。なにも休み時間に勉強したほうがいいとは思わないが、勉強ができる子は学校の授業時間に暇な時間が結構あるはずだ。その待ち時間に勉強すればいい。おそらく学校授業中の暇な時間を積み上げればそれだけで1時間ぐらいにはなるはずだ。

塾の授業開始前の待ち時間に勉強すればいい。30分前に来ている子もいるのに、ずーっとスマホを見て過ごしている子もいる。時間のムダだ。

移動時間にも耳で勉強すればいい。voicyがおすすめだ。スキマ時間をうまく使うだけで1日1時間は勉強時間を作ることができると思う。まとまった時間がなくても5分、10分の勉強を積み上げていけば、かなりの時間になる。

遊び→学びへつなげる

マンガ、ゲーム、テレビ、YouTubeを学びにつなげればいい。マンガは学習マンガというよりも、普通のマンガがおすすめだ。キングダム、三国志、おーい竜馬、ヒストリエ、ペリリュー、センゴク…。ふつうに読んでおもしろいマンガで歴史を学ぶ。ゲームで学ぶ。

行動→やる気という捉え方

「やる気がないから勉強しない。」やる気→行動(勉強)、という順番で捉えている人の考え方だと思うが、それは間違っている。作業性興奮といって、やっていると、やる気が出てくる。順番がちがう。行動(勉強)→やる気、という順番が正しい。だから、やる気があるかないかに関わらず勉強をはじめないと、やる気なんてでてこない。

また、学生の仕事は勉強をすることだ。親が、「今日はやる気でないから仕事休むわ」と言ったらどうだろうか?やる気の有無に関わらず仕事はやるものだ。そうでないと生活ができなくなる。やる気の有無で休むかどうか決めるなんて甘えの極みだ。やる気がないから勉強しない、というのはそういうことだ。筋がとおらない。

やる気をだすための方法をもつ

やる気は関係ない、とにかくやればやる気がでてくる、という話をしておきながら矛盾するようだが、やっぱりやる気があって勉強している人もいるし、やる気があることは望ましい。だからやる気をもつための方法を作ろう。

勉強がやる気が出にくいのは、やった結果が出るのが十数年先であるためだ。時間軸が長すぎる。今日やって、いい成績がでたから10万円もらえるんだったら結果が早く、どんどんやる気がでる。(ゲームにハマりやすいのは結果が即時にえられるからだ。)でも勉強はそうではない。大学にいって「えー慶応?すごーい!」とチヤホヤされたとき、就職活動で無双したとき、入社して1年目地元の同級生に比べて年収が2倍以上あったことを確認したときに、あー勉強してて良かったー、という結果を得られる。

10年先の将来を想像しながら、今を頑張るというのは難しいことだ。ならば10年先の将来を想像できればやる気がでるはずだ。10年先の先輩に話を聞けばいい。20年先の先輩に話を聞けばいい。自分の軸が「金を稼ぐ」なら、今の稼ぎを先輩に聞けばいい。YouTubeでいろいろと見てもいい。軸が「好きなことをやってゆったりと暮らす」なら、それを叶えている人の話を聞けばいい。そして、それを叶える方法を模索するのだ。

大人なら誰でもいいわけではなく、この人みたいになりたいなー、いいなー、こんな生活と思える生活をしている人に話しを聞きに行けばいい。聞かれる側は嬉しい。喜んで話してくれるだろう。

飽きへの対処

2~3時間の勉強ならたいして飽きないかもしれないが、5時間、10時間となってくるとさすがに飽きてくる。だから飽きへ対処する方法をもつことが大切だ。飽きるのはなぜか?それは同じことをずっと続けるからだ。今日はハンバーグ。うれしい。明日もハンバーグ。やったー!2日連続ハンバーグ。明後日もハンバーグ。えっ?今日も?ちょっと飽きてきた。大好きなものですら、変化がないと飽きてくる。

飽きに対するには変化をつけることが重要だ。簡単にできるのは科目を変えること。英語→数学に切り替える。重さを変えること。長文→単語と変えればいい。

場所を変えること。学校→塾の自習室→自宅、と移動しながら勉強すればいい。場所が変わると気分が変わる。

姿勢を変えること。座って勉強することが多いが、あるき回りながら勉強すればいい。単語帳などあまり書かないでやる勉強はあるきながらでもできる。

目ではなく耳で勉強すること。勉強になるポッドキャストを聞けばいい。

意図的に変化をつけることで、飽きを克服して長時間勉強ができる。

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