\24時間OK/
\平日9-16時 土日祝9-18時/
\無料、お気軽に!/
当塾の塾生・保護者のみなさん向けの解説です。中学生の保護者のみなさんが成績を見るときに、気をつけるポイントを解説しています。
本記事の著者
高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格→リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。
小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>
\お気軽にどうぞ/
平均点が80点のテストで自分が80点と、平均60点のテストで80点では、価値が違います。後者の方が価値が高いですよね。
だから一番重視する数字は偏差値です。
偏差値=平均点よりどれだけ自分の点数が高いか(低いか)を示したもの。偏差値50がちょうど平均。
(自分の点数-平均点)÷2+50=自分の偏差値
例)自分が90点、平均点が70点の場合
(90-70)=20点
20点÷2=10点
10+50=偏差値60!
一見複雑に見えますが、なれてくると暗算で計算が可能です。
一度計算してみるとわかりますが難易度の高いテストで高い点数を取れると偏差値が上がりやすいですね。
同じ90点であっても、難しいテストでとった90点のほうが価値がありますよね。
点数でみるとその価値がでませんが、偏差値ならちゃんとその価値がわかります。
すごーく簡単に説明すると、
70 | 神!(平均よりはるかに上) |
65 | めちゃくちゃすごい(平均よりめちゃくちゃ上) |
60 | すごい(平均よりかなり上) |
50 | 普通(平均点と同じ) |
45 | やばい(平均より下) |
という感じでしょうか。だいぶザックリとした見方ですが。
計算式からわかると思いますが、偏差値は母集団のレベルに左右されます。
例えば開成中学(日本で一番頭のいい学校)内での偏差値50と、普通の公立中学内での偏差値50は、同じ偏差値50でも全然ちがいますよね。
開成中学の偏差値50なら、開成中学での真ん中ですので、日本トップクラスの頭脳の持ち主。普通の公立中学校の偏差値50なら、平凡な頭脳の持ち主です。
偏差値50同士といっても、平均点の出本しだいで価値がかわります。ただほとんど公立中学同士の比較ですし、私立中学でも志学館、翔凜なら、それほど公立中学の平均点と大きくかわらないと思いますので(おそらく)、館山南房総エリアにおいては、偏差値で比較できると思います。
例外的に学年人数が20人ぐらいしか以内中学で、極端にできる代や、できない代だと偏差値がぶれますけどね。
中1、中2は定期テストを漫然と受けている。この成績だとどの高校に行けるのか?そんなことをほぼ意識しないで、受けていると思います。
現時点での自分の位置を把握できるように、合格可能性を出しています。
S模擬という模試を運営している会社(=総進図書)が、各高校に合格できる偏差値を公表しています。例えば、安房高校は偏差値54なのですが、S模擬で自分が偏差値54をとったとすると、安房高校に80%の確率で受かるということです。(俗にいう80%偏差値)
ちょっとむずかしい話なので、興味のない人はここは飛ばしてください。
S模擬の偏差値と、中学の定期テストの偏差値では違うんじゃない?と思うかもしれませんが、実は結構似たような数字がでます。総進図書のテストは公立中学の成績上位者〜下位者がまんべんなく受験しています。(S模擬以外にも学校に提供して、総進図書の模試と気づかずに受けているケースがある。)つまり、母集団の質において、公立中学と総進図書でそれほど違いがない⇒偏差値もかわらないです。
調子のいいときもあれば、悪いときもあります。5回ぐらいのテストの平均値が自分の実力と考えるぐらいでちょうど良いです。
継続的に再現できる仕組みがなく一時的に成績が良くなっているとしたら、次は同じ結果がでないですよね。
好結果が出たとしたら、なぜその結果がでたのかを分析して同じことを次回も繰り返せるなら同じ結果が出せそうです。例えば、テスト2週間前から勉強を開始した。次回もそれはできる、なら同じ成績を出すことはできると思いますよ。
今回は極端に成績が悪かった。→ムキー!感情のままに子供を叱るではなく(気持ちはわかります)、なぜ成績が悪かったのかを考えるのが重要です。
問題は解決できますし、問題を解決した経験が自分を成長させるのでいいチャンスです!勉強と一緒です。✕がついたらそれを○に変えたら成績アップ。✕は宝物という発想と同じです。
例として成績が悪かった原因が勉強しなかったからだとしましょう。
そうしたら数値化して考えましょう。いつもはテスト10日前にテスト勉強を始める。平均3時間勉強する。→合計30時間の勉強をしている。
でも今回は4日前に勉強を始めた。合計12時間しか勉強しなかった。たしかに勉強量が少ない。
では、なぜ今回は4日前に勉強を始めたのか?→なんとなく。とかフワッとした原因が出てくると思います。でもなんとなく、だとよくわかりません。
スマホいじくっていて時間がなくなっちゃう。TikTokを見ていたらあっとういう間に時間がすぎる。ゲームしていて終わる、とかそんなとこだとしましょう。
じゃあ次回もスマホでそうやっていたら同じこと繰り返すよね?じゃあどうしたらいい?
というのが対策の例になると思います。親が主導して、解決策を全部だして、子供がそれを実行するだけ、とならないようにお子さんが考えるようにするといいと思います。話を聞いてあげて、ときに提案するぐらいがいいでしょう。
こうやって問題を解決できる力は、勉強だけでなくあらゆることに役立ちますよね!
偏差値・点数などの数字(定量情報)は大事ですが、数字以外の情報(定性情報)も大事です。
英語の点数が低い⇒なぜだろう?⇒文法が理解できていない⇒英語の文法を中1の内容からやりなおす。
英語の点数が低い⇒なぜだろう?⇒授業中に寝ている⇒なぜ寝るのだろう?⇒夜中にスマホでゲームしている⇒夜中にスマホでゲームしない。授業をちゃんと聞く。
英語の点数が低いことは同じですが、打ち手はかわってきます。
打ち手を考えるには授業の状況(=定性情報)を見ている僕や学校の先生の話を聞くといいでしょう。ご相談ください。
今回は社会が悪かった。
→解決策:社会の勉強をあまりしなかったので、次回は社会の勉強をやる(裏返すだけの浅い解決策)
これ、うまくいくと思います?
あんまりうまくいくイメージないですよね。次回もまた社会の勉強量が少なくて社会の点数が悪いか、社会をたくさん勉強して理科の点数が悪くなったりするんですよね。
社会の勉強をなぜしなかったの?
いやー、今回は歴史が多くて、歴史は私あんまり好きじゃないので後回しにしちゃったんですよね。
なんで歴史が好きじゃないの?
んー…、暗記ばっかりでつまらないじゃないですかー。
そうなんだ。歴史モノのマンガよんだり、映画みたり、TV見たりしたことある?ゲームでもいいけど。
いやー、そういうのはないですねー。
歴史が好きじゃないから後回しになっているのが原因。
だから解決策①は、歴史を好きにすることですよね。また次回も好きじゃないことがでてきたら、後回しになってそこの単元の点数が下がりますよね。
(もう一つは好き嫌いに左右されずに、均等に勉強できるようにするという方法もありますが、時間がとれるならまずは好きにするアプローチをして、時間がないなら(高校入試直前など)好きじゃなくても勉強する方策を取る感じですね。)
だから歴史のマンガを読んだり、歴史ゲームをしたりして歴史に興味を持つっていうのが重要ですよね。
えー、でも歴史のマンガってつまらないじゃないですか
それって学習マンガでしょ?確かにあれはあんまりおもしろくないよね。だからアレとアレをまずは読むといいよ。…
と、こういう感じで原因の裏側を考えていく。問題の本質を考えていくことが重要です。
社会が悪かった→次回は社会を頑張る、みたいな解決策になってないレベルで止まっているケースが非常に多いです。
テストの点数を平均化したがるケースがよくあります。
数学100点、英語80点、理科80点、社会80点、国語60点
国語をどうにかせねば…
そう思うのは自然だと思います。
まあでも高校入試の仕組み上、合計点勝負なので全教科80点でも400点、数学ができて国語ができなくても400点。同じ400点ですよね。
確かに60点のものを80点に伸ばすことはできても、100点を120点にすることはできないので、その考えもわからなくはないです。
スプレッドシートというアプリを使って、成績が確認できます。(本人・保護者・小池の3人にしかわからないようにしてあります。スプレッドシートのURLがわからない場合ご連絡ください。)
スプレッドシートは、拡大されすぎていて見にくいと思います。2本指でピンチアウトする(縮小する)と見やすくなります。
ピンチアウト:2本指を広げるような動き。縮小することができる。
合格可能性が80%だと濃い青、60%以上だと薄い青…という感じです。
総進図書の公表している偏差値を基準にして、本人の偏差値がその学校の偏差値をどれぐらい上回っているか(下回っているか)で計算をしています。
この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!