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問題を間違えたときにバツ直しをすると思う。みなさんはバツ直しをするときにどんなふうにしているか?赤で答えを写すだけ?それじゃいつも同じ問題で間違えて、何度やっても進化しないはずだ。
フェニックス一輝のように、「同じ技は二度も通じぬ」という聖闘士になりたい。一度問いた問題は二度と間違えない。そんな暗記パンのある世界に行くにはどうしたらいいかを考えてみたい。
本記事の著者
高校で学年ブービーから、早稲田、慶応、上智大に合格→リクルートで法人営業を約4年間→館山市で学習塾ランゲージ・ラボラトリーを運営し12年。地域の人気塾になりました。
小学生は思考力を鍛え、中学生は地域トップの公立高校に進学する支援をするのが得意です。<詳細>
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いいバツ直しってどんなものだろうか?僕は以下3つがポイントだと思う。
これは本来自然とやっていることだと思うが、できていない子もいる。
同じ問題を同じ用に何度も間違える子も多い。やってもやっても進化しない。その子たちは、社会や理科の暗記問題はできるが、英文法など理屈を伴うものができない。おそらく✕なおしの仕方に原因がある。
当塾には、バツ直しをして提出する課題がある。(✕→○に変えるところを重視している。)
これは実際の生徒のバツ直しのノートだ。
間違えた問題のみ書かれているのだが、3~5をみるに疑問詞の疑問文のつくり方を理解していなかったんだろう。
「★疑問詞+疑問文」とあるように原理原則に立ち戻れている。きっと今後できるようになるだろう。3~5はすべて同じ問題として理解できたと思うので、次回以降できるようになっただろう。
伸びない生徒は英文そのものをただ写すだけ。理屈を理解しないで、文章ごと丸暗記しようとする。そんなのできるわけないし、単語を組み替えて別の文章を作れない(=応用が効かない)。
それに対してこのバツ直しノートはどうか。間違えた理由が書いてあるが(manyをanyにした)manyとanyの違いはわかっているのだろうか?
間違えたものを整理する必要がある。またany~いくつかのではあるが、他にもいくつかの~(some)がある。それとの使い分けもよく分からなかったとしたら派生して整理していく必要がある。
本人に聞くとmanyとanyの違いがやはりわかっていなかった。これでバツ直しができているつもりになっていた。だからできるようにならない。
manyをanyにしたのは表面的理由で、ではなぜmanyをanyにしたのだろう?→manyとanyの違いが分からないからだ。manyとanyの違いってなんだっけ?調べよう。と自分が納得するまで考え調べることをサボってはならない。
beforeとafterを混乱したのだろう。下に整理をしている。
thシリーズは混乱する人が多い。
theseこれら、thoseあれら→theyそれら、と変わることが整理されている。
これもなかなか残念だ。間違えた理由がわからなかった、で止まっている。おそらく「あなたはスポーツを楽しみますか?」を英文にする問題だと思うが、何がわからなかったのかを考えようとしていない。
この状態だと対面して質問されるときにも、「先生、この問題がわかりません。」「何が分からないの?」「全体的に」という状態になる。わからないところを特定しようという気持ちがない子は伸びない。甘えが強く、自責マインドが低い。
この問題でどこが分からないのか、分からない場所を特定していきたい。可能性があるのは、
じゃないかと思う。
考える手順だとしたら、まず肯定文をつくり、そこから疑問文にするという手順をふむ。「あなたはスポーツを楽しむ」と肯定文をまずはつくり、そこから疑問文にすればいい。(いつも塾で説明している。そして、この問題の解説の際に説明している。)
その場合のバツ直しはこうなる。
「楽しむ」という単語がわからなかったのかもしれない。楽しい=funと思い浮かんだが何か変だな?と感じたのかもしれない。なぜ答えはenjoy?と思ったなら調べた結果、このような✕なおしになるだろう。
(尚、enjoy、fun、interestingの違いは解説した。)
funは形容詞でyou主語の直後にはおけない。主語の次は動詞が来るからだ。
同じ問題を間違えたとしても、自分が何がわからないんだろう?と自問自答することが必要不可欠だ。
最近僕は筋トレにハマっているが、やればやった分だけ筋肉が大きくなるので筋トレは楽しい。ただ以前は理屈を理解していなかったので、ただ辛いだけで筋肉が大きくならなかった。それじゃあつまらなかった。筋トレ自体の辛さは変わらないが、即座に結果が出るので筋トレ後、鏡を見てウットリする。(気持ち悪い)
勉強も同じだ。バツ直しがちゃんとできれば、即座に結果がでる。次回間違えなくなる。やればやった分だけ結果が出るのでどんどん楽しくなる。
という人はバツ直しがちゃんとできていない可能性がある。
3回書いて練習をする。その際に混乱している単語があるなら整理して両方練習する。1回目は見て写すことになるが、2回目、3回目は見ずに書くこと。3回とも写していちゃ覚えられない。
途中式を丁寧にかき、もう一度解き直す。これも写してはダメだ。青チェックペン+赤シートで隠して、もう一度新しい問題として解き直す。わからない原因がもっと手前にあるなら、手前のところから解き直す。
例えば中1文字式(割合)がわからない原因が、小学校の割合にあるなら、小学校の教科書をひっぱりだしてもう一度確認すればいい。
写すのではなく解き直す、わからない原因までさかのぼるのが重要だ。
なお文章題問題で問題文を写す必要はない。その代わりP323⃣(2)など、必要とあれば問題文をたぐれるようにしておいてほしい。
Lv1 | 赤で答えをうつしておわり。 |
Lv2 | 解説は読むが手は動かさない(解き直さない)。 |
Lv3 | 解説も読み、手を動かす(解き直しをする)。 |
Lv4 | 1週間後にもう一度解き直す |
Lv5 | 類題を探してやる |
Lv3ぐらいまではなんとかやれる人も多いが、Lv4、Lv5はハードルが高い。
Lv4では、一度解いたプリントをストックしておき適切なタイミングで引っ張り出さなければならない。(プリント管理が崩壊している人には難しい。)
Lv5では、類題を探すのがめんどくさい。類題を探せるような教材を持っていない場合がある。
間違えている文は書く必要はない。原理原則となるルールに立ち返って確認をしてほしい。くれぐれも「分からなかった」で終わらないでほしい。それではできるようにならない。
バツ直しをしていると、どうしても分からないことがあると思う。
「調べる→人に聞く」という手順が正解だ。
まずは調べよう。教科書が便利だ。場合によってはネットで検索してもいい。それでも分からなければ、人に聞けばいい。ぜひ僕に質問をしてほしい。
バツ直しをすると質問したいことが出てくるはずだ。こうして問題解決をする経験をすると、できなかったものをできるものに変えることが当たり前になってくる。
バツを恐れなくなるし、どんどん成長していくので勉強が楽しくなるはずだ。
わからなければ友人・先生に聞こう。LINEで聞いてもらってもいいし、実際こんな感じで質問している子もいます。
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