安房高校に特進クラスができます(令和5年度、2023年入学生から、クラス分けについて)

安房高校は上下の開きが出てきている。実力テストで400点を取るような上位層は、安房高校で良いのか悩んでいる。木更津高校に1時間半かけて通う…。そんな状態に待ったを書けたいとの思いでできたのが安房高校の特進クラス。木更津高校に行くのか、それとも安房高校の特進クラスにするのか。悩んでいる人はぜひ最後まで読んでください。

目次

2023年から安房高校特進クラスができた

これまで上位層(確認テスト380点以上)が木更津高校や志学館SSなどに流れていました。だいたい半分ぐらいの生徒が木更津にいっていますが、そこに危機感をうけた安房高校。

2024年現在、高1、高2までが特進クラスがあります。

安房高校のクラス分け

安房高校のクラス編成が変わります。これまで選抜クラス4、通常クラス4という編成でしたが、特進クラス1、総合クラス7という編成に変わります。南房総、館山のトップ層の学生たちが集まるクラスができそうです。

安房高校に特進クラスができる背景

安房高校の校長先生が自ら塾に来られ、詳細を伺いました!

館山、南房総のトップ層のお子さんが木更津高専、志学館SS、木更津高専などに流れています。この子たちを安房エリアで育てたいという思いから特進クラスを作ることになりました。

確認テスト380点以上を取っているトップ層のお子さんの中には、片道1時間~1時間半かけて木更津の高校に通っている方も少なくありません。優秀な同級生に囲まれて高校3年間をすごせるというメリットは大きいですが、通学の大変さと天秤にかけて悩む、というのがこれまでの課題でした。

自転車でいけるエリアにトップ層向けのクラスができるというのは嬉しいことですよね!

安房高校の特進クラスの想定偏差値は65、合格最低点は380点(予想)

特進クラスは最大40名という編成です。合格最低点は380点前後になると予想されます。ちょうど木更津高校と同じぐらいの難易度になるであろうと思われます。(館山中でいうと、学年20番以内ぐらいですかね。)

安房地域に木更津高校ができた!という感覚でとらえると良いと思います。

安房高校の特進クラスに進むメリット

館山エリアのハイレベルな同級生からの刺激

圧倒的ハイレベルな同級生と一緒に高校3年間を過ごせることがメリットです。人は周りにいる仲間に影響されるものです。レベルが高い同級生に囲まれてすごすと、当たり前度が高まります。一生懸命に何かに打ち込んでいる姿には尊敬の念を覚え、自分も何かを探さなきゃ、という気持ちにさせられます。

友人が最高の個別指導の先生となる

勉強で分からないことがあれば、周囲の同級生に聞くことができます。自分よりちょっと頭のいい人が近くにいると便利です。最高の個別指導の先生です。しかも無料。僕が高校生、浪人生のときには、師匠となる友人がいました。先生に聞きに行くのはめんどくさいときに、手軽にパッと教えてもらえます。

安房高校の特進クラスだけの特別な取り組みがある

安房高校の校長先生も、同級生から受ける刺激は大事にされているようで、「入学したら5月、6月ぐらいに合宿をやりたい」とおっしゃっていました。もちろん、意見出しのさいのアイディアベースなので、諸々調整は入りますし、実現するかどうかは別として、仲良くなることの勉強面への効果を感じておられ、それを促す取り組みが期待できそうです。

特進クラスに入るからには何らかの特典がほしいですよね。例えば特進クラスの人だけがいつでも使える超快適な自習空間とか。海外へタダでいって半分勉強半分遊びとか。安房地域のリーダーとなる優秀な人材には、優先的に予算を割り振り、突出した人材を育成。地域を盛り上げていってほしいと個人的には思います。

なお、不公平だー!平等じゃないー!という声も聞こえて来そうですが、「機会の平等」と「結果の平等」は違うという話ですね。特進クラスは希望して、条件を満たせば誰でも入れます。家柄とかで差別されるわけではありません。(機会の平等)。

安房高校の優秀な先生が優先的に割り振られる

予備校などもそうですが良いクラスにはエースと呼ばれる優秀な先生が割り振られます。わかりやすい授業、熱い思いを持った先生が割り振られることでしょう。これも大きな特進クラスの特典といえるでしょう。

高校の授業の進み方が気持ちいい

おそらく入試点数380点~420点ぐらいの、館山、南房総地域でのトップ層が集まるクラスになります。レベルが近いから、集団授業として理想的な環境になります。理解するスピードが同じぐらいになりますから、授業が遅くて退屈するということはないでしょう。中学では進みが遅くて待っている時間もたくさんあったと思いますが、それがなくなります。

なお、高校2年生の夏段階で数2Bまで終了するペースで進みます。

館山エリアの将来の人脈になる

将来、仕事をするときに有望な人脈となることだと思います。地元で働く際にも、安房高特進クラスの仲間たちでコラボをしてビジネスをすすめていくケースもあるでしょう。東京にでた際にも、仕事で再び出会う場合もあると思います。

安房高校の特進クラスの特色

安房高校の公式資料より

合宿!いいですね~。集中して勉強して、夜はBBQとか。半分勉強、半分遊びで真剣に学び、真剣に遊ぶ、という空気感になることかと思います。楽しそう!

特進クラスから総合クラスへ移ることも可能

安房高校の公式資料より

1年次は、特進クラスが1、総合クラス7ですが、2年次には特進クラスSが1、特進クラスAが2、総合クラスが5前後という編成になります。なので、どうしても合わないという場合にクラスを移ることも可能です。

特進Sは指定校推薦は使えない

唯一気をつけなければならないのは特進クラスは指定校推薦を使えないこと。指定校推薦を狙うなら2年で総合クラスにうつることを考えればいいかと思います。

特進Aなら指定校推薦が使える

特進全体で指定校推薦が使えないわけではありません。

安房高校の強み

進学指導重点校である→優秀な教員がわりふられる

進学指導重点校のメリットは人事にあるようです。指導力のある優秀な教員を集めやすいそう。(高校の先生は、千葉県教育委員会に所属して千葉県内で配属される高校が決まります。)

「○○先生の授業は最悪ー、わかりずらいし、つまんない」と中学生がよく文句を言ってますが(気持ちはよくわかります)、わかりやすくて面白い先生の授業をしてくれる先生の多いところに行けるんです!

ちなみに千葉県で進学指導重点校となっているのは、以下のとおりです。

千葉の進学指導重点校偏差値
千葉76
船橋75
東葛飾73
千葉東72
佐倉71
木更津68
68
長生66
佐原64
成東61
匝瑳60
安房59
偏差値参考:みんなの高校情報千葉

なんと安房高校は進学指導重点校の中で一番偏差値が低いんですね。これをどう見るかですが、入りやすくてラッキーじゃないですか?

おそらく各地域にバランスよく進学指導重点校を選ぼうということで、南房総からは安房高となったのかと思います。

安房高校は大学との連携に強い

千葉大学の先生から、アイメッセージ、コーチングを学ぶ(出典:安房高校公式サイト)

高大連携(高校と大学の連携)による出張授業が安房高校では頻繁に行われています。これは学ぶとはどういうことであるか、高校の先を見せることによって、大学への期待・意欲をわかせていきたという取り組みかと思われます。安房高校ではこの高大連携の機会が多いそうです。

独自の取り組みが新しい

京大生が運営する塾GOALOOKによる探求授業(出典:安房高校公式サイト)

特進クラスを対象に行う合宿や、京大生の行う塾による探究学習や、地域の先進的な取り組みをしている大人たちと触れる機会などたくさんのチャンスがあります。

小池も安房高校に講演にいきました

安房高校の特進クラスにかける思い

「公立高校だからという枠に囚われすぎていた」と校長先生はおっしゃっていました。当塾にも安房高校の先生に来て頂き、意見交換をするなど、民間と連携して地域で安房の子どもたちを育てていきたいという意気込みを感じました!私個人としては、安房高校の特進クラスを大変楽しみにしています!

志望校に合わせた勉強をしたい

安房高校・木更津高校・木更津高専などに塾生のほぼ全員を合格させてきた当塾で、高校受験対策を。効率のいい勉強の仕方を身につける。受験生に必要な勉強量を確保。勉強するメリット・将来の夢を描く。優秀な同級生に刺激をうけ、挑戦を続ける塾長に勇気をもらい、人生最大の努力をする。

この記事を書いた人

小池てっぺい先生のアバター 小池てっぺい先生 ランゲージ・ラボラトリー塾長

白浜中→安房高校→慶応経済→リクルート→ランゲージ・ラボラトリー塾長。
効率的に勉強する方法や、努力を継続する方法を編み出し実践。高校で学年ブービーから、予備校トップ講師の授業をうけ、早稲田・慶応・上智に逆転合格。トップ講師の授業を中学生向けにアレンジして提供。館山市でも学年トップクラスを多数輩出。塾長小池の自己紹介

目次