よく皆さんから「VもぎとSもぎのどちらを受ければいいんでしょうか?」というご相談をいただきます。今回はそんなお悩みに応えていきたいと思います。
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VもぎとSもぎの違い
千葉県高校入試の2大模試はVもぎとSもぎです。
運営会社が異なります。
Vもぎ | Sもぎ | |
会社 | 進学研究会 | 総進図書 |
実施地域 | 東京・千葉・他 | 千葉のみ |
設立 | 古い | 新しい |
特徴 | 塾がよく利用している | 学校が利用している |
レベル | Sもぎより難しい | Vもぎより簡単 |
Vもぎ・Sもぎどちらをうければいいのか
結論:どちらでもいい
どちらも千葉県立高校入試に似せたものです。なのでどちらの模試をうけてもいいというのが結論です。
ただ微妙な違い・受け方のコツもあります。(違いについては後述)
同じ模試を連続して受けたほうがいい
同じ模試を連続して受けると、偏差値の推移がでます。自分が伸びているかどうかを知るのに大事な指標です。
私立志望なら私立Vもぎ
Vもぎには、私立模試があります。私立志望・それもある程度難しい私立を志望しているならVもぎの私立模試がおすすめです。
国語・数学・英語だけの3教科。
数学は県立だと立体の難問はあまり出ませんが、私立では頻出。傾向にあった問題をとけます。
簡単なほうが良ければSもぎ・そうでなければVもぎ
Sもぎのほうが問題が簡単です。だから簡単な模試を受けたければSもぎ、難しいほうがよければVもぎがおすすめ。といってもそれほど大きな差はないですが。
VもぎとSもぎの日程
Vもぎの日程
6月から1月まで毎月実施。
Sもぎの日程
6月から1月まで毎月実施。
VもぎのSもぎの偏差値の差
Vもぎのほうが偏差値が低くでる
Vもぎはもともと学習塾でよく利用されている模試で、Sもぎは公立中学にもおろされている模試です。レベルの高い受験者が多いのがVもぎです。
偏差値は人と比べてどれぐらいの位置にいるかを測る指標なので、受験者のレベルが高いと偏差値は低くでます。
例えばSもぎでは偏差値65だけど、Vもぎだと偏差値63になるということがありますが、実力が下がっているということではありません。
高校の合格偏差値
志望校の偏差値が65、自分の偏差値が65だとすれば、60%の確率で合格できるということです。
模試の運営会社は追跡調査をしています。受験者が模試を受けたときの成績と、その後受かったのか落ちたのかを調べています。(塾や学校が協力しています。)
偏差値65の人たちが100人いて、60人受かっていればその学校の偏差値は65になるということです。
自分の偏差値と高校偏差値のつきあわせ
V模擬偏差値なら、V模擬偏差値でつきあわせしましょう。
VもぎとSもぎの難易度の違い
Vもぎのほうが難しい(と言われている)
もともと学習塾からひろまったVもぎは受験する層のレベルが高いです
自宅受験が可能
コロナの心配もあり、自宅で受験をしたいという思いもあるかと思います。自宅模試も可能ですのでご安心ください。
ただ時間管理をしっかりできるか、自力でとくことをどう担保するかという問題はあります。