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テストの点数を見たときに親が気をつけたいこと

釈迦に説法かもしれませんが、親子だと意外とできていないと聞くことがあります。念のため共有します。自戒もこめて。

本記事の著者

塾長小池の写真(マスクをしている)

高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。

小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>

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目次

テストの点数の受け止め方

テストの点が悪くても怒らない

テストの点数が悪くて怒ると、次から見せてくれなくなります。ごまかします。カンニングするようになるかもしれません。

「50m走でなんで10秒もかかるの!」と言われても足が遅かったらムリですね。能力の問題(かもしれない)。怒らないほうがいいです。なんの得もありません。

テストの点数は他人と比較してつかむ

健康診断で数値だけが並んでいても、それがいいのか悪いのかわかりません。基準値があれば良いか悪いかがわかりますね。同様に、自分の子どもの点数だけだとそれがいいのか悪いのかわからないです。同年代の子と比較することで初めて客観的に把握できます。

だから比較することは大事!(ただし比較した結果、「あんたは◯◯に比べてダメね」と言うのはダメ。比較はいいが、けなすのはNG。)

平均点との比較で立ち位置をつかむ

英語90点だった!(平均点80点)
→平均点+10点
→ちょいできてる。(偏差値55)

英語70点だった…(平均点40点)
→平均点+30点
→超できてる。(偏差値65)

このケースだと、70点の方がいいですね。平均点よりどれくらい良いか悪いかで出来具合をつかみます。

テストの点数がすべてではない

本当の頭の良さがテストの点数に現れるとは限らないです。計算が多いテストなら、計算ができれば点数はよくなります。(小学生の算数。特に低学年)思考力を問う問題が多ければ、思考力が高ければテストの点数がよくなる。

問題の出題の仕方で点数は異なる。たかがテストの点数。本当の実力が表れるとは限らないです。定量と定性、両面見ましょう。

定量:数値ではかれるもの。
定性:数値ではかれないもの。

テストの点数が定量だとすると、定性は取り組み姿勢。テスト前に3時間×10日やったか。スマホをおかずながら勉強していないか。バツのときになぜそ

一回一回の結果にあまり左右されない

長期的視点をもつ。

偶然できすぎることもあるし,偶然できないこともあります。ゆるやかに右肩上がっていればOK!

またすでに450点を取っている人が次回は460点、次は470点。それを目指してもいいですが、なかなか大変です。450点あれば9割取れている。理解できている。それでOKというゆるさがあってもいいと思います。定期の勉強より、勉強をすすめていくこと。中2で中3、中3で高1を目指すのがいいかと思います。

結果より大事なのはプロセス(過程)

テストの点数そのものではなく、プロセスを見たい。

テストの点数はプロセスをうかがいしるための道具。プロセスが目的、テストの点数は手段。目的と手段をとりちがえないことが大事だと思います。

テストの点数がたまたま良くても、プロセスが悪ければ長続きしない。たまたまいい点がでてしまっただけ。

テストの点数が悪ければ点数そのものがマズイのではなく、おそらくプロセスが悪い。そこがまずい。

  • 目を見て授業をうけているか。
  • 丸付け、バツ直しをちゃんとやっているか。
  • 考えて勉強しているか。
  • 勉強をすると得だね~という価値観が育っているか。

ウチの子どもは何ができてない?どうすればいい?

そんなことを考えたいですね。

子ども本人に考えさせる?重要だけど、本当にできますか?子どもの反省は浅いことが多い。

今回のテストの反省。

社会がわるかった。
→次回社会をもっとがんばる。
とか。

社会が悪かった根本的原因は何でしょう?

勉強時間の総量が少なかったのかも。トータル30時間やれば終わるところを、20時間しかやらなかった。だから、全教科を仕上げることに至らなかった。だとすると総量を増やさないと次回は、社会を優先すれば別の科目が仕上がらない。勉強量が足りないことが問題、とかですかね。

成果は質×量×スピード

成果は質×量×スピードで決まります。

質:勉強のやり方。バツ直しを中心に勉強する。授業を目で聞く。分からなければ調べる。理解する勉強をする。

量:単純に勉強した時間。普段は1日90分。テスト前は3時間×10日間=30時間。

スピード:問題をとくスピード、文字を書くスピード。同じプリントを同時に初めて10分で終わる子。20分かかる子がいる。20分かかる子は10分の子の2倍の時間勉強してようやく同じ量勉強したことになる。

意外と軽視されがちなのはスピードです。

  • 文字を早く書け。
  • (英語の文法問題)全文書かなくていい。つけたし、矢印で省略して書け。
  • 消しゴムを使うな。鉛筆ピッピッでいい。
  • 単語練習を上から下まで全部やるな。一度テストをしてバツだったものだけ練習せよ。

スピード系のアドバイスはこんなところ。普段の授業から繰り返し何度もしています。塾で使うプリントはご丁寧に、そうせよ、といちいち書いています。普段から意識してやるといいですよ。

質、量、スピードのどこを上げる?

質も高めて、量も増やして、スピードもあげる。そうできるのは理想ですが、できそうに感じなくないですか?だったらどこに問題があるか、どこなら高められそうか話してみるといいですよ。

量を増やすのはヤダ。だって遊びたいし。→ならば、質とスピードを高めよう。

質、スピードを高めるのは難しい。→じゃあ、量を増やそう。今は1日1時間の勉強をしている。ならば1時間半に増やそう。どうしたら増やせるかな?週1マストで塾の自習室に行って2時間勉強する。それなら週7時間→週9時間に量が増える。

具体化していくことが重要です。

☓なおしがメチャクチャ重要

テストの後が重要:✕をなおす

テスト結果で状況をつかんだら、その後のアクションが大事。赤で答えを写して終わりが多い。わからないことを放置する子が多い。

これだと絶対にのびないです。✕をなおすのが当たり前。なおさないと気持ちわるい、という感覚を身につけたい。本来、ここは小学生のうちに身に着けておくべきこと。

✕なおしはご家庭の仕事であるという意識をもっていただきたいです。なぜなら✕の問題はお子さんによって違うから。

  • 算数ならときなおす、
  • 数日後にまた形を変えて問題をだす。
  • 本当に理解しているかを親が確認する。

子どもが学校でわからなかったことや、疑問に思ったことを親に質問しないとしたら、結構まずいですよ。流す癖がついています。これおすすめです↓

☓の分析をする

お子さんの解答用紙の書き込みを見て、なぜ間違えているのかを考えてみてください。書き込み内容にヒントがあります。

分析と対処の例:計算ミスが多い

なぜ計算ミスがおこるのか?計算の書き方が荒くない? 

よくある例1:筆算の場合は、桁の横ずれ。十の位、一の位がゆがんでななめっている。

よくある例2:途中式をほぼ書いていない→途中式を書かないから間違える。途中式を書く。

塾長 小池哲平

単なる計算ミス、凡ミスで済ませないで、なぜそれが起こったのか?原因を考えて対処しましょう!同じミスを繰り返さないために。お子さんは分析しないです。具体化しないです。凡ミス。計算ミス。そんな言葉多いお子さんは危険。

分析と対処の例2:応用問題ができていない

コレは将来、危険なパターンです。文章を理解して考えるというプロセスを飛ばして、自分の頭にストックされている解き方(解法パターン)を頭の中で探し出し、当てはめているだけだからです。

学年が上がり、応用問題の比率が高まるとどんどん点数が下がる傾向があります。先細る子は、口癖として「解き方」「やり方」「公式」を教えてとよく言います。自分の頭で考えることを楽しめず、解放パターンの暗記で対処しているのです。

分析と対処の例3:授業の受け方が悪い

✕の分析にはもっと根本的なものもある。計算がダメ、応用がダメというのは教科の中でも問題。もっと根本的には授業の受け方が悪いというケースもある。先生の話を半分ぐらいしか聞いていない。前でみんなで演習しているときにはボーっとしている。そういう子も多い。(塾の生徒では2~3割ぐらいいます)

ではなぜボーっとしているのか?問題を深掘りしたい。

聞く力が弱いケースもある。学校の勉強は聞く力に左右される部分が多い。当塾の授業はスライドを駆使して眼で見てわかる授業が多いが、それでも「今から7分で○○のプリントを終わらせて」などの指示は口頭だ。それをほぼ100%聞けていなくて、同じ質問を何度もしてくる子がいる。

おそらく聞く力が育っていない。聞く力が問題だとして、それが解消すればあらゆることが良い方向に向く。

✕をみつけてラッキーという前向きなマインド

「なんでこんなのもできないの!」ではなく、「できないことがわかってよかったね!これで一つ成長したじゃん!」というスタンスが重要。✕→◯になおすことで成長する。

褒め方でもお子さんの成長が変わる

過程や努力を褒める、結果、才能を褒めない

重要なのはプロセス。努力によって結果はいくらでも変えられるという視点をもつ。結果をほめると、結果が重要であるという視点がつよくなりすぎる。生まれつきの能力で決まっているという思考→✕。結果は努力によって変えられる。やるかやらないかという思考→◯

詳しくはこちら↓

同じ話なんですけど、成長マインドセットが大事ですよ-という話。メンタリストDaiGoの話が難しく感じる方は、てぃ先生の動画のほうがすっと理解できると思います。

成長マインドセット固定マインドセット
結果は努力でいくらでも変えられる
→テストの結果がよかったときに、過程を褒めることではぐくまれる。
結果は才能・生まれで決まっている
→テストの結果自体を褒める、才能・能力を褒めることでこうなる。
塾長 小池哲平

褒めればいいってわけじゃなくて、褒め方があるんですね。
確かに、いつも能力を褒められていた子は、たまたま結果が悪いとテストの点数をかくしたり、ごまかしたりしていることが多いような…。

まとめ

  • テスト結果をみて、結果が悪くても怒らない
  • 結果がよかったらプロセスを褒める
  • バツ直しを手伝う。放置する子多し。(だんだんと自立して自分でやるようになります。)
  • 悪かった原因の分析→対処法の立案を手伝う。その際、表面的な浅いものにならないように、根本的な原因まで掘り下げてそこに対する対処になるようにする。
  • 質×量×スピードでいうとどこを改善するか考えてみる。全部は無理でも行けそうなところを考えてみる。

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